にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

日記 2022/12/12~2022/12/18『ずっと真夜中でいいのに』、『ツイン・ピークス』、『M-1グランプリ2022』

日記 2022/12/12~2022/12/18

 

2022/12/12(月)

 

ちゃんと眠ることができずひたすらラジオを聞いていた。

聞いたのは有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』、『にぼしいわしのアクウカクウカン』、『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』の三本。

『にぼしいわしのアクウカクウカン』ではいわしさんがアキネーターを知らなかったという話から「自分は物知らずやねん」という話をしていて興味深かった。

自分も「物知らず」な側面がめちゃくちゃにある。アキネーターは知っていても、その他のことは全く知らないとかざらだ。そもそも全てのことを知ることはできない・・・という前提を持ってしてもなんとなくある「社会常識」であったり「一般教養」のようなものが自分には欠けていると感じている。こういった心の隙間を抱えている。日本史とか全くわからないし、かといって世界史もわかってないみたいな。あと数学も全然みたいな。私は大学を国語と英語だけで入りましたし。

「物知らず」な自分をどう受け入れていくかとか、どの分野を鍛えていきたいとか考えた方がいいかも。

ちゃんと政治のことを知るとか、スラムダンクとかHUNTER×HUNTERとかは読んでおくとか、そういうことを私は本当はやっていきたい。


『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』ではスペシャルウィークゲストのかが屋の賀屋さんが4500本コントを作っていたという話がリスナーに衝撃を与えていた。

4500本!月に100本を作るのをノルマにしてるらしい。うひゃー。凄すぎる。

自分の書いた小説って70本かそれくらいだった気がする。

そう思うと4500本という数字が途方も無く思える。

もっと書かなきゃな・・・と思ったりしました。

今、書いている小説あるけども、在宅介護の疲れでなかなか書き進めることができていない。

書く熱が失われる前に書き進めたいと思うけども、書けるだろうか。

あと佐久間さんは本当仕事しているなあと思う。自分も仕事山ほど出来る日はやってくるんだろうか。もうそんな未来は閉じちゃったんだろうか。何が自分にできるんだろう。社会復帰ってどうやったらできるんだろう・・・。

 


サンドリはいつものサンドリでした。安田(さん)がアシスタントの月はやっぱり楽しい。

 


ラジオを聞いていたら朝7時になったので、父の朝ご飯を作って、インシュリンを注射して、朝ご飯を食べさせて、ゴミを三袋捨てに行った。

朝からよく頑張ったと思う。

うとうとしていたら、9時に看護師さんがやってきてその応対。

その後、11時にリハビリの人。それから色々あって12時にヘルパーさんも来る。

というわけで午前中はどたばたしていたけども、昼になったら父親が昼ご飯が食べたいと言うので、またインシュリンを注射して、カップヌードルを作って食べさせた。


ちょっとうとうとしていたら、夕方前くらいに母がやってくる。

食事を前に、父の下の世話をすることになったが、私は何もできず。

母が処理をしていて、凄いと思うしかできなかった。

介護が始まって2週間ほど経つけども、どうしても汚いものと接することになる。

ヘルパーさんや看護師さん、そして母への尊敬の念がどんどん高まっていく。

自分は怯えて何もできなかった。


晩ご飯前に父にインシュリンを注射。だんだん慣れてきた。

それから今日は作る気力がなかったのでお弁当が届く。

私はカツ丼を食べた。

晩ご飯を食べながらぽんぽこちゃんねるの街中華回を見たり、食事が終わってからピーナッツくんの耳掃除の回を見たりした。耳垢の悪魔と言うくらい耳垢がごっそり出てきてめっちゃ面白かった。私は耳掃除動画を見るのが好きなので、そういう意味では夢のコラボ動画だった。


ぼのぼの』の1巻を久しぶりに読み返した。

自分の中で当たり前のものとして存在している概念が『ぼのぼの』の1巻に出てきたものだとわかって軽い衝撃を受けた。この漫画が精神的に深く影響を与えていたなんて。

今のぼのぼのよりも体型がぼよーんとしていてかわいい。

アライグマくんの声はやっぱり藤原啓治さんの声で読んでしまう。

昔のぼのぼののアニメめっちゃ好きだった。今でも年に1回くらいはぼのぼのがキノコを食べてバッドトリップする回を見返しています。

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渡辺電機さんの『父娘ぐらし』を読んだ。

55歳の漫画家が突如として8歳の娘の父親になるという漫画みたいな本当の話。

このまま特に何もなく一人で生きていくんだろうなと思っていた作者の人生が本当ごろっと変わる様がコミカルに描かれている。

本当子育ては大変だなあと思う一方で、どこか楽しそうだと思ったし、何よりガラッと人生が変わるってとてもいいなと思い、読みながらどこか羨ましく思っている自分がいた。でも本当大変だと思うんだけども。友人の子育ても大変そうだし。

