にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

日記 2022/12/19~2022/12/25『MR.ROBOT』『マッドゴッド』『ぼっち・ざ・ろっく!』

日記 2022/12/19~2022/12/25


2022/12/19(月)

めちゃくちゃ寝てしまう方の日だった。とにかくぐわーと寝てしまい、気がつけば夜。
弟が晩ご飯にローソンのハンバーグを買ってきてくれたのでそれを食べた。

今日の『ラヴィット!』のオープニングを見た。ゲーム多めなオープニング。ウエストランドが早速M-1優勝ネタをしながらも、もう同じネタに飽きて「ルシファー吉岡」の名前をめちゃくちゃ出すアレンジをしていた。

『MR.ROBOT』シーズン4第8話を見た。
めちゃくちゃサスペンスフルな回。あまりの緊張感に手に汗握りっぱなし。
にしても悪役を本当に憎い感じで演じられる役者さんは凄いなと思う。
どうなるんだこれ・・・どうなるんだこれ・・・!って展開から形勢逆転したとき、あまりのうれしさに手を叩いてしまい、隣にいた弟を驚かせてしまった。申し訳ない弟。

M-1敗者復活のネタをいくつか見る。やっぱ令和ロマンシンクロニシティはめっちゃ面白かった。ダンビラムーチョのネタも見た。1ネタ使って森山直太朗を歌ってて最高だった。
シンクロニシティのライブ見たいな・・・と思っていたところでにぼしいわしとシンクロニシティの2マンライブが年明けであると知って、チケットを早速予約。チケットが取れて嬉しい。年明けに楽しい予定が入って嬉しい。


www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com



母親から介護用のパッドを注文してほしいと言われたのでAmazonで注文。
Amazonは介護用品も沢山おいてある。知らなかったな。


今日も『リングフィットアドベンチャーをやった。今日はプランク多めであまりの苦しさに「うげえ、うげえ」と汗だくになりながら喘いだ。


お風呂からあがって、youtube八十八カ所巡礼『JOVE JOVE』や『幻魔大戦』や『狂感できない』を聞いた。どれもめちゃくちゃいい。この曲が収録されているアルバムめっちゃ欲しいな・・・。


MR,ROBOTのシーズン4第9話を見た。
実質最終回じゃないか!と思うほど凄まじいテンションで進む回。
相変わらず「なにそれ!」と驚くような長回しもあれば、ドラマに限らず映画を含めても一番正確(そうな)ハッキング描写もあって、やっぱこのドラマどうかしている。
超面白え。またもや1時間近く手に汗握りっぱなしだった。
にしてもあと4話もあるけどもどうするんだろう・・・と不安になってしまった。


続けてMR,ROBOTシーズン4第10話を見た。
なるほどー、こう展開していくのか!と感心。
テンションのピークは前回に持ってきて、その後の世界とその後の登場人物をちゃんと描く方向に持っていくのか。なるほどー!
というわけでダーリーンやドムのその後を描く回。
相変わらず「前回までのMR.ROBOT」が無ければ忘れていたような諸々を、すくい上げてちゃんと処理していく。脚本家チームで書いているって話だけども、どういう会議をすればこんな話を書ける(もしくは思い出せてる)のだろう。
相変わらずえぐすぎる撮影。人々を宙から撮ってるショットはどうやってるんだろう。ドローンなのかな。
空港での別れとすれ違いからの二人の決断や台詞、そして所作で「うわーいい描写~!」となってしまった。
Netflixでの公開はもう終わってしまうけども、どこかで見られるようにしてほしいな。
本当よく出来てるし、毎回面白い。
サム・エスメイル監督は天才だと思うのだけども、新しい仕事は何かやってるんだろうか。サム・エスメイル監督の新作めっちゃ見たいよ・・・。

2022/12/20(火)


