にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

日記 2022/11/14〜2022/11/20「朗読Bar、ぼっち・ざ・ろっく、診察、お歳暮」

日記 2022/11/14〜2022/11/20

 

 

2022/11/14(月)

 

知り合いのお通夜に行った。

自死とのことだった。

仲がよかったというわけではない。むしろ一方的に尊敬していた人であった。

だからこそ私はその人ともっと仲良くなりたかったと思ったし、間に合わなかったことが悔しくてしかたなかった。

その人もだけども、自死について、私はどうこう言えることじゃないなあと思う。

やっぱり自死についてはその人それぞれの考えもあるし、突発的とはいえ、それが浮かんでしまうならばもう仕方ないことだと思う。

それでも、と何度か思ってしまったのは生きている方からのおごりなのかなとも思う。

死なないという選択がいかにきつくても、生きることがとても苦しく大変でも、なんとか生きる道はなかったのかなと思う。

なかったんだろうなあ。

少しそのことに呆然としてしまう。

生きていくのはやっぱり苦しすぎると思う。でも自死というのは、何か空間がそこだけ欠落したような感覚と、呆然としてしまうような、置いていかれたような、そんなものがある気がする。

難しい。とても難しい。

沢山物を持っていた人らしく、形見を持って帰って良いよと言われた。

私はヴィヴィアン・ウエストウッドのマフラーとアクセサリーを貰った。どれもとてもかわいくて、おしゃれだった。

おしゃれな人だったんですねと口にした瞬間、泣いてしまった。

もっと仲良くなりたかったなあ。

 

 

 

 


帰宅後、弟がぼっち・ざ・ろっくを見ていたので、1話と2話をもう一度見て。それから5話を見た。

5話のライブシーンがとても熱かった。

ぼっちちゃんがぐっと足を踏むのは、そこには無いエフェクターを踏むようだった。

エフェクターを踏むと音が変わる。歪んだり、大きくなったり、空間的に広がったり。

でも何より、感情が変わるんじゃ無いだろうか。

それを踏むことで変わるのは音よりも感情である気がして、ぼっちちゃんはあの瞬間、自分の感情を変えるそこにはないエフェクターを踏んだんだと思う。

 


あとGoProで撮ったようなカットのかっこよさにびっくりしたり。どうやって描いてるんだろう。あのカットは昔見たスリップノットのライブ映像を思い出したりした。

 


友達に「ぼっち・ざ・ろっく!いいね~」って連絡をする。そしていつか下北沢を探訪しようね~という話になった。下北沢行けたらいいな。

 


弟が上坂すみれの2nd写真集を買ったので見てみると、こうなんというか、恥ずかしいんだけども、まっすぐえっちな内容でめちゃくちゃどぎまぎしてしまった。1stの時の「上坂さんがこんな写真を!」というのが今回は全編続くような感じでめっちゃ攻めてる!とびっくりどぎまぎ。特にカルバンクラインの写真は顔が赤くなるくらい凄いなって思いました。

写真集を見た後、見せる予定なんてないけども、自分も身体をしぼりたいな、いや絞らねばと、シャドーボクシングを5分くらいやったらめっちゃ疲れてしまった。

弟とシャドーボクシングやってるときにスリップノットが流れてたら元気が出そうって話をした。ヘリテックアンセムとか。If You're 555,then I'm 666!!!!!

 

 

 

2022/11/15(火)

 

散歩をした。とりあえずなるべく散歩をしようと心がけている。毎回隣の駅まで歩いている。毎回隣の駅まで行って、そこにある喫煙可能な喫茶店に入ってぼんやりしている。

今日もそうだった。行きはROTH BART BARONの新譜を聴きながら移動した。まだ好きなアルバムかどうかわからなかった。

茶店に入って、文章を書いた。これを書かなきゃどうしようもできないというような、父に対する思いの文書を書いた。発表するのが怖かったが、書いたものは仕方ないとアップした。

 