子供を育てるって本当凄いなって思う。

自分も32歳なのに未だ親からすると子供って立場なの、申し訳なく思ってしまう。

思わなくていいかもしれないけども、まともな道を生きれてなくてごめん・・・ってなってしまってる。

最近はそう思うことが増えてきた。よくない傾向だ。

 

 

 

 

21時にヘルパーさんが来る。

それが終わると父が眠って、ようやく肩の荷が降りた感じになり、こたつで1時過ぎまで寝てしまった。

そこから妙にまた目がさえて起きてしまい、なかなか寝付くことができない。

GERAで『ぱーてぃーちゃんの絆Nightふぃーばー』の#31を聞いたりする。

冒頭の入れ替わりが、まじで何起きてるかわからなくて超戸惑いながら聞いてしまった。

良い戸惑いの時間だったな・・・。

 


在宅介護はどうしても隙間時間しかないってことに気がついて、片耳だけでも聞けるラジオやぱらっと読める漫画くらいしか手が出せない。本当は色々と摂取したいものがあるし、小説も書きたいけども、どうやってそれを頑張ればいいか、自分の中でまだ何もわかっていない。

 

 

2022/12/13(火)

 

朝までまた眠ることができなくて、GERAでラジオを聞き続けた。

寝れないときは金属バットのご両人の声を聞いていると落ち着くのでどうしても「金属バットのMUSIC SOUND」を聞いてしまう。

youtubeでやってるラジオ『金属バットの声流電刹』も好きだけども、あちらはちょうど眠たくなってきた頃に広告が入ってくるので集中できないってのがある。

なので寝ようとするときは『MUSIC SOUND』派です。

金属バットのご両人のラジオは、どこまで意識しているかわからないけども、過度におもしろくしようとしていない部分が好き。面白いんだけども、面白すぎないというか。

二人にしかわからない話も突然始めたりするし。

なんていうか、駄話を聞いているという感覚がある。それが好きです。

 

 

朝になってようやく寝ることができたと思ったら、今度は寝続けて15時まで寝てしまう。

うわぁ、と起きた私は急いで準備をして、淀屋橋まで向かう。

高校時代の友人に誘われて『ずっと真夜中でいいのに』のライブを見てきた。

今年、友人に誘われるまま通っていたら、ずとまよのライブは3回目。

めっちゃファンみたいだ。

というわけで「ずとまよ」のライブ。

ネタバレになるとかでセットリストは書けないそうだけども、なんていうか、生きづらいと思いながらも生き急いでる人という気持ちになってしまうのだった。

高速に回転するミラーボールを見ながら、生き急いでるなあと思ったりしたのだった。

実情はわからないけども、多分家で猫を愛でたりしている時間が一番幸せと思っているのかもしれない。

けども、創作はしてしまうし、人前にも出てしまう。それに楽しさも苦しさも感じてる。矛盾とか生きづらさとか、苦しいこととか、一瞬の楽しいこととか、そんなのが詰まってるライブだった。


10代や20代前半が多めのライブ会場で、32歳の私は多分この子らが今、刺すように感じているあの生きづらさはもう感じなくなってるのだと気がついたりした。

忘れていたけども、10代や20代の生きづらさは常に毒状態で歩いているような生きづらさだったと思う。フラッシュ点滅でHPがぐんぐん減っていくような。

32歳になって、というかいつからか私はその生きづらさは感じてなくて、そこからは遠く逃げることができた。

ただ、それ以外の生きづらさというか、この先どうなってしまうんだろう私は、とか、家族のこととか、死のこととか、そういうことでやっぱり生きづらさというか「人生の辛み、苦み」は相変わらず感じている。