昼間、京都は京都大学吉田寮食堂で行われていた「雑貨店"世界の終わり"」に行った。
これは先日亡くなった知り合いの形見分けの会。
吉田寮食堂の中に、彼女が残した多くの服や靴やアクセサリー、絵や本やCDやぬいぐるみ、写真や文章、そして祭壇があった。
残された物を見たり、9月に行われた生前葬の映像を見たり、残された文章を読む中で、彼女は間違いなく才能がある人だったのだなあという気持ちを強くした。
私なんぞよりも何十倍、何百倍と才能がある人間だし、強く好きな物がある人間だった。
文章も私には書けないようなものばかりだった。
別に自分を卑下したいわけじゃなく、自分の中に募ったのはこれほど才能がある人が何故死ななきゃいけなかったのかなという思いだった。
自死を選んだ理由は結局私にはわからなかった。ただそうすることしかなかったのだろうと思う。
彼女の死について、どうこう言うのも違うのだろうとも思う。
ただ私は、言葉を選ばずに言ってしまうならば勿体ないなあと思ってしまった。
でも、同時にそうするしかなかったというか、それは感受性の部分であったり、病状のことであったり、嵐のように訪れる希死念慮によるものであったり、とにかくそうするしかなかったのだと思う。
悔しいなあと思いつつ、会場に長いこといた。
私は本を数冊貰い、指輪を1つ、彼女が遺した写真集と短歌集を買い、そして「目があった」ぬいぐるみを貰った。
生きていくのはとても難しいし、とても大変なことではあるけども、死ぬことができない我々は生きていかねばならないと思う。
その中で何を大事にして生きるべきか、人それぞれだと思うけども、例えばそれを人と人との関係性に見いだしたり、大好きなカルチャーに見いだしたり、もっと小さなもの、それこそ朝カーテンを開く瞬間の光に見いだしたり、なんにせよ1つでもそれがあるならばいいと思う。
頑張って生きていこう。我々は寿命が訪れるまで死ぬことはできない。
ならばその生きていけるための駆動力を探し、見つけ、その駆動する力に身をゆだねるしかないのだ。





ルイス・コールの新しいアルバム『Quality Over Opinion』を聞いた。
超かっこいい。一聴して「名盤やん!」と興奮するようなアルバム。
プリンスやマイケル・ジャクソンの名盤の話を今されるように、数十年後、このアルバムがそれらのアルバムのように語られるんだろうなって思ったし、リアルタイムでこのアルバムが聞けたことに対して感動もしている。
どこを切り取っても、スタイリッシュだし、音楽の楽しさが溢れている。
聴きながら「星野源が悔しがってそう」と思ってしまった。
星野源とルイス・コールの対談とかあればいいなあと思ったりしてしまった。
両者の目指す音楽って近いところにある気がする。
それにしても『Dead Inside Shuffle』と『I'm Tight』のMVは素っ頓狂で面白い。曲はかっこいいのに、平気でこういうMVを作っちゃう感じも超いい。


www.youtube.com

www.youtube.com



TBSラジオで日曜日に放送された『脳盗』をタイムフリーで聞いた。
今回はM-1の裏での放送ということで「人生を変えてくれ」と明確に誰かの人生が変わるM-1に対して、人生が変わらない人々に向けた放送であった。
『うみべのストーブ』という漫画の感想を語りながら、人生というのは心の感じ方や見方で少しは変わるのかもしれないということを伝えていて、誠実な番組だなあと思ったりした。今週流れた音楽は田我流の『センチメンタル・ジャーニー』。好きな曲だったので嬉しかった。好きな曲がラジオから流れると嬉しい。平気でサブスクで10クリック以内に聞けるのに、ラジオで流れると感動するのはなんでなんだろう。
カレーを分解して食べさせてくれるカレー屋の話も面白かったな。東京は面白いお店があっていいな。
関西にもあるんだろうか。関西に長く住んでいても知らないことばかりだ。関西の魅力にもっと気がつきたい。関西エルマガジン社が出してる雑誌のキャッチコピーみたいなことを言ってしまうよ。


