にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

日記 2023/01/01~2023/01/07『100分deフェミニズム』、『マヂカルラブリーno寄席』、『ダイヤモンドno寄席』

日記 2023/01/01~2023/01/07


2023/01/01(日)

父が12月29日に入院してしまった。今はコロナもあるので、面会は原則禁止だけども、緩和ケア病棟に入ったのもあり、面会できることになり、前日31日も会ってきた。
とはいえ、病院に長く滞在するのは疲れるのもある。前日31日は面会を19時までしたあとに大晦日だと言って、金麦のロング缶とストロングゼロのロング缶を買って、晩ご飯を食べながら「幸せスパイラルだ~」と言って飲み干していたら、あっという間に寝てしまったのだった。



夜中に目を覚ますとフットンダが放送中で、ぱーてぃーちゃんのネタを見たり、ハリウッドザコシショウのネタを見たりした。ハリウッドザコシショウの「誇張しすぎたごぼうの党の花束投げ捨て」のモノマネで涙を流すくらい笑ってしまった。めっちゃ最高だ。何度だって見たい。


元日の朝。なんていうか、こんなに気楽な元日の朝は久しぶりだ、いや初めてかもしれないと思うほどだった。
いつもは父がとにかくうるさいのだ。元日だ、正月だ、と何を張り切ってるのかとにかくうるさかった。
終いには食べるものにけちをつけ、テレビを見てはけちをつけ、家族ともめて・・・とあまり元日に良い思い出がない。
10年前くらいはHDDレコーダーが壊れて、新しいのを買いに電気屋に行っただけなのにめちゃくちゃ父ともめた記憶がある。
なんでそんなことでもめるのかと疑問さえ浮かぶけども、とにかくいっちょ噛みしたい性格だし、人の言うことを一切聞かない性格、あと人に指示をしたい性格というのが噛み合わさって、とにかく困った人なのだった。
その10年前に電気屋に行った時は、最終的に何故か私がインフルエンザにかかってしまい、高熱を出して終わってしまった。最悪だったな。

というわけでとても元日の朝はおだやかなものであった。
朝ご飯を食べて、ネタ番組を見て、2022年振り返り文章を書いたりして、ゆっくり過ごすことができた。
入院しているし、もう長くない父だけども、こういうときに安心感を感じてしまうと妙な罪悪感もある。とはいえ、事実なのは仕方ないよなあ。


昼に病院へ。父のお見舞い。と言ってもすることはない。
とりあえず居続ける。
父の口調は弱っているせいか、何を言っているかよくわからない。
脳がやられているせいで、日付の把握がうまく出来ず、今日が元日というのもわかっていないようだった。

そういう空間に長くいたのもあって、すっかり疲れてしまった。
帰りにコンビニで晩ご飯を買って、帰宅。
ぽんぽこちゃんねるを見ながら晩ご飯を食べ終わったらすっかり寝てしまった。
本当はラジオを録りたかったのだけども、もうすっかり疲れてしまい、瞬殺で寝てしまった。


2023/01/02(月)


まさか朝まで寝てしまうとは・・・。そんなに疲れていたのか、と改めて思ってしまうけども疲れてしまっていたのだろう。
年末も正月も病院に通っているのだ。そりゃ疲れてしまうよね。
まだ三が日だぞ!と思うけども、去年は去年で、1月9日くらいには父親が入院したりして大変だったのだった。
去年も大変だったけども、今年も大変だなあ。
2023年はいい年になって欲しいと思うけども、どうだろう。
とにかく私としてはこの社会の底にいる状態から抜け出したい。
どうやったら抜け出せるんだろう・・・と思う。近しい場所は病院のデイケアだと思うから、通えるようになったらちゃんと通いたい。とにかくなんとかしなきゃいけない。
社会との接点を増やさねばと思う。もう私も今年で33歳だし。33!?書いていて驚いてしまった。
何をやってるんだよ。と思うけども、私は私で自分の人生に手を抜いた感覚はないのだけども、ずっと上手くいっていないんだよなあ。


昼に弟とポッドキャスト『はぐれラジオ純情派』の第111話を録音。
2022年のベスト10を次回発表する前に、そこから漏れたものをひたすら喋っていくという回でした。
また各種ポッドキャストサービスで配信中です。ぜひぜひです