でも、ACAねさんが歌うような、会場で観客が思いを乗せるような、ある種の生きづらさからは私は逃げることができた。

それだけは多分、事実で。それは良かったのかもしれないと思ったりもした。

まあ、もう若くないってことっすよ。32歳になっちまったよ。これからはどんどんおじさんになっていくんだ私は。


それにしても『あいつら全員同窓会』は本当に良い曲ですね。

めちゃくちゃに良い曲だと思う。

私はこの曲を聞く度に「うおお!あいつらめ!!」と思う。仮想敵あいつらと戦う。もしくは戦ってた頃のことを思い出す。

『ずっと真夜中でいいのに』を聞いて思うのは当事者としての音楽じゃなくて、生存者として懐かしむような気持ちが強いのかも知れない。

だからずとまよのライブで、曲を呆然としながら聞いていた、前の席の彼のための音楽なのだ。

 

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それはそれとして「ずっと真夜中でいいのに」のライブを見た後にvaundyのアーティスト写真のモノマネをする私。

 

 

ライブを見て、友人と梅田に行き、紅虎餃子房で晩ご飯を食べた。

友人とはライブ良かったなーって話をしたり、youtubeのショートで見る動画の話をした。ブレイキングダウンの「淳士、久しぶり」でひとしきり笑ったり、走るチャリから降りてダッシュをしたあとにまたそのチャリに乗る動画とかあるよね、で笑ったりした。

 

 

梅田で友人と別れ、帰宅。

移動中は細野晴臣のラジオ番組Daisy Holiday!』のLAUSBUBゲスト回を聞いていた。

LAUSBUBの二人が細野さんに緊張しながらも質問していく。

「コンピューターと同期して演奏する楽しさについての話(YMOは同期して演奏するのが楽しかったという証言!)」や「細野さんの旅の話(YMOのツアーで行ったロンドンの楽しさという証言!)」や「細野少年は漫画家になりたかったという話(同級生に三丁目の夕日の作者がいて、彼が上手くてかなわないと思ったから音楽をやることにしたという証言!)」にLAUSBUBの二人と同じく「へー」といい話を聞いた気持ちになった。

LAUSBUBの二人はめっちゃ緊張していたけども、作ってる音楽は超かっこいいし、同時に細野さんもLAUSBUBもまとっている空気感は同じようなものがあるなーと感じたりした。

かっこよすぎて、私はこういう大人になりたいなあと細野さんの話を聴きながら思ったりしたのでした。

 


友人から送られてきたPEOPLE1の「銃の部品」と「怪獣」を聞いて「めっちゃかっこいい!」となった。「常夜灯」しか知らなかったので、こんなエモい方面の曲もあるんだと興奮した。

 

 

帰宅後『ぼっち・ざ・ろっく!』第10話を見た。

廣井きくり!廣井きくり回じゃないか!!!

まさかの廣井きくり回に私はとても興奮してしまった。

しかも廣井きくりのバンドはサイケデリックバンドってことで、うねるベースに変拍子、それに加えてサイケデリックな映像となにこれ最高じゃんってなったりしたのでした。

にしても廣井きくりが学生時代根暗だったという話が出てきて、私の脳みそは焼け焦げそうになったのだった。

廣井きくりが「人生つまんねー。ロックに生きてやる」って思うまでの間には数々の変化があったはずだ。私はそれを見たい。読みたい。

例えば、学校帰りにTSUTAYAの試聴機でゆらゆら帝国のベスト盤を聞いてみようとなり、1曲目の『グレープフルーツちょうだい』でくそみたいな世界に光を見いだす瞬間とか。

その音楽が頭から離れなくて登下校中も聞いている廣井きくりとか。

ベースをスタジオのアンプに繋いでデカい音を鳴らした瞬間の廣井きくりとか。

酒を飲むようになったのもライブの緊張をごまかすようになったからとか、もう私の脳みその許容量を超えて壊れていたのかもしれない。

廣井きくり、絶対に同窓会には行ってなさそうじゃないですか。そういうのが最高だって話をしたいんです。

ライブ前にゆらゆら帝国の「人間やめときな」を鼻歌で歌いながら、酒を飲んで、そしてステージに向かう、そういう廣井きくりが見たい。

そうか、こういう気持ちをなんとか消化するために人は二次創作とかするのか・・・

初めて二次創作がしたいと思った。

でも二次創作するならちゃんと原作は全部読んでおきたいし、あと元ネタと言われてる八十八カ所巡礼も聞いておきたいし、色々とね、ちゃんと準備してえ。

あと二次創作の文体ってどうしたらいいんだ。絶対に一人称では書けないだろ。

とりあえず絶対「廣井きくりが音楽に出会う瞬間」の話は書こう。まじでそれはやろう。

 

