にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

即興小説を書いてきた。イベントで。

即興小説を書いてきた。イベントで。
バケツさんが主催の『バケツズのアドリブ・ライティング〜幕間にプレゼン〜』に参加してきました。


note.com
↑バケツさんが書いた告知記事。

わたくし両目洞窟人間と柴井貫喜常さんが10分ずつ交互に起承転結で即興小説を書いていき、その合間でバケツさんが全力のプレゼンをするというイベント。
はたしてお客さんにはどう見えていたんでしょうか。結構、カロリー高めなイベントな気がします。でも、意外と食べやすい、飲みやすい、そんなカロリー高めイベントだったような気がするとやってた側からは言いたいような気もする。

というわけで私は久しぶりに即興小説をやりました。
即興小説は以前バケツさんがよくイベントを開いていまして、私も何度か参加させてもらったことがあります。
というか即興小説バトルの大会があり、そこで優勝したこともあったのです。
それが2017年の秋頃で、もう6年も前のことで驚いてしまうのですが、私はそこで優勝したことで、書くことに対して自信を持っちゃったりなんかして、書くことに前のめりになり、今にいたります。
言い換えると、即興小説イベントなくして、今の私はない。少なくとも今の形ではなかったと思います。

で、今回、5年ぶりくらいにこうやって即興小説をやるっていうのでお誘いを頂き、しかも5年前とかに共演した柴井貫喜常さんとまた即興小説が書けるってのでとても嬉しく思いました。
同時に書けるかな…即興で俺、小説書けるかなって思ってたんですけども、実際に始まってみると、筆が進んで、超楽しかった。
今回、即興小説はバケツさんが考えたカードゲーム「物・語・王」というのに沿ってやったのですが、これがまた楽しい要素になっていました。
要するに5W1Hを決めていくゲームなのですが、いいアクセントになっていてというか、カードが揃っていくことで物語が既に立ち上がるのがとてもいいなと思ったりした。
これはバケツさんの「物・語・王」を実際に体験してほしいと思う。
思った以上に、物語が立ち上がるし、その立ち上がる感覚が気持ちいいと思ったから。
で、私はジャンルホラーで書き始めたのだけども、なんていうか、ホラーを真の意味で書くのは下手なんだなって思ったりした。
ホラーってジャンルも大好きだし、怪異とか大好きなんだけども、怖がらせることに向いていない。
だってホラーで幽霊が出てくるっていうアタックシーンでスヌープ・ドッグを出してしまった。
大麻を吸ってるスヌープ・ドッグを出しちゃった。
もうね、自分の癖みたいなものが、即興小説はめっちゃあぶり出されちゃうなって思ってしまった。
対する柴井貫喜常さんが、読み手をちゃんと冷たく突き放すようなオチをつけて、うわー!やられたーと思っていたら、案の定観客投票でも負けてしまいました。めっちゃ悔しい。やりたい放題やりすぎた。
柴井貫喜常さん、強かったなあ。私が自由奔放に、というか好き放題書いたのを、ちゃんと回収していって、強いなあと思いました。
悔しい。ちゃんと悔しいって思っちゃったよ。
でも、普段、一人で創作してるとこんな気持ちになることってない。悔しいって気持ちもだし、協力して作っていく楽しさもないし、短時間で物語をひねり出す、そんなのもないから凄く楽しいゲームでした。
即興小説いいですね。
サウナくらい流行ったらいいのにって思っちゃった。


バケツさんのプレゼンも面白かったです。
清竜人のプレゼンも最高だったし、それそれ!となった。
時をかける少女』に出てきた高瀬くんを救うプレゼンはめっちゃ笑ってしまったし、終盤狭い空間を走り回って叫びまくる姿には、ちょっと感動してしまった。
本当に良いプレゼンだったなー。
バケツさんのプレゼン、なんていうか、あんまりまだ誰もやってない形のプレゼン芸なのかもって思った。
好きなものを語るってのが本当に上手だと思うし、バケツさんの豊かすぎる想像力と熱すぎる熱量が、展開される様は本当に見ていて気持ちいいと思う。
続けてほしいなあなんて思ったりしました。

楽しかったな。
本当楽しいイベントでした。
最近、小説書くの煮詰まってたけども、なんかいい刺激をもらったような気がする。
考えすぎて動けなくなることが多いけども、時間制限がある即興小説をやると「考える前に動け!」と言われているようでとてもいい。
なんか書く楽しさを思い出すような日でした。
またぜひぜひ。


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