2022年を振り返ると映画を全然見なかったなと思う。
ドラマはぼちぼち・・・?
一番見ていたのはなんやかんやでyoutubeだったような気がします。
次にラジオ。
本当に一番見ていたのはTwitterだと思うけども。
今年はもう少し頑張りたい・・・というか、積読がもの凄いことになっていたり、見ていない映画もドラマも山ほどあるから、ちゃんとしていきたいって気持ちがあります。
とはいえ、こういうのはできるできないもあるし、無理せず。
その時に、出会えた作品にちゃんと向き合えるようにはなりたい。

はぐラジの第112話の録音ですが、弟が忙しいということで、次回の録音は二週間後になりそう。
お待ちいただけると有り難いです。


昼から父が入院している病院へ。
今日は少し元気になっていた。ただそのせいか、家族へまた当たるようになって辛い。
途中しんどくなって、デイルームみたいなところに逃げ込んでしまった。
元気になると当たるようになるの本当しんどいなあ。

19時に病院を出て帰宅。
12月31日に日テレで放送されていた『笑って年越し!』の第4パートが面白いと聞いたのでTVerで視聴。
ランジャタイがめちゃくちゃなネタをやっていたり、笑い飯の昭和のパワハラ上司がサザエさんじゃなくてコブラさんを作れ!って言ってくるネタをやっていたり、ダイアンの異常に本題に入るまで長い漫才をやっていたりしてとても最高でした。
あとミルクボーイは本当凄い。今、M-1に出てもまた優勝しそうなネタをずっと作ってるなー。

1時間ほどそれを見たら、また疲れてしまって寝てしまった。


2023/01/03(火)


8時前に目覚める。ちょうど箱根駅伝の復路が始まっていた。
箱根駅伝、毎回「人が走っているな~」くらいの感覚で見ている。
別に好きでも嫌いでもないのだけども、母が結構箱根駅伝が好きらしく、リビングでそれを見ていたので、私もぼんやり見ていた。
やっぱり私は「人が走っているな~」とぼんやり見るしか出来なかったけども、母は大学の順位が変わる度に「あー」とか言っていたので結構楽しんでいるようだった。

朝ご飯にスクランブルエッグを作り、ウインナーを焼いて、インスタントの味噌汁を作って、それを食べた。
暖かい味噌汁は身体に良い気がする。というか暖かいものは身体に良い気がする。
佐藤江梨子は体温よりも低い物を飲まないようにしているという話を読んだ。
それ以来、暖かいものを飲むと「サトエリさんはこれを毎回飲んでるんだな、凄いな」と思ってしまう。
自分は猫舌気味だし汗っかきなので、暖かい物を飲む習慣があまり無い。
自分ができていないことを習慣にしている人は凄いと思ってしまう。
だからサトエリさんは凄い。暖かいものを毎回飲んでいて凄い。
私は暖かい味噌汁を飲んで「身体にいいな~」と満足したのでした。


2022年の見たもの読んだもの聞いたもの、振り返り記事をやっと書き終えた。というか、ツイログからコピペしただけなんだけども。
とはいえ、振り返りをするのも大変。
去年はyoutubeを見ているのが多かったな。あとTwitterに感想を書いていないのも多い。もっと感想をTwitterに書いた方が後々のためになるなと思った。
もしくはこの日記をちゃんと書いていくとか。
結局、なんでこの日記を書いているかと言えば、日々を充実させたいという思いが強くて、何にもない日々を過ごしたくないってことの裏返しでもある。
Twitterや日記を充実させるためには、日々何かしらをインプットしたいなと思う。
ゆくゆくはそれが何かしらになると思って、一応やっている。
何にもならないかもしれないけども。それでもやらないよりはましだろう。多分。