二時間ほど喫茶店にいて、家に戻る前に、ゲームセンターに寄って1プレイだけ『雷電4』をやった。最近ゲームセンターミカドの配信をよく見ている影響でシューティングゲームをやりたいという欲がめっちゃある。隣の駅にはゲームセンターがあって、『雷電4』をプレイできる。というわけで最近は散歩の帰り道に1プレイだけ『雷電4』をやってる。

今のところ毎回3面のボスで死んでいる。難しい。けども面白い。ただ、やりすぎるのはよくないとなんとなく思っているのか、まあいいやと思ってしまうのか、1プレイをやるとそれで止めて、帰るようにしている。いつかクリアできたらいいなと思う。

 


帰り道はアルコ&ピースD.C.GARAGEを聞いた。酒井さん家に来た妻の友達がハナコの菊田の妻だったことがわかり挨拶させるかさせないかを考える回だった。面白かった。

 


家に帰って、晩ご飯のお寿司(スーパーの出来合いのもの)を月曜日ラヴィット!を見ながら食べた。モグライダーのモグ散歩は浅草地下街編。一度だけ行ったことがある。古い場所なんだけども、むき出しの配線や雑多な雰囲気が妙にサイバーパンクっぽさがあって良い場所だなあと思った。その場所を丁寧に散歩していくモグライダー。忍者バーに行ったり、800円の理髪店で散髪したり、電流気功を浴びるモグライダー。面白い回だった。

 


ご飯食べ終わってぼんやりしていたら、大学時代の先輩から電話。とてもこじらせているという話を沢山聞いた。先輩には幸せになってほしいと思いながら、拗らせている内容が内容なので難しいなあとも思ってしまった。年齢を重ねるって難しくなることも沢山あるよなあと思ったりした。でもここのところ辛い話ばかりだったから先輩と話せて気分が楽になったことが沢山あった。気心しれた人と話すのって楽しいなって当たり前のことを思ったりしたのだった。

 


23時頃に弟がバイトから帰宅。ご飯を食べ終わった弟と『ぼっち・ざ・ろっく!』の6話を見た。酒飲みでだめな大人のきくりさんが出てくる。一発で好きになる。駄目な大人が出てくると好きになってしまう。自分が駄目な大人ってのもあるけども、駄目さが中途半端なので振り切れてるキャラクターや人に憧れみたいなものを未だに持ってしまう。6話はチケットノルマをどうしようと悩む場面がピクセルアートで表現されたり、一転路上ライブシーンは光の表現やGoProで撮ったようなカットで、成長する様やライブの躍動感を表現していて相変わらず見応えがもの凄くあった。

 


毎話、あらゆるアニメ演出が詰め込まれていて大げさな言い方をするとスパイダーマン:スパイダーバースへの日本側からの回答のようなアニメだと思う。でもそれをヒーローアニメじゃなくて、日常アニメでやってるのが日本的なのかもしれない…と書いて大げさなことは書く物じゃないよなって思ってきた。止めておきましょう。とはいえ、見応えのあるアニメなのは間違いないです。めっちゃ面白いもの。今私は最新話まで見てしまって、一週間待たなきゃいけないのかとちょっと絶望しています。

 


弟が『ぼっち・ざ・ろっく!』6話の光の表現を見て、『悪魔のいけにえ』のラストシーンが見たいってことになり、そこだけ見る。なんと異常なテンション。発狂する主人公の姿に「うわ」となったのも束の間で朝焼けの中チェンソーを振り回すレザーフェイス!やっぱ超好き。本当好き。このブログ「にゃんこのいけにえ」は勿論ですが『悪魔のいけにえ』オマージュです。とはいえ1しか見てないんだけども。1をみた衝撃で、つけた名前だからそこは許して欲しい。

 

 

 

母がジェラードンのかみちぃにハマりかけている。まさかなラインで面白い。とりあえずレキシのMVに出ているかみちぃやYOUTUBEにあがっているダンス動画を見たりした。

 

 

 

父親のこれからについて、母親からいくつか聞く。大変な日々が始まるかもとのことで、心配そうにしている母や弟に「みんなで助け合おう~」と私は言うのであった。

そういうしかないし、そうやっていくしかない。

 

