日記 2023年5月1日〜2023/05/07
2023年5月1日(月)
Twitterのフォロワーとお会いすることになり、「京都を見てみたい」と言われたので京都をあちこち連れ回した。
鴨川デルタ、出町商店街、河原町、喫茶フランソワ、錦市場と半日歩いたり喋ったり。
でも人見知りを発動してしまい、無言の時間が長かったかもしれないと反省してしまう。私は頑張れてただろうか。
石黒正数の『それでも町は廻っている』をおすすめしてもらった。その話がとても面白そうで、その場でkindleで何冊か買った。また読んでみようと思う。
18時くらいに解散。とても楽しかったです。
帰宅後、オムレツと野菜炒めを作った。
西島大介『All About マンガっち』を読んだ。西島先生のオルターエゴなマンガっちがあちこち行ったり、喋り散らかしたりしてるマンガ集。西島先生に初めて興味を持ったのはクイックジャパンのマンガっちからだった。というわけで懐かしい気持ちかつ、きれきれな内容にやっぱ楽しいとなったのでした。
マンガっちを読んで、それきっかけでX JAPANの『DAHLIA』を聞いてみる。
めっちゃかっこよい。特に『DRAIN』が自分の想像するX JAPANっぽい曲では全然なく、そのかっこよさに「ほえー」となってしまっ『Rusty Nail』はやっぱ好きでついつい2回聴いてしまう。そして聴きながら"原曲キーで歌いながら大根をかつらむきする和牛の水田くん"を思い出すのだった。
渡辺あや『懲戒免職』を見た。
ダメな教師をオダギリジョー、主人公を柳英里紗、同級生には吉高由里子。ダメで最低でキモい教師に関する話なんだけども、振り返るような構成とそれでも惹かれてしまう人の切なさに、はわわ…となる作品だった。
先生と生徒の恋だと先日、長久允監督の『蟹から生まれたピスコの恋』があって、あの作品でもこの作品でも、先生と生徒の恋はちゃんとキショいこととして描いてるのがよかった。
でも『懲戒免職』は惹かれてしまう…というより、惹かれてしまっていた…という切なさがあって、人間って難しいよな〜と思うし、そういう時こそ大人ちゃんとしなきゃだろーとオダギリジョーの先生の行動を思うわけだけど、それはそれとしてだらしないオダギリジョーはかっこよすぎて「はわわ…」となるのだった。
エンディング曲がANAのWESTでしんみり。好きな曲でCD持っていたな。家のどこにあるんだろう。
なんとなく『日本統一』の総集編を見た。
ずっとヤクザが揉めてるのを30分ほど見ていた。
2023年5月2日(火)
疲れて一日中寝ていた。
母に「そういえばゴールデンウィーク5日連続で外出することになって」と言ったら機嫌が悪くなり、なんだったらめちゃくちゃ怒り始めてしまい困った。
色々理由はあるんだけども、なんで5日外に出るって当たり前のことをするだけで怒られる人生になったんだろうと悲しくなってしまった。私、32歳だよ……と思うが、ちゃんとしていない32歳だからなあ…とも思う。
ちゃんとしていかなきゃですね。
それはそれとして怒られたあとの家の空気が重たくてしんどい。
2023年5月3日(水)
ぼんやりしている一日だった。
『文化系のためのヒップホップ入門』を再読し終えた。
初めて読んだのは大学生の頃だけども、その頃に比べたらヒップホップってなんぞや!がよりわかったような気がする。
何よりだけどもApplemusicを常に起動させて、出てくる曲を参照しながら読めるのが本当良かった。
初読の時もそうだったけども、ヒップホップ=日本のお笑い、って論はめっちゃ的を得ている気がする。
ヒップホップは場というコンペティションで戦うものならば、お笑いは賞レースという大きなコンペティションがあるし、その他、テレビ番組という場もかなり大きい。
この本が出た時よりも、日本におけるヒップホップ人口は増えたけども、同時にお笑いというコンペティションにチャレンジする人も増えたんじゃないだろうか。
他にもたった10年前の本だけども、そこで語られていることと今の微妙な差異が気になったりした。そこがこの10年で変わったことなんだろうな。
北村みなみ『グッバイ・ハロー・ワールド』を読んだ。
人類滅亡寸前の世界、人と人が肉体的に触れ合わなくなった世界、VR技術とAR技術が進歩した世界、尊厳死が認められた世界、汚染物質の除染をし続ける世界、AIの子どもを持つ世界…
様々なハードSFかつディストピアSFな設定を持つ物語が出てくるも、語られるのはそこで住む"普通の人々"の話だ。
どの話も描きようにはとても恐く書ける話なのに、それでも生まれる希望や光のようなものが最終的には残る。
そこに希望を感じるし、爽やかな読後感を感じる。
SFが回り回って"今の私たち"を考える装置であるとするならば、これ以上になく"今の私たち"について考えれる一冊だと思う。
とても面白かったです。
好きな女の子に告白したら、付き合うならばピンボールのハイスコアを抜いてみてと言われて、そのままピンボールの世界に入り、のめり込んでいく話。
漫画という静止画の世界で、あの超スピードで跳ね回るボールが見えてくる!