書き終えたあと寝てしまう。2時間くらい寝てしまい、起きた頃には箱根駅伝が終わっていた。

私は疲れてしまったので今日は父のお見舞いには行かず、家にいることに。
というわけで『フェイクドキュメンタリーQ』のシーズン2第1話『ノーフィクション』を見た。
うーん。わからない・・・。薄ぼんやりした気持ち悪い恐怖がずっと続いているんだけども、それ以外には何もわからない。
特に最後の映像はなんだったのだろう・・・。こんもりした布団に腐った紙か泥が入った神棚・・・。
それに中盤のノイズまみれの映像・・・。
なんだったのだろう・・・。答えの無い恐怖が提示されてそれで終わる。
気持ち悪い~となりながら、考察もいくらか読むけども、やっぱりわからない。


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わからないなーとなりながら洗濯物を取り込んだりした。
フェイクドキュメンタリーQの余波で怖かったので、アジカンの「ブラックアウト」を聴きながら洗濯物を取り込みました。アジカンは偉大やね。


1月1日からの日記を書いた。その最中『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中バンド“結束バンド”のアルバム『結束バンド』を聞いていた。
こんな感想失礼かもだけど、普通にいいアルバムだ。
特に終盤の「忘れてやらない」→「星座になれたら」→「フラッシュバッカー」→「転がる岩、君に朝が降る」の流れがとても好きだった。
転がる岩、君に朝が降る」のカヴァーは本当に良くて、気がついたら2022年に1番聞いていた曲になっていたんだけども、その直前の「フラッシュバッカー」ももの凄くいい。そういえば、この曲を使った『ぼっち・ざ・ろっく!』のMVもとても良かったのだった。
もしよければ一度見てみてください。


日記を書いた後に読書を始める。まだ読み終わっていない『ブラック・チェンバー・ミュージック』の続きを軽く読んだ後、大槻ケンヂの『人として軸がブレている』を読んだ。
2008年頃の大槻ケンヂのエッセイ集。再結成直後の筋肉少女帯。せまる武道館ライブ。夏フェス。『さよなら絶望先生』関連の仕事。格闘技やオカルト、映画といったサブカルチャー・・・・・・。これらが軽妙なタッチで書かれていく。
私は大槻ケンヂをそれほど通っていないことがちょっとしたコンプレックスだったのだけども、このエッセイ集を読んで「大槻ケンヂってこんなに文章上手いんだ!」と感嘆してしまった。
毎回、読ませる。毎回、面白い。うわー。すごいなー。
小説も、評判良いから読んでみたい。なんせ大槻ケンヂ凄いな~と今になって思っているのだ。10代に通るべきことを今になって通っている32歳だ。
小林ゆうさんの有名な「豚のご飯」発言も載っていたり、禁酒に悩む大槻ケンヂさんの姿もある。けども最後の最後に収録された何故女の子がおしゃれをするのか?ということに気がつく大槻ケンヂさんがとても良かったので引用したい。

 女のコがビッチリおしゃれをするということは、その心意気こそは、自己の肯定に他ならない。存在の肯定であり、それは絶対的である。自己存在の絶対的な肯定なのである。
 つまり、生命礼賛ということですよ。素晴らしい。勇気をもらった。ありがとう。


晩ご飯を食べながらNHKの『100分deフェミニズムを見た。

物凄く面白かったです。
こんな言い方はある意味では失礼かもしれないですけども、いわゆるパンチラインが次々と出てくるような番組だった。
自然と正座の体勢で見てしまったのも必然だったかもしれない。
それにしてもフェミニズムは結局のところ男の問題なのだな。この番組の最後に取り上げられた本も「ホモソーシャル」についての本であったし。
以前ちらっとTwitterで見たフェミニズム演劇の台詞でも「男の話をしようよ!」と言っていたように、男性の話をする、男性の問題を考える、そのことこそがフェミニズムが取り上げていることなのだと改めて私は思ったりしたのでした。
だからこそだけど男性の私は「じゃあ、あなたはどうするの?」と終始問われているような番組だった。
何かを変えること、自分自身が変わることはとても難しい。
けれども「待ってるのでは遅いから」の言葉のように今、変わっていかなきゃいけない。
とはいえ自分にできることはなんだろう?自分はどうしていけばいいだろう?
私みたいな属性の人ほどミソジニーを拗らせたり、ホモソーシャルでの承認欲求を求めがちなところはあるので、私はそこからなるべく距離を取りたいとは思う。
そういうのはダサいよと思っていきたい。
私は私が思うかっこいい生き方を生きて行ければと思う。
難しいけども、やっていきたい。