 

 

布団に入って眠れなくて何か見ようと思い気になっていた『闇動画14』の"死の円環"を見た。めちゃくちゃ面白かった。タイトルにあるように円環物だけども、最小の表現で最大の効果を発揮しているというか、低予算や撮影シチュエーションを逆手にとった演出が冴え渡っていた。半ば心が壊れながら、黒板のあの数字を書き換えるシーンはぞくぞくした。GoProで撮ってるよ~ってわからせるために「両手」を使える場面を冒頭に持ってきたり、それが印象的なためにもう一度見る時に「あれだ!」となるのも気持ちいい。『闇動画』は心霊ビデオ評論同人誌『霊障』で取り上げられていたので、あの本に載っていて気になった物をこれからもちょくちょく見ていきたい。

 


しかし面白い物を見た結果、上手いこと眠ることができず。色々と2時間ほど試した結果、金属バットのラジオを流したら瞬間的に眠ることができた。ご両人の会話、本当安眠作用がある。

 

 

 

 


2022/11/16(水)

 

 

 

久しぶりに梅田に行く。梅田まで出るときは、淀屋橋で降りて、そこからとぼとぼと歩いて行く。途中、大阪第4ビルと第3ビルを通る。

第3ビルにレトロゲームが沢山置いてあるゲームセンターがあり、そこにちょっと寄った。最近は出先でゲームセンターがあれば1プレイくらいしたいと思ってる。今日は『雷電DX』をやった。『雷電DX(ディーエックス)』は『雷電2』というシューティングゲームのリメイク版・・・というかバランス調整をしたものらしい。発売されたのは94年くらい。私が4歳の時のゲームだ。緻密なドット絵が凄まじい。爆発した飛行機の破片がくるくると落ちていって、地面にぱふっと落ちるまでを描いていたりするのだ。凄いなーと思いながらプレイしていたら1面のボスで死んでしまった。初級者モードでもめっちゃ難しかった。シューティングゲーム、もっと上手くなりたいね。

 

 

 

梅田に来たら『ニューYC』って喫茶店に寄りがちだ。『ニューYC』は阪急梅田駅を降りたところ、マクドナルドのすぐ隣にある昔ながらの喫茶店。昔ながらなので未だに煙草が吸える。あとコーヒーが美味しい。そんなに広くない店内に、いつもお客さんは結構入ってる。けども、何故かいつも1~2席くらいは空いていて座れなかったことがほとんどない。不思議な喫茶店だと思う。

長時間いても何も言われず、昔はよく友人と長時間この店で喋り散らかしていた。

梅田になんか月に1回来るか来ないかなので、行ったときはやっぱりこの店に行ってしまう。好きです、ニューYC。

今日は奥まった場所でホットコーヒーを飲みながら日記を書いた。

日記を書くの、やっぱ好きだなと思う。

私はついつい何もしなかったな・・・と落ち込みがちなので、日記を書くと「こんなにやってるやんか」と思えて嬉しい。また日記を書く行為そのものが「何かをしている」ってことになるので嬉しい。あと文章を書くのが純粋に楽しい。

というわけで日記を書いていた。

途中からアフター6ジャンクションの先週水曜日の徳利さんのライブを聞いた。

徳利さんはラッパーで、私は徳利さんが大好きで、それこそ最初の頃にあげた『徳利からの手紙』を聞いてからずっと好きだ。と思っていたら『徳利からの手紙』が10年前と知ってびっくりしてしまう。わわわわ!もうそんなに経ったんだ。うひゃー。

徳利さんのSNSもめっちゃ好きで、超へこんでいた時期に徳利さんのTwitterで笑ったことも沢山あった。

最新アルバムもよかった。特にみんなが思っていることを歌った世紀のアンセム『チャリ』はぜひ必聴。

「俺のチャリの前にチャリ止めるな。俺がチャリ出すとき出しにくいやろ」という素晴らしいフックが聞ける。

そんな徳利さんのアトロクライブ。めっちゃよかった。最新アルバムからの曲を中心にだけども、あらためてライブで聞くと本当に日々のことを歌ってるんだなあと思ったりした。日々のことを歌うこと、もっと言えば日々のことを面白く歌えるのは本当に才能だと思った。