四条河原町タワーレコードに久しぶりに行ったら、店の規模が縮小していた。
4分の1くらいがプリクラ機に取って代わられていた。
時代の流れを明確に感じてしまって寂しくなったなあ。
だってルイス・コールのアルバムだってサブスクで聞いてしまってるものな。
このタワーレコードで多くのCDを買ったりしたわけだけども、Applemusicを使うようになってからは買う量がどんどん減っていき、仕事を辞めてからはお金もなくなったし、CDを買うなんてことはついに無くなってしまった。
あれほど沢山買っていたのに。タワレコの縮小に寂しさを感じるけども、縮小させたのは私のせいでもあるのだ。
TSUTAYAも無くなっていくし、タワレコもどんどん消える。
ネットで全てまかなえる時代になったら街には何が残るんだろう?
飯屋とカフェと居酒屋と服屋とブックオフとプリクラ機なのかなあ。


四条河原町ドトールに入って小説を書く。
8割ほど完成したけども、あまりにパーソナルな内容で、このまま発表するのは違うなとなる。
発表するならば大幅に手をいれないといけないし、内容にもしっくりきていない。
それはそれとして喋るねこがサンタになる話を書きたい気持ちもあるけども、数年前に書いてたことに気がついた。また書いてもいいかな。
「繰り返すことに怯えていたらヒップホップじゃない」って佐々木中先生も言っていたし、書いてもいいか。


『MR.ROBOT』シーズン4第11話を見た。
ついにあいつと対峙。緊張感のある会話と緊張感のある展開に手に汗握り、画面が真っ赤に染まって・・・と思ったら「え!どういうこと!!」と戸惑いに戸惑う展開へ。
あまりに理想的すぎる世界に「なにこれ・・・・・・」となっていたら、ラストカットと聞き覚えのある音楽のアレンジに「わー!」と興奮して見終わる。
ここに来ての意外性のある展開に、なんだこのドラマ、挑戦的すぎるって!と興奮しまくり。
MR.ROBOT好きな理由沢山あるけども「挑戦的」はかなり上位にくる。
これほど毎話、わくわくさせられるドラマはあまり見たことない気がする。
どうなるの~と思いながら、ドトールで見ていたので、声は出さず、ぽちぽちと感想をツイートするのみ。


眠眠で炒飯と餃子を食べる。眠眠の炒飯、油でべとべとしていて、理想的な炒飯だ・・・と感動しすぐに食べ終えてしまった。炒飯はぱさぱさ、ぱらぱらよりも、べちゃべちゃの方が好きです。
眠眠で晩ご飯を食べながら有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMERを聞き始める。
紅白歌合戦出演決定して、いつになく上機嫌な有吉さん。
ラジオで紅白出たいと言ったら主演が決まり、NHKがサンドリ聞いていることが判明。
あとはRAIZINで蛇と戦うのだけ決まれば・・・という有吉さん。
蛇を引き裂き、血まみれで白い雲のようにを歌いたいという有吉さん。
かつてラジオ内で披露した歌を次々歌っていって、有吉さんの歌集大成みたいになってる回でとても楽しかったです。


油物を食べたら、胃もたれを起こしてしまった。その状態で暖房で暑い電車に乗ったせいで、気分が悪くなってしまう。気分が悪い、うぷぷ・・・となりながら帰宅。

家に着いたらぐったり疲れてしまって、またもやTwitterしかわしは見れへんぞって状態へ。
母親から電話がかかってきて、1時間ほど「在宅介護めっちゃキツい」って話を聞く。
また土曜日に祖母宅に戻って在宅介護しなきゃならないのしんどいな・・・と強く思った。