『100分deフェミニズム』を見終わった後に番組に出演されていた上間陽子さんの『裸足で逃げる』を読み始めた。以前気になって買っていたけども、ずっと積読にしていたのだった。良い機会だと思って読み始めたが、序盤から言葉を失うようなことが描かれている。どう思えばいいかさえもまだわからなくて、第1章を読み終えて残るのは「男は身勝手すぎる・・・」ということだった。
責任を負わなきゃいけなくなっても逃げ続ける男のいかに多いことか・・・と思ったり。
同時に中学生時代の同級生のことを思い出したりした。
確か彼は高校生の頃、子供を作った後、その彼女を捨てたんじゃなかったかな。
20代半ばの頃、夢を叶えたいと言って、地元にバーを開いて、そこには中学生の同級生が毎日通っていたようだった。
でもそのバーも閉店してしまったし、その後の彼の動向を私は知らない。
けども、多分、どこかでは上手くやっているんだろうなと思う。
そして高校生の頃に作った子供も、もうそろそろ高校生になっている。
私はそのスピードの速さと身勝手さにたまに訳がわからなくなってしまう。


2023/01/04(水)


昼に難波に行き、東京から来た友人と飲みました。
久しぶりの再会で楽しくなってお酒をがぶがぶ飲んでしまった。
お互い30代前半と30代後半ということで、加齢な話をしつつ『このテープもってませんか?』の話やバイオハザードの話、飲んでいるので下ネタの話をしつつ、二軒はしごして18時には解散。
とても楽しかったです。


お酒飲んで酔いつぶれてしまい、帰宅後20時には就寝してしまった。


2023/01/05(木)


めちゃくちゃ二日酔いで目が覚めてしまった。
二日酔いプラス前日酔って抗うつ剤を飲み忘れていたことに気がついた。
というわけで一日中めっちゃダウナー。

15時くらいまで動けなかったけども、徐々に動き始めて、昼ご飯を食べたり、洗濯物を取り込んだり、ご飯を炊いたりした。
自分が5年前に書いていた『どてらねこのまち子さん』を今読んでくださっている人がいらっしゃったので今まで書いた15作品全てを「カクヨム」にあげた。
過去作を「カクヨム」なり「ピクシブ」なりに挙げておいた方がいいな。
はてなブログで過去作を漁るのは難しいからアーカイブをできるようにしておかなきゃと思う。
『どてらねこのまち子さん』を久しぶりに読むと「こんなの書いてたなー」という気持ちになった。今より良い感じに肩の力が抜けている。肩の力を抜いて書かなきゃなー。今は必死に傑作を作ろうとしすぎてる。書くのをもっと気楽にやってもいいんだろうな。
とはいえ、今は全然書けてない。書きたいけども。全然だなあ。


kakuyomu.jp


『ぼっち・ざ・ろっく!』第16回を聞いた。青山吉能さんが一人喋りで一時間弱。
喜怒哀楽全部あると最後に言っていたように、あらゆる感情が詰まったような回だった。
最初のシーリングライトの電球が切れてしまったけども、どうやって変えたらいいかわからなくて、ロウソク立てて生きているって話に笑いながら、徐々に最終回の感想で声を詰まらせて、最後は家族からのメッセージで泣きながらの放送。とても良かったな。
青山さん凄い面白い。でも「来年には別の女性声優をおもしれえ女って言ってるんだろ!」と言っていたので、ちゃんと追いかけます、私はちゃんと追いかけますと言いたい。