徳利さんをこれからも応援していきたいなあという気持ちになったのでした。

 

 

 

 


中崎町に移動してコモンカフェで行われてる『朗読Bar/金魚の夢』を見に行った。

この日出演される深田あささんが私の小説『恐怖!巨大花!!』を朗読してくださるとのことで、見に行ったのでした。

5人の演者が代わる代わる朗読していくのですが、一人目が深田あささん。朗読作品は先述の通り『恐怖!巨大花!!』。

自作品なわけですが、深田さんに朗読してもらうと本当自分の作品だったのに、初めて聞く話のように思えるほどフレッシュになってもうめっちゃ嬉しい。

劇中、巨大化したフリージアことフリージやんが人類に宣戦布告するシーンがあるのですが、その演説の力強さに私は超感動しちゃって、涙ぐんでしまいました。こんな風に自作品を朗読を通して立体化してもらえるのは作者冥利すぎるというか、幸せな時間でした。

同時に自作品なので色々と自分の文章の癖が気になったり自作品の弱さが気になったりとそわそわもしたのですが、それも思えたのは朗読してもらえたからで、朗読してもらうっていいなあ嬉しいなと思ったのです。

あと深田さんの読む喋るねこの可愛らしさったら!『恐怖!巨大花!!』では宮本さんというねこが出てくるのですが、かわいくて思い描く喋るねこだー!と嬉しくなったのでした。

とても幸せな時間でした。

 


二人目はサリngROCKさん。魚の頭を被って出てきて、早速ぎょっとしてしまう。内容は海の底に落ちてきた物語を読むというもの。その物語は隕石が衝突して最後に生き残った恐竜であるトリケラトプスと小さなほ乳類の生物との旅の話。

小さなほ乳類がトリケラトプスに別の恐竜に会えるかもしれないとお世話を焼くんだけども、肝心のトリケラトプスは丸くてすべすべした石に夢中。そんな二匹の会話がまるで『ぼのぼの』のようなタッチで交わされるのがとてもかわいらしい。

でもそんな中のトリケラトプスの独白に胸を打たれたり、突然の死に呆然としたり、かと思えば、楽しくて賑やかなアフターライフに何故か胸がじーんとして、そして最後の魚の一言ににやにやしたりしました。

海外の子供向け小説みたいだなあと思ったりしたけどもサリngROCKさんによる作だそうで、サリngさんの他の作品も見てみたいなあと思ったりしました。

 


三人目は吉田凪詐さん。とりとめもない散文的な文章が読まれていく。あちらこちらに視点や思考が飛んでいくので、全体像の把握はできなかったんだけども、でも1つ1つはとても印象的。そしてその飛んでいく思考と視点がとても心地よかった。円城塔さんの小説を読んでるときみたいな気持ちになるなあと思ったりしました。

途中の台詞がとても面白かったので、そこは文章でまた読んでみたいなあとか思いました。

 


換気休憩を挟んで四人目は坊俊幸さん。換気休憩の10分間で即興ショートショートを書くというところからスタート。お題は『親切な感想文』だったのですが、それを綺麗に書き上げていてそれがまずめっちゃかっこよかったです。

続けて二編ショートショートが読まれたのですが『オークション喫茶店』は設定が面白いなあと思って二編目の『親切なカレー』は丁寧な導入からの突然の力業、そして力業に次ぐ力業でどんどん話がドライブしたり、演技で笑わせたりととても楽しかったです。

小説や演劇や映画とも違う、朗読だからできる表現ってあるなあと思ったりしました。

 


五人目は米山真理さん。アイドルが好きとのことでこれまでAKB48の総選挙の時のスピーチを朗読していたそうですが、今回は卒業の時のスピーチを朗読するとのこと。今回は前田敦子さんの卒業時のスピーチの朗読、というか完全再現。