『ぼっち・ざ・ろっく』第11話を見た。
文化祭回。メイド服姿を見られたくなくて、ナメクジがいそうな場所に隠れているぼっちちゃん。ぼっちちゃんの生態を説明する『ダーウィンが喜多』。30分間、文化祭でわちゃわちゃやっているだけで成立するから日常系って凄いね。『MR.ROBOT』に30分も渡したら、人は何人か死んだりしていますよ。
今回も楽しい回だ~って見ていたのに、エンドクレジットに入る前の一瞬の数カットで涙が溢れてしまった。
文化祭ライブまでやってきたけども、全ては押し入れから始まったことだった。
その瞬間に、ぼっちちゃん本当よく頑張ったね・・・って思いになり、涙がぶわああと出てしまったのでした。
次回最終回。まさか30分、フル尺でライブするつもりじゃ・・・と恐れております。
Clover Worksめっちゃ力入れてアニメ作ってるじゃん・・・。
個人的には今回ちらっと出てきた文化祭ライブのシーンで体育館の音の鳴り方が再現されていただけでも鳥肌ものでした。
音作りも本当丁寧ねこのアニメ。
今週の廣井きくりは最前列に陣取るという優しさを見せつつ、ステージ上に空きカップを置いているというクラブの悪いお客さんみたいな態度を取ったり、ぼっちちゃんにダルがらみしたりしていた。
廣井きくり、ずっと廣井きくりしていて最高だ。


2022/12/21(水)

疲れてしまって一日中寝ておりました。
書くことも何にもないくらい一日中寝ていた。
途中見た夢がどれも悪夢だった。


2022/12/22(木)


朝5時に目が覚める。さすがに24時間近く寝ていたので、5時起きでも目は冴えていたので今日でNetflixの配信が終了する『MR.ROBOT』の最終二話を見ることにする。
まずは『MR.ROBOT』シーズン4第12話
前回でどういうこと・・・?となったことの裏面的が延々と描写される。各々の違和感がそういうことだったのか!とわかっていく構成はヨーロッパ企画の『サマータイムマシンブルース』を思い出したりした。
数々のハッキングを行ってきたエリオットが自分自身のハッキングするという展開には「うおー!」と興奮した。本当魅せてくれるよこのドラマは。
しかし自分自身と対峙し、アンジェラとも話してしまったエリオットが取る行動には思わず絶句してしまった。その後味の悪さを引きずるように画面も真っ赤に染まったままエンドクレジット。見終わってしばらく呆然としてしまう。
最終回前なのに、このあと一体どうするんだという展開。
全く次の一手が読めない。
なんてドラマだ・・・と思いながら私は煙草を吸うしか無かったのでした。


シャワーを浴びて、髪を乾かし、気持ちを落ち着けたところで『MR.ROBOT』シーズン4第13話、つまり最終回を見ることに。
どうするんだこれ・・・となった前回からの続き。いよいよ引き返せないぞ・・・と思ったら、風向きが変わってきて「えっ」となったのも束の間、衝撃の事実が次々と明らかになる。
フラッシュバックするあれやこれ。全てが繋がっていく。シーズン1から、シーズン2から、シーズン3から、シーズン4から。あの言葉が、あの言動が、あのシーンが。
そしてたどり着く真実に呆然となる。
私が見ていたもの、それがひっくり返され、同時に全てに意味がつく。
このドラマはなんだったのか。この物語は誰の何の物語だったのか。
エリオットの取る最後の決断。
流れるM83のoutroと光の中に入るカメラ。「やあ、エリオット」という台詞でこのドラマが締めくくられた瞬間、ああなんて素晴らしいドラマを見たんだろうと強い感動に打ち震えていたのでした。
思えば、長い旅路だった。2010年代の『ファイトクラブ』的に思えたシーズン1から気がつけば遠い遠いところまでやってきた。
ギミック的な面白さだけではない、社会不安と、精神的な病が蔓延するこの時代だからこその怒りと自分探しに満ちたこのドラマは間違いなく私にとって特別な作品でした。
シーズン1も面白かったのですが、サム・エスメイルが全話監督するようになるシーズン2以降は映像的にも物語的にもより挑戦的になり、時に映画よりも映画的な映像話法に興奮しました。
しかしやはりこれはドラマでしか語り得ない作品です。
ドラマだからこそできる、ドラマならではの興奮が詰まった作品だったといえるでしょう。
これほど興奮を覚えたのは『ブレイキング・バッド』が思い当たるでしょうか。
それでも個人的な好みで言えば『MR.ROBOT』に軍配が上がるほどです。