www.youtube.com


『ゴッドタン 第20回マジ歌選手権』を見た。
めちゃくちゃ面白かった。
ヒム子が昭和ベタをK-POP的な楽曲に合わせて踊り、角ちゃんと大竹マネージャー(現ASH&D社長)が50代は何にも事件が起きなくていいとラップをし、ロバート秋山は謎の国にターゲットを絞ったヒットメドレーを歌い、バカリズムが世界で一番美しいものは女優がワイプでやる謙遜の首振りとチャゲアスっぽく歌い、錦鯉が売れて辛いと魂を込めて歌って、ハライチ岩井は過去の自分と戦い、フット後藤は相変わらず吐き気がするほどダサい歌をギターを回しながら歌って、劇団ひとりは河童になって尻子玉を取られながらミュージカル。
『有吉の壁』が似たような音楽コーナーをやっているけども、相変わらずマジ歌にはマジ歌にしかない空気があるなあと思ったりしたのでした。
一番好きだったのはバカリズムの『秋桜(コスモス)』だった。夏帆がわざわざ出ていて笑った。ちゃんと乗ってくれる夏帆凄い。そんでチャゲアスが聞きたくなったな。チャゲアス、サブスク解禁していないんだよな。チャゲアス聞きたいよ。


まだダウナーが続いていて、晩ご飯を食べたらすぐ寝てしまった。
最近は凄く疲れていて、21時には寝てしまう。なんとかなりたいと思うけども、難しいな。
今年こそは社会復帰できるだろうか。いやそれよりも社会にフィットする場所が私にはあるのだろうか。あればいいなと思うけども、どこにあるんだろう。本当、私はどこにフィットするんだろう・・・。


2023/01/06(金)


朝起きて、ぱーてぃーちゃんの絆NIGHTフィーバーを聴きながら朝食を作った。
今日作ったスクランブルエッグはちょっと辛くなってしまった。お醤油を入れすぎた。
良い感じに半熟に作れるようになったけども、味付けは相変わらず難しい。
だいたいでやりすぎてるからかも。
でもいつもだいたいでしか作れない。
ぱーてぃーちゃんの絆NIGHTフィーバーは相変わらずぱーてぃーちゃんにしかできないラジオをやってていいなあと思う。
自分らもラジオをやってるけども、自分らにしかできないことをやるって難しい。
自分らのラジオ、もう少しフリートークをやっていきたい気持ちがある。
なんていうかそちらが良い感じの方が結構満足度はあがってきた。
同時に情報性も多くないとなと思うし、どういう立ち位置でやるのがいいのかなと日々悩んでしまう。


『ラヴィット!』を見ていたら、エンディングできつね淡路考案の地獄のようなゲームで宮下草薙の草薙が耐えきれなくなって「うわーー!苦しいーーー!!」と壊れていた。


『ここにタイトルを入力』を見た。女性の赤裸々バラエティと新感覚逃走ゲームバラエティの二本立て・・・だけども両方とも年末番組のトラブルがあり前者は「人が集まらなくて」、後者は「同じ場所で別番組がロケしている」という。
で、番組が始まるのだけども・・・
(以下ネタバレ)


女性の赤裸々バラエティの演者が全員アンミカ。しかも番組が進むとどんどんおかしくなっていって、アンミカが友達のアンミカと遊んでいる映像や、客が全員アンミカ、インタビューを受けているのもアンミカ、というアンミカがインフレ状態に。
しかもどうやら番組内に出てくるアンミカは合成じゃないらしく、アンミカは実は大量にいたというオチ。なんだそれは。
山田裕貴の会いたい人がスペシャルゲストで出てきますよ~と散々煽って「どうせアンミカでしょ~」と思っていたら假屋崎省吾だったのが虚を突かれてめちゃくちゃ笑ってしまった。
アンミカがくると思うじゃん!


で、もう一個の新感覚逃亡ゲーム「大逃亡」。同じ場所で別番組をやっていると思ったら、そっちも「逃亡中」的な番組だったという構成。
しかも「大逃亡」が初期「逃亡中」のようなミニマルな内容だとしたら「逃亡中」的な番組の方は、後期「逃亡中」のようなインフレしたミッションがつぎつぎとやらされているってのが笑ってしまった。
鬼にボールを投げるやつとか、ハンター100体放出とか、番組制作者もあれは気になってたんだと笑ってしまった。
犬を連れて逃げてる奴らや大玉転がし、VRで何かをしているとか、どういう番組?となるのもとても良かった。


(ネタバレ箇所以上)


「ここにタイトルを入力」みたいな番組を見ると、自分はこういう番組が好きで深夜番組をよく漁っていたなと思い出す。
私の好きなテレビはどちらかといえばこういう方なので、こういう番組が無くならず、あることがとても嬉しい。
新春スペシャルでやっていたくらいだから、結構人気はあると信じて、またやってほしいな。