凄かったです。

最初はそのモノマネ的なものだと思い、笑って見ていたのですが、徐々に徐々に引き込まれていき、終盤全力で叫ばれるそのスピーチに気がつけば泣いている自分がいました。

スピーチに至る状況描写もめちゃくちゃに上手く、前田敦子以外のメンバーの動揺や感情、そしてファンの動揺、そして会場の空気感まで伝わってくるようでした。

だからこそ、最後の前田敦子卒業時のスピーチの時は、5万人近く集まったファンの姿が、一人一人の声援が、東京ドームの空気が、そして何よりスポットライトに当たり、涙を流しながら、自分の言葉をちゃんとはき出そうとする前田敦子の姿が見えた。

めっちゃ凄い芸だと思った。

 


というわけで『朗読Bar/金魚の夢』はとても面白く、とても刺激的なものでした。

終演後、深田あささんと喋ることができて、気がついたら色々と喋りこんでしまった。

色々とあわあわと喋ってしまいましたが、本当読んでくださって嬉しかったことを伝えられていたら嬉しい。

 

 

 

会場を出て晩ご飯にココイチへ。先日のぽんぽこちゃんねるでココイチを取り上げていてたべたくなったのでした。というわけでスクランブルエッグとカツをトッピングしたカレーを食べた。お腹いっぱいになって嬉しい。

ご飯を食べながらアフター6ジャンクションの『解像度・高すぎ晋作』を聞いた。

めちゃ面白かった。

ある方面の知識があるせいで解像度が高くなってしまい映画等の描写が「それはどうなの?」と思えたり逆に「これはすごい!」と見えてしまう、そんなリスナーからのメールに「へー」となったりあまりに酷いバイブスまき散らすメールに笑ったりな一時間でした。そして改めて映画は虚構の世界を必死に作り上げてるんだなあと当たり前のことを思ったり。みんなで嘘をついて、1つの世界を作ってる。嘘の中には弱い嘘もあったりして高すぎ晋作に見破られたりする。完璧な嘘ってのは存在しないのかもしれない・・・とか思ったりした。

 

 

 

LAUSBUBのインタビューが凄かった。この人ら、めっちゃ音楽聴いてるやん!ってすげー!ってなった。インタビューを読み終わって、もっと音楽聴きたい!って気持ちになった。

 


弟と最近聞いてる音楽の話をした。今、私が久石譲ソナチネのテーマが好きって話をした。

 

 

 

 


2022/11/17(木)

 

 

 

11時から精神科の診察の予約が入っていたので病院へ。

しかしめちゃくちゃに待たされる。この病院に転院してから一番というほど待たされに待たされて、診察が始まったのは13時半を過ぎてからだった。

これだけ待っていたのだったら本でも読めばよかったのだけども、なんだか妙にそこまでの元気もなく、ひたすらTwitterばかり眺めていた。Twitterを眺めていてもいいことなんて何にもないんだけども、気力が0に近いときはそれしかできない。

診察ではここ最近の出来事を話した。

落ち込んでいるけども、自分の内側から出てくるような鬱というよりは、周囲の状況の変化や悪化によるものなので、と意外と最近の自分の状況について言語化できてよかった。

薬の変更とは無く、とりあえずこのままでいくことに。

先生から「これから大変でしょうけどもご無理をなさらずに」と言われる。

私はどこかのタイミングで「先生もお昼食べてないでしょうから、本当お疲れ様です」とねぎらっていた。待っていたのは先生のせいではないし、そこに不満をもってるわけではないとちゃんと言っておくのは大事。先生とはいえども、人間関係であるという意識めっちゃある。

 

 

 

二年前まで通っていた精神科デイケアにまた通いたいという話をデイケアにしに行ったら、スタッフが入れ替わったのでまた1から出直さないといけないとなり、来月の診察で先生にデイケアに通うための面接を入れて貰わないといけないとなった。