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またもやちゃんと寝れない感じになって音楽を聞き始める。

廣井きくりからゆらゆら帝国を延々と聞いたり、AppleMusicのはじめてのGRAPEVINEのプレイリストを再生しながら、GRAPEVINEのインタビューを唐突に読み漁ったり『光について』という曲が好きになったりアルバム『新しい果実』をまた聞いたりそこに収録されてるリヴァイアサンが好きになったりした。

細野晴臣のプレイリストを聞いたら、知っていたことだけどはっぴいえんど”の『風をあつめて』もそういえば細野さんか~ってなって大体この人やんか!と思ったりしたのでした。

細野さんのプレイリストを聞いてるうちにやっと寝ることができた。

 

 

2022/12/14(水)

 

朝8時に一旦起きて、朝ご飯を食べて、看護師さんがやってくるのを待った。

9時半に母が美容院に行ったので、そこからは看護師さんが帰るまで待機して、それが終わったら、また寝た。

今日はその他、リハビリの人や、車椅子を持ってきたりと色々あったけども、おぼろげな記憶しかないのはほとんどの時間を寝ていたからです。

夕方くらいに起きたので、そこからは父の応対をしたり、またインシュリンを打ったり、晩ご飯を出したり、その他いろいろをやったりした。

父があれこれ言うのに、母が怒ったりするので「わ~」と戸惑ったりしてしまう。

32歳だけど親のもめているのを見るのは辛い。

 


ぼっち・ざ・ろっく!の原作2巻をアニメでやっているところまで読んだ。

ぼっちちゃんが真面目に授業も受けているのにテストの点数が低いって描写で自分の学生時代を思い出したりしました。私もちゃんとノートを作ったり、テストの勉強をしていたのに、赤点取ったり、単位を落としたりするタイプでした。

未だにテストの点数が悪くて高校を卒業できない夢や、大学から卒業できない夢をよく見ます。

 


21時にヘルパーさんが来たタイミングでまた寝てしまった。

23時頃に起きる。NHKでサッカーデイリーハイライトを見ながら、父に歯磨きの準備をしたりする。

 

24時頃に自分の時間を手に入れることができたので久しぶりに『イモータリティ』をプレイする。

わかりそうで、わからないが続いてもどかしい。

モノクロの映像が何を意味しているかわからない。ただ、徐々に「そういうことなのかな?」とは分かってきたけども、何もかもが断片的すぎて、気持ち悪い。

何かバチッとわかる瞬間は来るのかな・・・それとも来ないままなのかな・・・

 

 

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』第4話を見た。クーパー捜査官はドッペルゲンガーに間違われて、その家庭に戻ることへ。その妻を演じてるのがナオミ・ワッツで「わっ!」と驚いたりした。

ツイン・ピークス・・・と言いながら物語のほとんどがツイン・ピークス外で進行しているけども、久しぶりにツイン・ピークスに戻ったら「あいつが今はこうなってるの!」とか「あの子がこんな大きくなって・・・」という同窓会的な時間が流れる。

その一方で、延々と続くのがコントみたいな時間で「これは笑っていいの?というかギャグとして描いているよね・・・」と戸惑う時間が第4話の大半を占めていた気がする。

デヴィッド・リンチ世界すぎて、今の流行りの海外ドラマ的な「真面目さ」や「強度」は実はないんだなと思うようになってきた。それよりも翻弄されるように見るべきなんだろうな。映像のルックにだまされていた。だまされるな。デヴィッド・リンチのやってることだぞ。

 

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2022/12/15(木)

 

めっちゃ寝てしまう。今日、実家に帰ろうと思っていたけどもしんどくて帰るのを諦める。日中の記憶がほとんどない。寝ていたかぼんやりしていた。


晩にまた父にインシュリン注射をしたりご飯を食べさせたりした。


ポッドキャスト川島明のねごと』を聞く。ラジオの中で建設途中と言われていた天津向のマンションを見に行く回。

めちゃくちゃ面白かった。

ちゃんと完成していてがっかりしたり、かと思えばエレベーターは謎の表示をしているし、廊下は半生だし、クローゼットからは謎の服が出てきて他人の家疑惑が出たり・・・

人の家に行って失礼なことを言い続けるだけの回なんだけども、とても面白くて1時間があっという間だった。

 