毎話素晴らしかったですが、特にシーズン2のシットコム回、シーズン3のワンカット回、シーズン4の無言劇回は現代ドラマの到達点のように思えます。
感想を書きながら、何度も「面白いドラマだったなあ」とかみしめています。
私には生涯忘れられないドラマになりそうです。
素晴らしい作品でした。


久しぶりに爪を黒く塗った。
やっぱ爪を黒く塗るととても気持ちがぶち上がる。
金髪で爪が黒い太った32歳男性は完全に変な人だけども、私はそれでも私の喜ぶことをしてあげたい。


月に一度の精神科の受診のために病院へ。
11時に予約だけどもいつもめっちゃ混んでいるので待たされるだろうなって思っていたらやっぱり1時間半ほど待たされた。
とはいえ、もう待たされるのも慣れたので、一昨日と昨日の日記を書いてやり過ごした。
待ち時間こそ文章を書くにちょうどいい時間ですね。
診察では最近の在宅介護の話をした。自然と「疲れています・・・」と言ってしまっていた。とはいえ、ここから逃げてしまうと後悔してしまう気もしています、という話もした。
今後、父が弱っていく中で感情の整理や、乗り越えていく感覚があるかもしれませんとお医者さんから言われる。まだわからない感情だけども、そうなっていくのかもしれない。


薬を貰うのにもまた1時間以上待たされそうだったので、一度病院を出て、近くのレストランへ。ハンバーグが食べたいなって思っていたら、Aランチがハンバーグだったので頼んで、爆笑問題カーボーイを聴きながら食べた。
今週の爆笑問題カーボーイは太田さんの「やっぱ優勝はさや香だと思うんだよな」からスタート。ウエストランドの優勝を収録中に知った話や、M-1の審査員、というか番組ごと巻き込んだからウエストランドは優勝できたんだ、という話をオープニングでしていて面白かった。
番組の合間にはウエストランドにぶち切れる田中さんのジングルや、いぐちんランドを忘れないという思いが込められたジングル(BGMはRADWIMPSの愛に出来ることはまだあるかい)が流れていて可笑しかった。
番組の後半にはついにウエストランドが登場。優勝後初めて爆笑問題に会うというウエストランド。でもなんとなく田中さんのめちゃくちゃっぷりが際立っていて面白かった。
いい放送だったなーと思ったりした。


薬をやっと受け取ったらもう14時半。母にユニクロでセーターを買ってほしいと頼まれていたので梅田まで行く。
梅田にはやたらとユニクロがある。地図上で見るだけでも10店舗くらいあった気がする。体感では300メートルおきに1ユニクロがある状態だ。
歩いているだけでユニクロに遭遇したので入店。
あまりに広くて、セーターがどこにあるかわからなかったので店員さんに聞いたら、スマホで調べた後に「あります。私に着いてきてください」と言われて、めっちゃ頼もしかった。もし10キロ歩くとなっても、着いていくくらい頼もしかった。


無事セーターも買ったし、ふらふら写真を撮ったりしながら歩き、梅田にも久しぶりに出てきたので映画でも見ようと思い梅田スカイビルへ。久しぶりに来たよスカイビル。到着後、すぐに喫煙所の場所を調べて煙草を吸いました。こんな場所に喫煙所が、って場所に喫煙所がありました。