できれば、来週くらいから通いたかったので、来月になって戸惑うけども、仕方ないので「はい~」と言う。

デイケアに通うのが正解かわからないけども、私はなんとか浮上したいなって思う。だからそのためにはなんとかしなきゃいけない。藁にもすがる思いの、近くにある藁がデイケアだったので、そこには掴まりたい気持ち。

 

 

 

結局全部終わったのは15時前近く。だいぶ疲れてしまった。

病院の敷地内の公園でおにぎりを食べて、移動。

鶴橋の駅中にあるドトールに入り、ホットコーヒーを飲みながら日記を書く。

16時半に電車に乗って奈良へ。

今は奈良の祖母宅(祖母は亡くなってしまったけども、未だに祖母宅と言ってしまう)に母と叔父さんが来ているので、今日はウナギを食べるという話になり、駅を降りたあとにうなぎ屋に予約していた鰻丼を3つとう巻きを1つ貰う。

それから祖母宅へ。

道中はLAUSBUBの新しいEP「M.I.D.」を聞いていた。

とてもいいEP。

"Wind City"の気持ちよさや細野晴臣さんのカバー"Sports Men"もとても良かったけども"The Catcher in the Dai"がめっちゃ好きになる。

「ナンを探して三千里~」というフレーズが耳にこびりつく、テクノな童謡みたいで変でかわいくて好きだなと思った。

あと"Get Stir Crazy"のギターの音がニューオーダー的で良いなあと思う。ニューオーダー的な音っていいよね。あの切なさとさわやかさが入り交じったようなギターの音色を聞く度にきゃっきゃしてしまうし、そういう音にオマージュを捧げた曲に出会うのも好きだ。

 


祖母宅に着いて、鰻丼を食べる。めっちゃ美味しかった。

 


父の退院する日が来週の金曜日に決まる。

とはいえ、良くなっての退院ではない。

ほぼ寝たきりに近い中、今後は祖母宅での介護になるとのこと。

ヘルパーさん等も来てくれるとのことだけども、ここから大変な日々が始まるなあと思う。

 


その後、1日動いていた疲れが出て、すぐに横になる。23時には目が覚める。

ぼんやりしてて、何をする気もおきず、またTwitterばかり見てしまう。

24時半からアメトーークの"チェンソーマン芸人"を見た。面白かった。

同時に自分はあんまり考察とか気にせずに読んでたなーと思う。

チェンソーマンは確かに謎の多い話だけども、自分はどちらかと言えば、瞬間瞬間の演出のかっこよさに惹かれて読んでたんだなーとチェンソーマン芸人を見ながら思ったりした。ケンドーコバヤシの「ナダルっていいなさい・・・」でめっちゃ笑った。

 

 

 

寝ようと思うけども、1回寝てしまったせいで、寝付けず。

そういえばとNetflixで『イモータリティ』ってゲームを配信したたなって思い出して、ダウンロード。

『イモータリティ』は『her story』のサム・バーロウが手がけた実写アドベンチャーゲーム。消えた女優が残した三本の未公開映画の断片から「何故、映画は未公開になったのか?」「何故女優は消えたのか?」という謎を探っていくというゲーム。

1時間ほどプレイしただけども膨大な量の映像を見る。それも各映画の本編の映像から始まり、メイキングの映像、読み合わせの映像、もしくはプライベートフィルムまで、映像の断片に次ぐ断片。

その断片をどう行き来するかと言えば、映像に映っている人や小道具を拡大すると、その人や小道具が映っている別の映像に行き来できるというもの。

直感的な操作をしつつ、一見繋がっているようないないような断片に飛ばされる感覚が面白い。

映像の断片から、当時の人間関係が見えてきたり、そもそもでいう未公開映画のストーリーを把握していく。それもプレイヤーである私の頭の中でぼんやりと浮かび上がるのが面白い。

眠たくなるまで『イモータリティ』をやって、寝る。

 

 

 

2022/11/18(金)

 

 

 