22時に大学の先輩から電話がかかってきて1時間ほど喋る。

少しでも気が楽になることを言えるように心がけた。

思うように生きるのは難しすぎるんだけども、生きていくしかないんだからなんとかやっていくのを思うしかない。

それも難しいことだけど。でも、のたれ死ぬのも難しいなら、生きていくコツみたいなのを見つけるしかなくて、私もそれは見つけれていないけども、お互いに頑張りましょうねと話すしかなかった。

先輩から「楽しいことあるやろ?」と聞かれて「最近はさっぱりっすよ。ラジオ聞くくらいですよ」って言ったら「限界やな」と言われた。

ラジオは楽しいですよ!ただ、ラジオ聞くのが楽しいの最上にある日々からは抜け出したい気もする。でもラジオは面白い。本当面白いんだから。

 

『イモータリティ』を1時間ほどプレイする。さっぱりわからねえ・・・となりつつ、謎めいた映像も徐々に集まってくる。何か思っている以上の真相がある気がしてきた。

 

ツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』第5話を見た。

相変わらず朦朧としているクーパー捜査官。ダギーというドッペルゲンガーに間違えられて彼はダギーの家庭や職場に行っては「おわおわ・・・」と朦朧し続ける。習性のようにコーヒーに飛びつくのがかわいい。

一方でダギーは命を狙われていたとか判明するし、クーパーがカジノのジャックポットを42万ドルも解放したせいで、カジノの店長はぼこぼこに殴られる(そしてそれを見ているバニーガールたち)。

ツイン・ピークスでは若いカップルがコカインでハイになりながら車で移動。

その他、あのバーで禁煙なのにたばこを吸ったり女を平気で殴るような悪い奴も出てくる。多分、かつてのお医者さんだと思うんだけども、その人は陰謀論者になってその様をネットに公開中。(何故この人から第1話って始まったの?という疑問が出てくる)

悪の方のクーパーのドッペルゲンガーは刑務所で謎の行動。連動するかのようにブエノスアイレスで謎の機械が小さくなる。

わかんねえ・・・・・・。となりながらも面白いんだから不思議な作品だ。

 

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日記といいながらも自分のことは全然書けないなと思い始めてる。

楽しいことなら書けるけども、山ほどある悲観は書き始めたら切りが無いし、書く気力もなくて。

だから感想ばかりになってしまう。感想は書くの楽しい。いくらでも書ける。感想が無ければ、この日記の文字数は全く無い気がするのです。

 

 

 

2022/12/16(金)

 

 

前日、睡眠薬を飲んで寝たら、やっぱり効き過ぎてしまったのか、もの凄く寝てしまった。おかげで今日も実家に帰ることができず。それどころか日中ずっと寝続けてしまう羽目になってしまった。睡眠薬が根本的に身体に合わないというか、効き過ぎてしまうんだろうな。やっぱりあんまり飲めない。でも、寝れないという特性もあるし・・・。

過眠と不眠を繰り返しているような生活、数年続いてるけども本当なんとかしたい。なんとかならないかな。

 

18時頃にやっと起きるも、まだふらふら。

晩ご飯のオムライス弁当を食べながら「有吉・マツコのかりそめ天国」を見たりした。

U字工事のロケはとてもいいなあ。

旅館の朝食を食べるという企画があったけどもそれがとても良かった。

どぶろっくの下ネタ多めなロケ、トム・ブラウンのトム・ブラウンとしかいいようのないロケ、ずんのやすさんだけに厳しい飯尾さんが見れるロケ。三組ともとても良かった。

 


21時から友人とウォッチパーティーをするつもりが、まだふらふらしていて、結局できず。22時からその友人と1時間ほど電話をした。

素敵な朝食の話と邪悪な映画の話を同時並行でできるのはとてもいいなあと思ったりした。

 

電話を終えてまた寝てしまう。

アルピー平子さんが巨大ロボを操るというバラエティがゴールデンに行った途端、司会者が平子さんじゃなくなって「だからフジテレビはよー」と不満を感じるという夢を見てしまった。大枠が嘘なのに細部がリアリティあって困ってしまった。