フィル・ティペット監督の『マッドゴッド』を見ました。

画面に映る物や事が全て見たこと無いもので埋め尽くされているというかもうスクリーンから溢れかえってる状態が90分続く映画。
文字通り人智を超えたものが画面を埋め尽くし、何かをやり続けているので正直に言えば「わしには何にもわかりへん」ってなり続けていました。
だから合う合わないで言えば、合わなかったんだろうけども、でもそう言い切るのが勿体ないような映画でもあった。
そういう気持ちにさせるのは、さっきも述べたように画面に映る見たことない物や事があまりに一瞬で流れていくので「もっと見たい!」って気持ちにずっとなっていたのです。
映画館で見た映画に対してこう言うのは失礼だけども、これは家で繰り返し見られるようになってもっと評価があがる映画かもなあと思ったりしました。
細部まで何度も確認できて余計に好きになる映画だと思いました。
あの解剖シーンとか、内臓が飛び出すのはわかるとして、貴金属が出てきた途端に「???」ってなったしそのあとにアレが出てきて「??????」になりましたし、そのアレをペストマスクつけた幽霊みたいなのが持って行って、遠い場所でアレをアレして、燃えさかるアレにアレした瞬間にアレが起きてって、また「??????????」となりましたけども、そこでやっと「マッド・ゴッド」ってそういうことかーとやっと細い糸だけを触れることができたような安心感を得たのでした。
というわけで「わしには何もわかりまへん」って気持ちにずっとなっていたんだけども、でも思い返せばやっぱ凄い映画だったと思う。
人間の想像力ってここまで爆発できるんだってただただ感嘆する感じ。
フィルムはすぐに美術館に保存されるべきだと思う。
ある種の人類の到達点みたいな作品だよこれ。人類の想像力の到達点だ。
巨人が電気ショックを浴びて、垂れ流している汚物をがぶがぶ飲んでる謎の生き物とか、ようわからんけども凄い迫力があった。よう思いつくなが90分詰まってる。溢れかえってる。
ストップモーションって聞いていたけども、結構実写も使ってるのかな。自然な動きも多くて、どこまでがどうなのか知りたい。
あとこれは自分の目のせいだけども、暗い場面が多く、見づらいなと思ってしまった。
眼鏡を新調したいなとマッドゴッドを見ながら何度も思いました。
クエイ兄弟の『ストリート・オブ・クロコダイル』をリアルタイムでぶつけられた時ってこんな気持ちだったんかな。
「わからん。わからんけども、めっちゃ凄い」ってなるストップモーション映画~~~。


久しぶりに小説を書き始めることができた。
面白いかどうかはわかんないけども、書き始めることができただけでも嬉しい。
書いていて、ここはこういう風に変えようかな~とか考えながら喫茶店を出たら、さっき買ったユニクロのセーターを忘れてしまった。
久しぶりにADHDが出てしまった。


帰宅後今日の『ラヴィット!』のオープニングを見る。
男性ブランコの浦井さんの妹さんが出演されていた。新大阪のりくろーおじさんのチーズケーキの支配人をやっているとか。そんな妹さんはあの巨大な音符を運んで浦井兄を殺していた。数日で巨大音符を作る『ラヴィット!』、日本一明るい朝の番組どころか、日本一尖ったことをやってるバラエティだと思う。


弟のベースを借りてニューオーダーブルーマンデーの印象的なフレーズだけ弾いてみる。弾いていたら楽しくなってきたので、久しぶりにギターを取り出して弾くことにした。
1時間くらい弾いた。フジファブリックの茜色の夕日のサビのコード進行をひたすら練習したり、相対性理論スマトラ警備隊のイントロを弾いたり、そういうことをしていたらとても楽しかった。
アコギ、やっぱ買いたいな。弾き語りができるようになりたい。自分の歌声はそれほど好きじゃないけども、弾き語りしてみたいとは思う。


