8時半頃起きて、いつものように陽の光を浴びるついでに缶コーヒーを買いに行って、帰宅後飲みながらアンソニー・ボーデインの『キッチン・コンフィデンシャル』の続きを読む。
それから昼頃まで本を読んだり、Twitterを見たりしていたけども、11時頃、気がついたら寝ていた。
12時半ごろに起きて、はっ!と起きて、何寝てるんだよくないよくない!と焦りつつ、冷凍餃子を解凍して食べたりした後、よーしお外に出るかーと思いつつ、ちょっと疲れたし…と音楽を流しながら横になった瞬間、気がついたら寝てしまっていた。
そして目が覚めたら夕方5時。びっくりしたね。
夢の中で音楽が鳴り響いていてそれは凄く心地よかった。起きたらびっくりするくらい爆音で流していたことに気がついてどきっとしたけども。
イトーヨーカドーに入ってユニクロ行き、ジーンズを見るも、どの色がいいのか、サイズはどれがいいのかってことを考えてるうちに気分が悪くなってしまい退店。
服屋に入るの本当苦手だってことを忘れていた。しかしユニクロで気分が悪くなるとは。
お外が怖いわけじゃない。俺は服屋で自分と向き合うのが怖いんだ。
イトーヨーカドーに入ってるお蕎麦屋さんに入ってカツ丼セットを注文。めちゃくちゃ美味しかった。
アフター6ジャンクションの松岡茉優ゲスト回を聞く。
松岡茉優さんの恐るべきトークスキルに1時間あっという間に聞いてしまった。なんて凄まじいスピードとプレゼン力!オタク喋りと言われたらそうかもだけども、いや、こんなに面白い話を延々とできるオタク早々いないよ!!
面白かった…と思いながら、図書館へ。一冊本を借りるつもりが、ついつい三冊借りてしまう。
序文の春日武彦先生の話は鬱と鬱病の違いをはっきりと区別したり、安易に使われる鬱という言葉に対してはっきりとした口調でテキパキと片付けていくので、読んでいてなんとなく心が苦しくなってしまった。
2年近く抑鬱状態と向き合っているけども、春日先生の言うところの鬱病の定義からは少し外れている気がして、どちらかといえばパーソナルな問題がある方として断定されていて、そうなのかもなあとなってしまった。
とはいいつつ、現に気落ちし続けるのは気落ちし続けているわけだし、抑鬱状態に変わりはないわけなので、なんていうか、あんまり正面から受け止めすぎないようにしよう。
しかし、春日先生の鬱についての記述はネットに転がっている「鬱ってなんぞや」に比べたら100倍しっかりしたものなので、ここだけでも読む価値はあると思う。
反対に鬱の渦中の人は流す程度か読まないほうがいい気がした。まあ、鬱な人は「鬱な映画」なんて本を手に取らない方が賢明だと思いますけども…。
本の中盤の三宅隆太監督の対談が載っているのですが、三宅隆太監督が鬱な状態の時に「ブロードキャストニュース」という映画に出会ったおかげで、ある種の小さな光を見出すことができたという話がとてもすごく良かった。
この本は全体的に「鬱々」としているわけですが(鬱な映画について書いてる本だから)鬱から抜けた映画として、この映画とエピソードを紹介していたからだと思う。
鬱状態とそこから生きることを優しい言葉で語っているのでここは鬱な人に読んで欲しいと思った。
ある程度『鬱な映画』を読んだところで森達也の『FAKEな平成史』に切り替える。
平成という時代はどういう時代だったのか?を森達也の諸作品とそれにまつわる人とのインタビューを交えて考察する一冊。
読んでいると現状感じる「閉塞感」みたいなものへの認識がより強くなっていって、またしんどくなってしまった。今日はなんでこんな本ばっかり読んでるんだ…明るい本を読みなさいよ…と思いつつも、鬱やら日本のことやら、やっぱり考えなあかんなと思うわけです。
ある種の問題意識は持っておきたいと思います。どうしても、私は個人的なことばかり考えてしまう性格だし、社会のことはわからないことばかりだけども、社会の空気というものに対しては敏感でありたい。そして絶えず、自分の中の価値観と照らし合わせていきたいという気持ちがある。
メロス的な政治わからんけども、わからない方が悪行のことがわかるんだ!ってことじゃなく、私はわかっていないってことを認識しながら、そしてそれは良いことではないってことも認識しながら、それでも少しはわかっていきたいと思うし、そして社会の空気が自分の価値観と合わないとなった時は「違う」ってことをはっきりと言える人間でありたいと思ったのです。
私は良き人になりたい。それはずっと思っていることです。良き人でありたい。でもただの都合のいい人にはなりたくない。そして日和見主義な人にもなりたくない。良き人であるためには絶えず自分の意識のアップデートが必要だと思います。良き人は確固たる個があるからこそ、良き人になれると思うからです。
これらの本が図書館の本棚を眺めていた時に目に止まったのは、多分、それが自分の今考えていることのヒントになるのではないかと思えたからではないかと。
だからこそしんどいけども読み進めたいし、それを通した上で良き人になりたいと思うのです。
ナカコー(元スーパーカー)が2014年に出した『masterpiece』を聴いたら、文字通り「名作」でぶっ飛んでしまった。ナカコーさんの音作りと歌い方本当好きだな!最近のナカコーさんも追いたい。ナカコーさん好きです…って言いながらスーパーカーで止まってたら、それはなんかしょっぱいなと思うし。現行の作品があるならば、それを聴いた上で好きかどうかを判断したいと思うのです。
歩みは続けなきゃいけない。過去に固執し始めた瞬間に、一気にダサくなっちゃうなって思う。それが怖いし、たまになりかけているなと思ってしまうのです。
帰宅後、めんどくさいなと言いつつスクワット100回やる。頑張れてる。私、頑張れてる。