『世界で一番怖い答え』の第4弾を見た。
これも好きな番組。『放送禁止』の長江俊和さんが監修で入っている映像トリック系のホラークイズ番組。
今回は100%映像トリックは以前より減ったけども、それでも要所要所ではっとさせられるのがあり、今回も楽しんで(同時に恐怖を覚えながら)見ました。
一番好きだったのは長江俊和さんが作ったYoutuberのルームツアーの問題。
暗号が出てくるのだけどもこれは『放送禁止』の劇場版1を思い出した。
もしかして・・・と思って鏡を取り出してくるっとして、意味がわかったときのゾクゾク感ったら。
その他も映像に仕込まれているあれこれの多さったら。長江さんだ!と嬉しくなりました。
好きだったのでいえば「ソロキャンプ」とサーモグラフィーを上手く使った「ホテル」、そして誰がこれを撮っているの?の疑問から導かれる答えが背筋を凍らせる「遭難」。
今回も面白かったです。
個人的にはもっと難易度高いのでもいいよ!いや、難易度高いのが欲しいよ!と思うけども、これくらいなのがちょうどいいんだろうなとも思ったり。
映像トリックは数が少ないので、あるだけでも嬉しいとは思ってしまう。
定期的にぜひやってほしい。
また次も楽しみにしております。
1月に長江さんの『恋愛禁止』が文庫化するそうなのでそれも読みたいなー。


父の見舞いに病院へ。
明日父は退院するとのこと。だいぶ調子も良くなっているみたいだった。
調子が良くなると父は悪口が増えてくる。
今日もありとあらゆる悪口を言っていた。疲れた。


新年初のアルコ&ピース D.C.GARAGE』を聞いた。
新年初ということですごろく回。今年は『スゴロ13』。
酒井ちゃんが自分のことを新幹線と思い込んで3番目と15番目のあばらを喫煙所に変えたり、平子さんの脳みそがこしあんになったり、平子さんが高嶋政宏さんにハマらなかったり、逆に保阪尚希さんにハマったり、お互いの背中にゼッケンと彫り込んでゼッケンバウアーと呼ばれたり、とても楽しい回だった。
ディーン・フジオカHistory Makerを聞くと新年が始まったなと思いますね。
こういう企画回もたまにやってほしいな。アルピーのラジオの企画回はやっぱ楽しい。

買い物をして、帰宅。
帰宅後、晩ご飯を食べながら『芸人シンパイニュース』を見た。
めちゃくちゃ面白かったです。
真空ジェシカに全ベットしているM-1密着や芸人のお金のニュースがとても面白かった。
とろサーモンの久保田さんが1億のマンションを買って、ローンが103歳まであるってのでめちゃくちゃ笑ってしまった。
みなみかわさんも出ていて、みなみかわさんのトークを聞いてるとあのフロウにやられてしまうというか、常に面白い状態が続いているなってなんか思ってしまう。
GERAの伝家の宝刀抜かせんなラジオもまた聞きたいと思った。

『芸人シンパイニュース』のTVer限定動画「ランジャタイM-1ラストイヤーの過ごし方完全版」も見た。
喉が痛くなるくらい笑ってしまった。
準々決勝で落ちたのに何故かM-1決勝に出られるというテンションのランジャタイ。
何度も警備員に押し返されるランジャタイが面白くて面白くて。
色々なパターンを試す中で、ダウンタウンの格好をしたところが最高だった。
WOW WAR TONIGHTを歌いながら警備員に押し返される場面やばかった。
ランジャタイ長尺になればなるほど破壊力を増していく。凄い。
マヂカルラブリーno寄席も見なきゃ・・・

生活が大変なのでお笑い番組に救われている。笑えないことばかりだから全てを忘れて笑っている瞬間が本当に楽しい。


2023/01/07(土)