あとこれは気づきだけども、ストラテラを飲んでいるせいかコードの覚えが良かったり、手のもたつきが幾分ましだったような気がする。
高校時代にストラテラがあったら変わっていたのだろうか。
もしもはないけども、ちょっと考えてしまった。


2022/12/23(金)

昨日、忘れてしまったセーターを取りにまた梅田へ。喫茶店へ行って謝りながら忘れ物を受け取る。
せっかく梅田に来たのでめちゃくちゃ久しぶりにタワーレコードへ。
クリスマスってのもあるので弟のプレゼント用(プラス私もめっちゃ聞きたいから)で八十八カ所巡礼のアルバム『幻魔大祭』を買った。
ブンブンサテライツの本も買いたかったけども4000円超えで今回は見送り。読みたいな。


鶴橋に移動して大学時代のサークルの友人達と「大吉」という焼肉屋で焼肉を食べました。めちゃくちゃ美味しかった。久しぶりの焼肉だった。焼肉美味しすぎる。毎日食べたいくらい美味しい。
それはなくても、しばらく鶴橋の焼肉屋巡りたいよねって話になるくらい、とても美味しかった。
お酒も久しぶりに飲んだ。お酒を飲んだら楽しくなってしまって悪いことや下ネタや与太話を延々と喋っていた。
二軒目に喫茶店に行って、さらに与太話をした。
楽しかった。
「会えるときに会っておきましょう~」と後輩が言っていたけども、本当会えるときにがんがん会って遊びたいものです。
とりあえず勧められた『鎌倉殿の十三人』はなんとか見たい気持ち。


帰宅後、弟と八十八カ所巡礼の『幻魔大祭』の付属ライブDVDを見た。
初めて八十八カ所巡礼のライブ映像を見たけども、なんて超かっこいい!!
収録時間が1時間50分もあったので二日に分けるか~とか言っていたけども、そんなことも忘れるくらい一気に見てしまった。
終始バカテクが続くし、煽りはかっこいいし、パフォーマンスは最高だし、なんだこのバンドは!
マーガレット廣井さん、客のことを「貴様ら!」と言うの凄くいい。でも「貴様らにやさしくしようと思っている」とか「親孝行をしろ!」とか言ってて優しいのかトリッキーなのかどちらなんだと思った。多分どっちもだ。
噂の一升瓶で酒を飲む姿も見ることができた。
弟と「ぼっち・ざ・ろっく!の影響で原作を買うとかはあっても、八十八カ所巡礼のアルバムを買うところまでいった人はどれくらいいるんだろうね」って話をしたりした。もしかしたらこれはまたもや斜(しゃ:斜に構えた態度をとること)なのかもしれない。
とにかくよかった。


『ぼっち・ざ・ろっく!』の総集編を見たりした。妹の後藤ふたりのナレーションがとても酷いことを言っていて笑ってしまった。あとライブシーンの力の入り方がやっぱ凄いですね。とてもいい。もしかしたらいわゆる覇権アニメを追ってることなんてこれまでなかったと思う。その上、1話目から全部見ているって本当無かったから、珍しいことをしたなあと思う。Twitterの感想で面白そうと思って見始めて本当良かったなー。


2022/12/24(土)


昼に起きて、父の在宅介護をするために祖父母宅に行く。若干の「いやいや期」があったが、大人なのでシャワーを浴びて、すぐ準備をして、1時間半後には家を出ていたので偉い。

15時頃に祖父母宅に到着。父に1週間ぶりに会う。今日は弟も日帰りで来ていたのでやっぱり散々うるさい。
とりあえず早速疲れたので、テレビをつけたら土曜はダメよ!』がやっていたので見る。『土曜はダメよ!』が醸し出す関西バラエティの空気ってあるよねって思っているのですが、今日はプラン9ヤナギブソン一家がレストランで注文する料理でビンゴをやっていて、それがやたらと見られる企画で面白かった。なんでこんなに面白いのかわからないけども、面白いんだから不思議。『土曜はダメよ!』の空気に飲まれているとしか言いようがない。