 


2時半くらいにまた起きてしまった。朝まで眠れないとまたしんどい。

で、この時間に目が覚めてしまうと結局眠れないのは確定なので今日とてツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』を見る。第6話。

今回もいろいろ起きていた。

クーパーはもうダギー・ジョーンズとして生活しているし、借金はあったし、妻に不倫していたことばれたし、報告書に落書きをするし、片腕の男から「目を覚ませ。死ぬな」と言われるし。

一方でついにダイアンが登場。シーズン2と映画版は見ていないのでわかんないですけども、ダイアンってこれまで出てませんでしたよね。ずっとクーパーが「ダイアン」と話しかけていた、あのダイアンがついに。白髪でたばこを吸う女性だった。

ツイン・ピークスでは麻薬を乱用した男が子供をひき逃げ。老人が子供の遺体から黄色い何かが空に浮かぶのを見る。

小さい殺し屋(アイスピック使い)が出てきて、一人を殺すだけなのに、三人も殺すといういたずらに死体を増やしていくのを見てマルホランド・ドライブでもいたずらに死体を増やす殺し屋出てきたよなと思ったりした。

リンチさん仕事が雑な殺し屋好きなのかな。

毎回、最後に歌枠があるけども、今回はシャロン・ヴァン・エッテン!素敵な歌と素敵な雰囲気でほれぼれしました。

 

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2022/12/17(土)


眠れないしツイン・ピークス:リミテッド・イベント・シリーズ』第7話を見た。

ダイアンってずっとクーパーの姉だと何故か思っていたんだけども、部下だったんですね。ダイアンを演じるのはローラ・ダーン。この人もデヴィッド・リンチ作品常連だなあ。相変わらず表情筋を使いまくりて顔をゆがめて泣くのとか素晴らしいなと思う。

ダイアンは相当口が悪い。くそをつけないと喋れないくらい口がわるい。

悪い方のクーパーが刑務所から出て行くし、良い方のクーパーは殺し屋に襲われる。

でも良い方のクーパーは朦朧としているとは思えないほどの動きで殺し屋を撃退。

その時にあの「新しい腕」が出てきて「指を引きちぎれ!」と叫ぶ。

想像力と暴力ってとても相性がいいな。そんなことを思ったりしました。

首だけの死体の身元は軍人らしいんだけども、本当なら70代のはずなのに、検死結果は40代と出る。その上、頭部は相変わらず見つからない。(胃の中からはダギー・ジョーンズの指輪が出てきた)

こうあらすじを書いてても、なんのこっちゃとなるな。

でも毎話、あっという間に時間がすぎていく。なんだろう。このテンポ感、妙に心地良いな。

老人がよく出てくるドラマだ。そして老人は病気になりがちだということを伝えてくる。

元気であってほしいね。

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続けて第8話も見る。

かねてから噂になっていた第8話だけども、これは凄いわ・・・・・・。

一時間、私は一体何を見ていたのだろう?

一応なんとなくだけども「意味」はわかるんだけども、それにしてもその表現方法が凄まじすぎる。

というかツイン・ピークスの物語の起点を1945年のあれに持ってくるって一体どういうこと!

ナイン・インチ・ネイルズのライブのあとから続く全ての映像は恐ろしく、おぞましく、それ故に恍惚とするものだった。

デヴィッド・リンチにしか作れない作品だこれは・・・と震えた。

ドラマと映画の垣根なんて今やあってないものだけども、そんなフィールドをやすやすと破壊し「作家性」の限りを尽くす。

私はこんな映像を見ることができてとても幸せだと思う。

うまく解釈は出来ていないけども、やっぱり「善と悪」の戦いにここからはなっていくのだろうか。

そしてその「悪」があの爆発によって生まれたものだとしたら「善」の戦いは恐ろしく困難になるのではないだろうか。

それでも「善」が頑張るのを私は見たいと思った。

世界に「悪」が蔓延しているとしても「善」が善戦するのを私は見たい。

 

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ツイン・ピークス』を見終わったあと、父にインシュリン注射をして朝食を食べさせた。それから12時前くらいまで寝てしまって、お昼になったので父にまたインシュリン注射と昼ご飯を食べさせた。