父が退院する日。ということで父が帰ってくるまでの間に色々とやっておきたいことをやっておく。
父が帰ってくるとその世話にめっちゃ神経を使うので、まず見ていなかったお笑いライブの配信を見ておくことにした。
マヂカルラブリーno寄席』を見た。今年で3回目。見るのも3回目。というか最初の年からもう3年目なんですね。時間の早さにびっくりしている。
マヂカルラブリーno寄席』って初年度、事故的に起きたガヤがあまりにもハマりすぎて、寄席の雰囲気、それどころかお笑いライブ配信を大きく変えたものだと思っている。
しかし第2回は出演者も言っていたようにその「ガヤ」に自分たちが支配されすぎて空回りしてしまい、それはそれで面白かったけども「面白いガヤ」とは何か?を突きつける難題のような配信になってしまった。
で第3回目。「2回目のような寄席にはしないでおこう」と前置きしたのも束の間、1番目のマヂカルラブリーからおかしいことに。野田が大きな動きをするたびに湧く芸人達。既にカオスな空気がもう充満していた。
二番手のダイヤモンドは「白い方が悪い!」と謎のガヤが出てきて、もうガヤでまともにネタが出来ない状況へ。
三番手のランジャタイはもうめちゃくちゃ。ネタがダウンタウンの一番面白かった物を決めるってのが、狂いに狂いまくって、壊れたおもちゃのようになった国崎さんをみんなで見ている時間があった。「親孝行ってなに!?!?」ってワードを叫び、ガヤが「親孝行ってなんだよ」って叫ぶと国崎さんが「親孝行って何!??!?!?」って繰り返し叫ぶ流れをどう言語化すればよいのでしょうか。
とはいえ、この状態こそが『マヂカルラブリーno寄席』だ!となったのも事実で。
ガヤが飛び、ネタとしては成立していないものを何故か楽しく見る。それは第1回の時にTwitterの感想で流れてきた「あの頃のオールザッツ漫才の空気」ってものなのかもしれません。
それはそれとして永野の「偉い人の息子なんだろ?」は笑ってしまった。
四番手のザ・ギースに至っては外国人を表す小道具が「これは差別じゃないか!」となり中止だ!中止!!と中止騒動へ。
それでもコントをするんだから大変だなあと思ってみたりしていました。
脳みそ夫は長い!とガヤられて、ゴー☆ジャスは拍手の時間が訪れる。これもマヂカルラブリーno寄席だ。
モダンタイムスではネタを全員で合唱する始末。なんだこれと思いつつ、アドリブが効かず、毎回同じ歌詞なので笑ってしまう。
トリの永野は去年と同じネタ・・・?と思ったら徐々に徐々におかしくなっていって、M-1の審査員をやり出す。顔芸なのか、M-1への憎悪なのか、もうわからなくなったところで、コントと現実の境目を壊す永野。気がつけば19分20秒もネタをやっていて、押しに押して感想もなく『マヂカルラブリーno寄席』は終わったのでした。
これが元日にやってるんだから、もうめちゃくちゃだよ。
濃厚なアングラ臭とカオスにすっかりやられてしまったのでした。


続いて『ダイヤモンドno寄席』を見た。
こっちはこっちでまた超大変な配信だったというか、最低条件として『M-1』と『おもしろ荘』のちゃんぴおんのネタを見ておかないと、1時間取り残されるというお笑い共通テストなのかこれは?というほど、お笑い偏差値(もしくはお笑いカルトクイズ)が高いライブだった。
いや、知らなくても面白いんだと思うけども、とにかく出演者がまずお笑いが好きすぎる。その土俵に近づければ近づけるほど面白いんだと思うけども、お笑いを沢山見ていたはずの私でも蚊帳の外にいるような感覚になる瞬間が結構あったよ!
とはいえ、超絶お笑いハードコアファンはもう楽しくて仕方ないライブだったんじゃないでしょうか。ある意味での内輪祭り。でも内輪の笑いが一番楽しいじゃん。
それぞれのネタの終わりに賞レースでの遺恨が壁に投影されるし、出演者のほぼ全員がパネルになってる瞬間があったし、野沢さんがぶち切れてパネルを破壊するし、今度は出演者が松葉杖をついて出てきて大喜利を始めるし、真空ジェシカのガクだけがツッコミをしているし、そんなガクは上半身を裸にされるし、みんなちゃんぴおんのネタが好きすぎるし、山口コンボイは突然出てくるし、オチは妙にホラー調だし、こちらはこちらで超カオス。でも超楽しかった。