このブログを親戚が読んでるという話を聞いて戦慄した。
ネットに全部をさらけ出しているスタイルなので何にも言えない。


晩ご飯にはチキンが出てきました。クリスマスイブですものね。美味しかったです。
クリスマスケーキも食べました。ろうそくをアップで撮ったらTHE BACK HORNの『美しい名前』のMVみたいだなって思いました。名作MVですよね。あれどうやってスピードとか計算しているんだろう。



www.youtube.com


Abemaで『ぼっち・ざ・ろっく!』の一挙放送があったので、第4話目くらいから見始めた。初見はトリッキーなギャグ描写に惹かれていたけども、改めて見たらその丁寧さに感嘆したりしました。


というわけで0時から『ぼっち・ざ・ろっく!』最終回を見た。
見る前は1話丸々文化祭ライブかと思っていたら、それはAパートで終わらせる構成にまずめっちゃびっくりしてしまった。
でもライブ中に弦が切れて、そのピンチを喜多さんがバッキングで助けて、ぼっちちゃんがワンカップボトルネック奏法で切り抜ける展開はめっちゃ熱い。
まだ時間があるしライブをより盛り上げるのかなと思ったら、ぼっちちゃんがまさかのダイブで中止に。ぼっちちゃん、めちゃくちゃだよ。
Aパートはここまで。その後はギターを買う話になり、まさかと思ったら本当にそのまま日常に戻って終わっていった。
そこで流れるのがアジアン・カンフー・ジェネレーションの『転がる岩、君に朝が降る』のぼっちちゃん歌唱カバーだった。

出来れば世界を僕は塗り替えたい
戦争をなくすような大逸れたことじゃない
だけどちょっとそれもあるよな

俳優や映画スターには成れない
それどころか
君の前でさえ上手に笑えない
そんな僕に術はないよな
嗚呼

そしてエンドクレジットが終わってぼっちちゃんが呟く。「今日もバイトかぁ・・・」
このラストに気がついたらぼろぼろと涙を流していた。
文化祭のライブの後も日常は続いていく。
憂鬱な気持ちは簡単に晴れることはないし、変わりたくてもすぐに自分は変わらない。
でも変わったこともあって、成長していることもある。
たった数センチのことかもしれないけども、日常は変化している。

全ては暗い押し入れから始まった。押し入れでギターを弾いていたぼっちちゃんも気がつけばバンドを組んだし、ライブハウスでも文化祭でもライブするようになった。
ぼっちちゃんの世界はゆっくりとだけど大きくなっていった。
けども全ての日常が変わったわけじゃない。
相変わらず人は怖いし、学校は馴染めないし、働くのだって嫌いだ。
それでもその憂鬱な世界をぼっちちゃんはぼっちちゃんなりに転がっていく。
薄暗い押し入れから始まり、そしてそこから続く日常に、それは降り注いでいる。
「今日もバイトかあ・・・」と憂鬱そうに呟く、新しいぼっちちゃんの日常に、新しい朝は降り注いでいる。

何をなくした?
それさえもわからないんだ
ローリング ローリング
初めから持ってないのに胸が痛んだ

僕らはきっとこの先も
心絡まって
ローリング ローリング
凍てつく世界を転がるように走り出した


「そして生活はつづく」という言葉を思い出すようなラストに、私の新しい朝もこうでありますように、と思った。
憂鬱な日々を、それでも転がっていけるように、その先に朝がありますように。




www.youtube.com


2022/12/25(日)

クリスマスだけども在宅介護をしていました。
しんどくて寝ているか父の何かしらをしているかの二つでした。
それ以外だと「ぼっち・ざ・らじお!」の#3を聞いたくらい。
しんどくなってしまって『はぐれラジオ純情派』も録ることができず。
明日、録れたらいいなと思いながら、また寝てしまいクリスマスは終わっていきました。