朝起きてわかる、完全に駄目な方の日。

ということでずっと寝続けていました。

途中、カーペットの引き替えを手伝ったのが唯一動いた時間くらいです。

夜、『イモータリティ』の続きをやる。

Netflixに加入していたら、このゲームが無料でできるのわけわかんないくらい、めちゃくちゃに凝ったゲーム。

Netflixに入ってるならぜひぜひ。

 

 

 

2022/11/19(土)

 


奈良の祖母宅から大阪の実家へ帰る。

その途中に大阪府立中央図書館へ行き、めちゃくちゃ延滞していた本を返す。

ちょっと怒られてごめんなさい・・・って気持ちになる。

次に何を借りようかなって本を見て回るけども、なかなか刺さる本が見当たらない。

そんな中J.G.バラードの短編全集を見つける。

最近プレイしている『イモータリティ』はJ.G.バラードの凝縮小説って手法に影響を受けているというのをちょうど前日に読んでいたので、そういえばJ.G.バラード読んでないし、読んでみようかなってぱらぱらとめくるととてもいい前文に出会った

 


『短編小説はフィクションの金庫からこぼれ落ちた小銭のようなものだ。長編小説の富の前には軽視されがちだが、相手はしばしば過大評価された偽金だったりする。だが、最良の短編、ボルヘスレイ・ブラッドベリエドガー・アラン・ポーらの短編小説は貴金属で鋳造され、想像力の財布の奥深くでいつまでも輝き続ける黄金なのである。』

 

 

 

これを読んで、借りようと思った瞬間くらいに警備員の人に「閉館時間ですよー!!」って言われ、慌てて借りた。

 

 

 

その後、京橋に移動。喫茶店スワンに行き、ホットコーヒーを飲みながら日記を書いた。

茶店スワンは京橋の他に天王寺にもあるけども、どちらも今の時代なのに喫煙可だし、良い感じに汚いし、なんとなく長居できるしで、とても好き。

日記を書いて、借りてきたJ.G.バラードの短編を1つ読んで店を出て帰宅。

 

 

 

今日の晩ご飯は551の焼売と肉団子と豚まん。ぱくぱくむさぼるように食べてしまった。

晩ご飯を食べた後switchで『シルバー事件25区』を始める。

シルバー事件』は心のゲームトップ10に入るほど好きだったけども、こちらは未プレイ。オープニングからめちゃくちゃかっこいい!

そして話は相変わらず、というより『シルバー事件』よりも尖っている気がする。

第0話と第1話をクリアして、おもしれえ~となる。こちらもぼちぼち進めていきたい。

 


22時から先日の「朗読bar」を主催されている突劇金魚さんがTwitterのスペースで「朗読bar」の感想回をしていたので、それを聞く。

話が褒められていて嬉しい。深田さんの朗読が凄いって話に「うんうん!」と頷く。

途中まで聞いたところで、22時半になったのでスペースを退出して、弟とポッドキャストはぐれラジオ純情派』を録る。

『ぼっち・ざ・ろっく!』、『イモータリティ』、ゲームセンターの思い出、最近見た演劇の話をした1時間で、終わった後に弟に「今日は良かったんちゃう?」と言われて「今日は良かったねー」と言う。

録り終わった『はぐれラジオ純情派』を早速アップロードする。

 


その後、なんとなく弟と話していて最近ラジオとかお笑い芸人の中で『ブレイキング・ダウン』が流行ってるよねーって話になったので、一度『ブレイキング・ダウン』の映像を見てみると、めっちゃ怖くて嫌やねーって話をする。

こっちの方が好きだなってことで『ブレイキング・ダウン』オマージュ企画のチャンスの時間でやっていた『ブレイキング・ヤンチャ・オーディション』を見て、めちゃくちゃ笑う。

真空ジェシカ川北の上手い蛇とヨネダ2000のハーモニカはやっぱいいなあ。

 

 

 

1時くらいから『イモータリティ』の続きをする。

ばああああん、と音が鳴るタイミングがあるのだけども、その時に、画面を色々と触っていたらよくわからない映像が流れることに気がついた。

何か確信めいたことを言っている気がするけども、やっぱりわからない。

このゲームはどこに向かうんだろう?