でもわかったことは『マヂカルラブリーno寄席』と『ダイヤモンドno寄席』を続けて見るもんじゃないってことです。めっちゃ疲れてしまった。ぐったり横になるしかできなかった。


そんな感じで横になっていたら介護タクシーに乗せられて父が帰宅。
久しぶりの父の帰宅だったけども、最近は脳が余計におかしくなったらしく曜日感覚がわかっていないようで「今日は日曜日?」と何度も繰り返すのだった。
大変だ。


坂バさんのZINE『Midnight Invincible children Vol.2』を読んだ。

とても良かった。読み終わりそうになって「うわー読み終わりたくないなー」と思うようなZINEだった。
坂バさんが書いた小説が三本入っている。
『絶職』、『愛のしるし』、『アームホール・アット・ナイト』の三本。
『絶職』は映画館で働く男が主人公の話。「今は絶職中だよ」と語る同僚。仕事を辞める気配と仕事中のトラブル。トラブル解決の慌ただしさと高揚感とそれが過ぎ去った後の疲労感。物語が終わる地点のスパッとした幕切れ。自分は社会からドロップアウトして長いこと経つけども、仕事の空気ってこんなのだったなと思ったりした。
主人公の仕事への怒り、日々のどうしようも無さなんてわかるなあと思う。でもいいなと思ったのはスパッとした幕切れで、まるでここから物語が始まりそうな場面で物語が終わることで、解決しない気持ち悪さと、何かが始まる予感だけが残っている。
愛のしるし』は『アジョシ』や『ボーンシリーズ』みたいな特殊能力を持っている男の殺戮のみが描かれた小さな話。暴力の結果だけが描かれている。これも暴力の空気と予感が濃厚に閉じ込められている。とても小さな話だとは思えないほど。
坂バさんが本気だして長尺の暴力物語を書いたらどうなるだろうと思ったりした。
というか坂バさんが以前ブログで書いていた日本版『ファーゴ』とか物凄く好きだったんだよな。

sakamoto-the-barbarian.hatenablog.com


坂バさんの長尺暴力物語読んでみたい。
『アームホール・アット・ナイト』は大学の学部の知り合いから服を貰った男が、服に興味を持って行く過程と、大学の飲み会の嫌な雰囲気とその中でも通じるものがある人に出会えた高揚感、そして奇妙なあだ名の友人たちとの会話の物語。
服に興味を持った主人公が、他人の服の描写が細かくなっていくのとかいいなと思ったり、「戦車」「カルテル」「鎖鎌」というあだ名の友人達との会話もいいなと思ったり。
でも何より好きだったのは飲み会で出会う寺本さんとの会話だったり空気感で、その良さは映画の『街の上で』を思い出してしまった。あの映画も飲み会の嫌な感じと、その中でも通じる人に出会えた喜びが描かれていたなと思う。
寺本さんと何かあるわけでも、「戦車」「カルテル」「鎖鎌」との間に何があるわけでも、服を興味持ったことで大きく変わるわけでも、何か大きなうねりに巻き込まれるわけでもない。
でも、もしかしたら何かが変わるような予感はあって、同時にしっかり空気が描かれた生活があって、でもクールというかどこか突き放したような距離感もあって、それらが全て触感としていい小説だなと思ったりしたのでした。

坂バさんの小説やっぱ好きだなーと思った。ZINEを作るのって大変だと思うけども、また坂バさんのZINEが読みてえ・・・!と空に向かって願うのでした。


難波に行き、大学の友人と会って、燻製バルに行き、燻製された食べ物を食べては「煙が閉じ込められてる!!」と喜んで、あとは延々と喋りまくって、超楽しかった。
同じテンポで会話がラリーできる友人、めっちゃ嬉しい楽しい。


小説が3000字くらい書けた。嬉しい。


晩に大学時代の先輩から電話がかかってきて「マッチングアプリのプロフィールを読んでいると酔ってしまう。気持ち悪い」って話で共感できてとても嬉しかった。