にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

両目進捗日記2022年3月14日「私は集中力があらへんのよ」

 ほぼ10日前に小説書きたいね〜って文章を書いたわけですが、そのあと私は本当に小説を書いた。

 有言実行。

 それはそれとして、有言実行と書くと『ボボボーボ・ボーボボ』でサービスマンが現れる時に出てくる「有言実行有言実行、不言実行不言実行」って煽りを思い出してしまう。有言実行も凄いけども不言実行も凄い。まあサービスマンは局部を見せてくる最悪なヒーローなんですけども……

 さて、有言実行って言ったら、書き終わった感がでるけども、まだ書き終わってはいない。

 3000字近く書いた。喫茶店で書いた。

 閉店の時間になって家に帰ったら書けなくなってしまった。

 熱が冷めてしまうと、また再着火まで時間がかかってしまうことがありまして、今はその状態に入ってる。

 次の状況や話の展開は思いついてはいるんだけども、次の文章がなぜか書けない状態、というか上手く貼れないなーと悩んでる。文章は書くもので貼るものじゃないけども、書く文章が全然粘着力がなくて、どうしたら前に書いていたものにくっつくだろうか?とうーんうーん、となっております。

 

 

 そういう風に一度冷めてしまってから書くのが難しいという癖もあるので、私はなるべく短編小説を書こうとしている。実際に自分が書ける物語の自重的に長編は上手く立てないと思う。崩れてしまう。

 書けた方がいいんだろうな、と思いつつ、私は短編がとても好きだ。書くのも読むのも。村上春樹も短編が好きだ。というか読み切れた長編の村上春樹は『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』くらいで、あとは読めていない。『ねじまき鳥クロニクル』は第三部まで突入はできたのに、主人公が謎のヒーラー的仕事、というか性的な仕事をし始める場面で何故か気分が悪くなってやめてしまった。

 でも短編は好きだ。みんなが大好きな『かえるくん、東京を救う』も『ドライブ・マイ・カー』も好きだし、ショートショートくらい短い短編をまとめた『夜のくもざる』も凄く好きだった。強引に肉体関係を迫ってくる男たちの鎖骨をスパナで折っていく女の子が出てくる『スパナ』って話がものすごく好きだった。「鎖骨を折られた方がいい男ってのは確かにいるのだ」みたいな締めの言葉をよく覚えているし、そういう男はいるよね、と今でも思っている。

 

 良くないんだけども、私は集中力が本当に無くて、それは本を読むのも、書くのもだと思う。だけども、だからって読むのも書くのも嫌いってわけじゃない。むしろ凄く大好き。でも集中力が続かないってのは、もっと根本的な、それこそ私が本来気質のせいだ。

 その気質もあるから、書くとしても短編にしてようって思ってる。そしたら集中力が続く中なら、ちゃんと構築をできる気がする。少なくとも読み切ってもらえるものは。

 

 この自分の気質については、コンプレックスでもあるし、引け目に感じている部分でもある。そして一度切れてしまった集中力をまた繋ぐのはやっぱり難しいことも。

 だから、今日も書きかけの短編を目の前にどうしたらいいかなあ…となっていた。

 だからまた書くために集中したいなって思う。でもそれはなかなかに難しい。けども、多分向き合っていたら、また集中できるんじゃないかなって思う。

 そして私は何より集中して、それも時間も忘れるくらい集中して小説を書いている時間がとても好きだ。

 何もかも忘れて、その世界にダイブしているような感覚が好きだ。

 その感覚は一度外れてしまうと、また取り戻すのは難しいけども、飛び込めるなら何度も何度も飛び込みたい。

 

 

 それはそれとして、今書いてるのはまた超くだらないやつです。例によってねこちゃん大集合みたいな話です。ねこちゃん大集合〜みたい話を凄い集中して、時に悩みながら書いているのって変だね、と思いつつ、悩みながらでも超くだらないねこちゃん大集合な話が書きたいと思う。

 なので、今日も頑張った。明日もできたら頑張ってみようと思う。頑張って、途切れた集中を繋ぎ直して、超くだらないねこちゃん大集合な話を書くのだ。

 

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