私は日清焼きそばを食べました。

14時半にリハビリの先生がやってきて、父に歩行訓練。

それから、実家に帰る準備をしたり、母が買ってきたモスバーガーのチキンを食べたり、コーヒーを飲んだり、リビングのテレビでyoutubeを見たりした。

母がゆらゆら帝国の『夜行性の生き物三匹』のMVで大笑いしていた。「元気が無くなったら見よう~」と母が言っていてほっこりした。

その他にも八十八カ所巡礼のMVを見たり、人間椅子がカバーしたキング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』を見たりしているうちに、17時になったので雨の中実家に向けて帰宅することに。


www.youtube.com

 


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帰宅中は『あののオールナイトニッポン0』を聞いた。

あのちゃんのオールナイトニッポン0はこれで三度目だけども、聞くのは初めて。

一回目から聞いていた人からすれば「もう知ってるよ!」って話だけども、あのちゃんのラジオめちゃくちゃ面白い。

何度も笑ってしまったし、各方面への悪口も聞いていて不快感ないちょうどいい案配感。あのちゃん!としか言いようのないのんびりした喋り口調だけども、喋りはとても軽妙。

あのちゃんサンタのコーナーでのサンタ口調でリスナーのメールを散々切った後に「この口調は(笑い飯の)鳥人だね~」と言うのもとても良かった。

レギュラー獲得じゃないか?と放送中も言っていたけども、レギュラーどころか令和のラジオスターになるでこれは・・・・・・と思っていました。

あのちゃん、強いわ、強いわ、と私は震えてしまったのでした。

 

 

 

実家に帰宅。

弟が作ってくれた生姜焼きを食べながら木曜日の『ラヴィット!』のオープニングを見た。ペットボトルの水を二秒で飲んだり、着ている服を10秒で靴下に全部入れる芸人さんが凄かった(名前失念です。ごめんなさい・・・)。特にペットボトルの水の飲み方が想像と全然違うくてめちゃ笑ってしまった。

ヤジマリーと白桃ピーチよぴぴのコラボネタ、全然何を言っているのかわからなくて、それがめちゃくちゃ面白いって言う変なネタだった。何言ってるかわからないのに面白いってどういうこと。

 

 

21時から弟とポッドキャスト『はぐれラジオ純情派』を録りました。

今週も特に大きな話題は無く、まだ谷の時期だね~と言いながら、なんやかんや1時間喋りました。

雑談に花を咲かせてるような回だけども、もし良かったらぜひぜひ。

あらゆるポッドキャストサービスで聞けるはずです。

 

open.spotify.com

 

 

ラジオを録った後はここのところ在宅介護で家から出ることできてなくて運動不足の身体に鞭を打つために『リングフィットアドベンチャーを起動。

めちゃ汗だくになった。実家にいる間はなるべく毎日『リングフィットアドベンチャー』やっていきたいな。

 


お風呂からあがって、久しぶりにサイバーパンク2077』をやろうと思い立つ。とりあえず最初から。キャラメイクをやって、プロローグの終わりまでやった。

ここのところは全然ゲームも出来てなかったし、ゲームのやる気も起きなかったけども『サイバーパンク2077』の圧倒的なグラフィックと情報量の多さに感動してしまった。

とはいえプロローグだけで1時間も奪われたので、どれくらいできるかわからないけども、気長にプレイしていけたらなと思う。

あと私はゲーム内文章を読むの好きです。でも斜め読みしがちで意味がぼんやりとしかわかってない時ある。それ含めて好き。読んでるという行為が好き。

 

 

Netflixでの公開が12月22日までと聞いたので、慌てて『MR.ROBOT』を見ることにする。シーズン4の途中で止まっていた。特に理由はなく、なんか体調の変化とかで鑑賞の習慣が抜けてしまって見なくなっていた。そういうことが多い。本当に直していきたい。

前回止まっていたのはシーズン4の5話。これが全編通して台詞が2語しかない、ほぼ無言で進むという挑戦的な回。しかもそれでビルからの脱出というアクションとサスペンスを描いていた。そうだ、この回があまりに凄くて、続きが見れなくなっていたのだった。

 


というわけでシーズン4第6話を見た。一転して静かな回。といっても精神がきりきりするようなサスペンスシーンは勿論ある。でもそれ以上に一線を越えてしまった主人公が引き起こす周囲への悪い影響というか「痛み」についての回だった。

主人公エリオットの行動によってこれまでも多くの人が亡くなったり傷ついたわけだけども、それって本当に許されることなのか?と自己批評するかのような物語に見入ってしまった。

脚本はアメリア・グレイ。名前を見た記憶が、と思ったら松田青子さんがこの人の本を訳していたのだった。他にもどこかで見たような気がする。MR,ROBOTも書いていたんですね。

 

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続けてシーズン4第7話を見た。これがまあ大傑作。

冒頭に『第一幕』と出て、そこから1時間、一切同じ室内からカメラも登場人物も出ない、いわゆる舞台のような回をここにきてぶち込んできたのだ!

