にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

後輩が一軒家を建てたそうです。

夜は人を惑わせる…ってことはこの世界で何億回と言われてきたことだと思うのですが、いや、勝手にお前がおかしくなっただけだろ、夜のせいにしてんじゃねえよ、夜が惑わせたんじゃねえだろ、おかしくなったのを「夜のせいー」ってサマージャム95的に全責任を…

短編小説『雑念日常平行モード』

短編小説『雑念日常平行モード』 体育の授業で学校の周りを走ることになって、みんなは「うわー」とか「最悪」とか言ってて、もう私らは一歩も動かねえぞってストライキの姿勢を見せていたくせに体育教師の笛の音が鳴った途端に「頑張ってゴールしようね」と…

世界が見たい

私は時々悲しくて、時々悲しくない

三日間寝込んだ後に、体力が戻ってきた気がして少し遠くに行きたくなった僕は日本橋まで足を運ぶことにした。 といってもあんまり漫画やらアニメやらには今はそれほど興味がなくてただただ雑多な街並みに触れてみたいと思ったからです。 でも、行ってみたら…

コロナ飲んで人生をMEGA MAXしたい27歳男性は休職中。

毎日、悪夢を見ている。 飲んでいる抗うつ剤の副作用に「悪夢を見ます」ってあって、そんなピンポイントな副作なんだよって思ったら、眠りが浅くなる上にその時期は精神状態が悪いから悪夢を見やすいコンディションが整うからとのことでなるほどねーとなりな…

矢部嵩『魔女の子供はやってこない』を読んだ!

「今の先輩を救えるのは矢部嵩だけっすよ」と後輩は言い放った。 インドカレー屋でナンを齧りながら「最近は虚しくて、映画で何人死んだかを数える動画ばかり見ている」と言った直後のことだった。 後輩は常々、矢部嵩という作家がいかに素晴らしいか、そし…

先輩とブランクとスカート

大学時代の先輩から『亜人』を見に行かないか?と誘われたので平日の昼間に落ち合って映画『亜人』を見に行った。 実は『亜人』はもうすでに見ていた。 とてもおもしろい映画だったけども、先輩に誘われて二度目の鑑賞をすんなり了承したのはその先輩が『亜…

短編小説『世界を燃やしてほしかった』

『世界を燃やしてほしかった』 今日買うもの、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、牛肉、カレーのルー。 カレーのルーはセブンプレミアムの安いやつでいいよってドアを開ける瞬間に言われたのを思い出しながら自転車のペダルを踏む。 自転車の悲鳴ががちゃがち…

ロボットになりたい。

ロボットになりたい ロボットになって人類に反旗を翻して、人類軍の戦車の弾に当たって死にたい。 ロボットになって回路が洗剤でショートして狂ってしまって仕えていた家の子供を殺してしまって人類のロボット弾圧の引き金になってしまいたい。 ロボットにな…

思わざるを得ない話

身体がとてつもなく重たくて、呼吸も絶え絶えで起きてるのがものすごく辛かったのでずっと横になっていた。腕を振ってみたらまるで海底の中で振っているように重たい感覚があった。不思議な感覚だった。 放送禁止という番組が好きなんだけども、その夢を見た…

銃・病原菌・マインクラフト・鉄

弟が「兄ちゃん、マインクラフトやる?」って、おいおい2017年最高の提案かよってことで、弟のパソコンでマインクラフトをやらせてもらったんですよ。 で、ニューゲームで目が覚めると周りは雪景色と山、山、山。 作物は育ちそうにない土地に落とされてしま…

短編小説「サウンドテストつり革」

短編小説「サウンドテストつり革」 「つり革って意外といい音がなるんですよ。もし機会があったら棒で叩いてごらん」と小学校にやってきた怪しげなミュージシャンはそんなことを言っていた。体育館にわたしたちは集められて、演奏会があって、その後に突然そ…

マイ・スウィート・実家。

実家に帰ってきた。リターントゥ実家。ホーム・スウィート・ホーム。マイ・スウィート・実家。 実家にいると何が1番いいと言えば、1人でいなくていいことで、というのも今なにか隙間の時間が存在してしまうとすぐに悪い方向に思考が流れてしまう。川上から川…

おててのしわとしわを重ねただけで幸せになりたい

休職期間が長くなりそうって、いつまでなのって、来年の春までってなって、うわ、来年の春か先じゃんって思うけども、実際はそんな先でもなく秋も冬もあっという間に過ぎてしまって春になってしまうのだろう。 僕は今、新幹線に乗っている。実家に戻る。久し…