 


2時半くらいにリビングにいたらまだ家族が起きている。

子供につける名前ベスト10みたいな記事を見ていたので「州知事」と書いて「シュワルツネガー」と呼ぶとか「狩人」と書いて「プレデター」と呼ぶとかいらないことを延々言い続ける。

その後、弟と「やっぱりM-1の審査って・・・」と話を30分くらいする。やっぱり私は金属バットに通って欲しかったと思っているのです。

 

 

 

2022/11/20(日)

 


母とお歳暮を買いに難波の高島屋まで行く。

母とお歳暮を買いに行くのも何度目だろうと思う。

鬱病になって会社に行けなくなってから、お中元とお歳暮を買いに行くのに着いていくようになった。

最初は祖母の分も買っていたので、結構な量を買っていたけども、そんな祖母も亡くなってしまって買うお歳暮の量は減ってしまった。

そんなことに寂しさを感じつつ、お歳暮を買うスピードは以前より速くなっている。

お歳暮眼というのだろうか、予算以内に買う良いお歳暮を見極める力が確実に養われていると思える。

というわけですぱすぱすぱっと購入する物を決めた。

しかし、休日というのもあり、お歳暮購入者の待機が結構なことになっていて、1時間ほど待つことに。

その間に、本を探しにブックオフに行きたいと母が言うので、難波のブックオフに行った。難波のどこにブックオフがあるか、目をつむってもわかるので、えいやっと案内をする。

というわけでブックオフへ。でも沢山積読があるので、私は本は買わず。母もお目当ての本が無かったらしくまた高島屋へ戻った。

 


戻ったらちょうど順番になり、お歳暮を買い、疲れ果てた我々は難波マルイの裏にある英國屋に行った。

席に座ったら、隣がギャル2人組。

「日本まじ生きづらいわ~」とギャルが言っていて、ギャルが生きづらいというならば日本は生きづらいんやろなあと思ったりした。

 


母とは英國屋で別れて、私は日記を書いたり『シルバー事件25区』の続きをプレイしたり。『シルバー事件25区』は第二話『Good Looking Guy』をクリアした。

途中延々とコンビニ地下にあるダンジョン(!)を歩かされる場面で「須田51のゲームだ!」と興奮した。めっちゃ妙だしストレスを与えてくる場面だけども須田51のゲームをしているなあという感覚になるのだから不思議としか言いようがない。

物語も奇妙で面白いものだった。

民営化された郵便局の暗躍ってのが面白い。郵便局が暗殺者を育て上げてるなんて、どうしたらそんなのを思いつくんだろう。

エンディングの余韻もよかった。

やっぱ『シルバー事件』面白いなあ。演出も台詞回しも尖りに尖ってていい。まねをしたくてもできない。何を食べたらこんなものを作れるんだろう。

 

 

 

帰宅途中の電車の中で阿部和重の『ブラック・チェンバー・ミュージック』を読み始める。物語が動き出すきっかけになるいわゆるマクガフィン的なものが面白いなーと思う。

ヤクザとの会話に先ほどまでやっていた『シルバー事件25区』的なものを感じる。

阿部和重さんが『シルバー事件』をやってるとは思えないけども、須田51と共通する何かがあるんだろうかとか思ってしまった。

そういえば、阿部和重さんの本は『インディヴィジュアル・プロジェクション』くらいしか読んでないなーと思う。いくつかチャレンジしたけども、度々襲いかかる暴力描写や性描写に「わーギブだー」となって読まなかったりしたのだった。

とはいえ、読みたいなと思っていた作家さんだったので『ブラック・チェンバー・ミュージック』が読み通せたらいいなあと思う。

今のところぐんぐん読めてる。

 

 

 

帰宅して、今日はKYKのとんかつ弁当を食べた。

食べ終わってから、今日もぼんやりyoutubeを見る。

スパークスのMVやニューオーダーのMVを見たり、映画の中でデヴィッド・ボウイのモダン・ラブが流れてるシーンを見たりした。