登場人物は6名だけ。会話劇のみでサスペンスを盛り上げていく。

しかもただ挑戦的な回というだけでなく、これまでの物語を揺るがすような真相も明らかになる。

私は思わず頭を抱えて「まじかよ・・・」と呟いてしまいました。

文字通りの心理劇にこんな脚本がテレビドラマのある1話で出てくるってどういうことだよ・・・と思ったり。

本当、ある種の設定や物語の変更は必要だけども、これこのまま舞台で上演できるだろうし、めっちゃ面白いものになるだろう。

こんな精神をすり減らすような会話と会話のぶつけ合い、書いてみたいよな・・・って思ったりしました。

こんな凄え話を書きてえよ・・・俺も頑張りてえよ・・・

最近、凄いわ・・・って思うものを見たら毎回悔しくなってる。

梨うまいさんの『悔しみノート』じゃないけども、凄いものって悔しいよね。

自分もちょっとでもその作品に近づけたら・・・って思うよね。近づきたい。まじで。

 

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2022/12/18(日)

 

寒いのもあってまた朝まで眠れかった。朝になって金属バットの声流電刹を聴きながらやっと就寝。

 


M-1の敗者復活の頃には起きることができたけども、やっぱり眠気が取れない。

それでもシンクロニシティや令和ロマンのネタを見て面白いなあと思いながら、また寝てしまった。

 


シンクロニシティは三回戦と同じネタだったのに、所々変わってる部分でまた面白くて笑ってしまいました。

特に「ハエブンブン」は最高だったと思う。

 


M-1本戦が始まるころにやっと起きて本編はちゃんと見ました。

全部面白かった・・・!という前提を置いておいて、好きだったのはカベポスター、真空ジェシカロングコートダディさや香(特に一本目)、男性ブランコウエストランド

 


さや香のことはせやねん!のロケで見ている分、変に、というか完全になめてしまっていて、こんなに面白い人らだったのか!と思ったりしました。なめてたらだめですね。本当。

一番好きなネタは男性ブランコの音符運搬のネタで、浦井さんが死ぬ度に涙出るくらい笑った。浦井さんの死ぬ演技めっちゃ良すぎる。平井さんのあわあわした慌て方も最高。敗退コメントでまた浦井さんが死ぬのも最高。男性ブランコの単独ライブ見に行きたいって思いました。

 

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ウエストランドは「Youtuberなんて警察に掴まり始めている」で私は拍手笑いしちゃって、自分の中にこんな悪意があったんだと気がついてしまいました。

でもそんな悪口を延々と聞いていたくなるような魅力があって、決勝の二本目もやっぱその気持ちよさに乗せられちゃった感じ。

そのウエストランドルサンチマンが気持ちよくなってるころだったので、さや香のモテてそうな感じが見えるネタがちょっと好きじゃ無かったのは事実。

こんな勝手な見方をしてしまうのだから、本当良くないなと思いつつ、生理的な部分で反応はそういう感じになってしまいました。

 


ウエストランド優勝はまさか~!って感じです。でも本当良かったですね。

 

 

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M-1中に物凄い爪痕を残す空気階段も良かった。

 


4時間近くお笑いを浴びていたのもあって、さすがに見終わった後はぐったり疲れてしまいました。

こたつに入って、1時間ほどゆらゆら帝国の『空洞です』を聴きながらチルアウトしていたところでこのままではよくないと思って『リングフィットアドベンチャーをやって汗だくになる。

とりあえず今日も身体を動かせたのは偉い。頑張っていきたい。

 

ずっと真夜中でいいのにの新曲『綺羅キラー』がとても良かったです。


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あと弟から教えてもらった八十八ヶ所巡礼の『JOVE JOVE』もめっちゃかっこよかった。教えてもらってから何回も見ている。

 


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