ピンボールってこんな世界だったのか!とほえ〜となりまくりだった。
何度かぞわぞわ!とする気持ちのいいシーンがあった。自分もピンボールがしたくなった。心斎橋のビッグステップにピンボール山ほど置いてあるお店あるんだよな。久しぶりに行こうかな。
にしても、とよ田先生の漫画は漫画にしかできない表現がいつも詰まっているなー。
とよ田先生の他の作品も読んでいきたいです。
こうやってAmazonのリンクを貼ってるけども、別にアフリエイトをやってるわけではない。
前にアフリエイトをやるか…と思ったけども、面倒くさくて挫折してしまったのだった。
2023年5月4日(木)
毎年やってるピクニックの日がやってきた!
というわけで朝から万博公園へ行き、大学時代の演劇サークルの面々とピクニックをしたのであった。
具体的にはご飯を食べたり、音楽を流したり、シャボン玉を吹いたり、モルックをしたりしたのであった!
とても楽しい時間でした。
久しぶりに会った後輩に、先日のイマジナリー好きな人の話をしたら「10年前もそんな話をしてましたよね」と言われて、胸を一刺しされたような気持ちになった。
私、もしかして何も変わってない…。
ピクニックは本当楽しかったです。
今年は秋にも開催できたらいいなと思ったり。
そうじゃなくとも、また来年もできたらいいなと思うのです。
荒木飛呂彦の『岸辺露伴は動かない』一巻を読んだ。めちゃ面白え…。荒木先生、サスペンスを描くのめちゃ上手すぎる。毎回、よくもこんな最悪な状況を思いつくし、追い詰める話を書けるもんだと思う。にしても岸辺露伴ってなんでこんなに魅力的なんだろう。そしてどうして荒木先生は岸辺露伴をこんなに魅力的に書けるんだろう。
荒木先生の漫画、読んでないの多いから読んでいきたいな…。ジョジョも半端にしか通ってないし、ちゃんと通ってみたい。
『Bee and Puppycat Vol.3』を読む。コミック版のビーとパピーキャットの第3巻。
今回はスカーフを探したり、卵のような惑星に行ったり、パピーキャットが風邪を引いたり。
私が読めるくらいなので、優しい英語で書かれているのだと思う。
ビーとパピーキャットのマンガシリーズで今出ているのは全部読んでしまった。悲しい。
それにしてもこれでアメコミもしかして読めるのかな!って思って原書版の『バッドマン・ロングハロウィーン』にチャレンジしてみたら初手でつまずいてしまった。
英語難しい。
2023年5月5日(金)
東京から友達がやってきたので、梅田で会うことに。
喫茶店で喋ったり『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を見たり、また喫茶店で喋ったりした。
めっちゃ楽しい時間だった。
前に会って喋ったのは本当前のことで、久しぶりに会って喋ったのに、いい意味で久しぶり感が本当になく、ずっとくだらないことを喋りあったりしたのが嬉しかった。
また会いたい。その日までまた頑張るぞ。
というわけで『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の感想。
マリオの映画だと思って見に行ったけども、ここまでマリオだとは思ってなかった。
というわけで徹頭徹尾超高濃度マリオだった。
なんせマリオカートのドリフトしたら速くなるってネタが何の説明もなく普通の顔して入ってくるレベルなのだ。
とはいえ、私はそれほどマリオが詳しいってわけじゃない。
それでもマリオの映画だ!って思ったし、マリオのゲームの感覚がめっちゃ映画に落とし込まれてる!って思ってしまった。
マリオ大好きな人泣いてるんじゃないの。むせかえるほどのマリオに泣いてるんじゃないの。
でもゲームオーバー、もしくはコンティニューの感覚を、諦めが悪く何度も立ち上がるヒーローとして描いたのはめっちゃうるっときた。
なんていうか、何度もマリオをゲームオーバーにしていた自分が報われる気もした。
6年かかったっていう話なので勝手なこと言うてるなって自分でも思うけども、イルミネーションスタジオには任天堂のゲームどんどん映画化してほしい。
『星のカービィ・ムービー』がめっちゃ見たいなって思った。ぽよ丸の活躍を俺はスクリーンでみてえわけよ。
それにしてもメンヘラな星のキャラクターが超好きだった。死は救済…とか言うから嫌な方のインターネットかと思った。
『岸辺露伴は動かない』2巻を読んだ。
めっちゃ面白い…!!!
もうどうかしてる。何がって、荒木飛呂彦先生のサスペンス構築力がどうかしてる!!ある種過剰なまでにどんどん追い詰めていく、それこそ再起不能寸前までに。
特に『ザ・ラン』。
ほぼランニングマシン上だけで、なんでこんなに面白いのか!!
サスペンス盛り上げまくって、もうだめだ〜!となってからのヘブンズドアーでの切り抜けが本当素晴らしい。
荒木飛呂彦先生が産み出したスタンドって概念だけども、それにしてもスタンド使うのが本当上手すぎて惚れ惚れしちゃう。
映画も公開されるし、まだ見てないドラマ版見るか…。見るぞ…!
PUNPEE & BIMのEP『焦年時代』を聞いた。
めちゃくちゃ良かった。
特に『トローチ』と『NIGHT RIDER』がお気に入り。
PUNPEE & BIM - Night Rider - YouTube
2023年5月6日(土)
知り合いのライターさんが東京から大阪に来られたので、喋ることに。
ネットでは何度か喋ったことあれど、実際に対面で喋るのは初めて。
案の定、人見知りが大爆発してしまい、終始私は汗を吹き出したり、キョロキョロしたりであわわわ…となっていた。
でも、色々と喋ることができて良かった。
「カービィに人間のキャラが出てくるとなんか凄く嫌だ」って話が聞けてよかった。
痩せなきゃ…と思いつつ、つけ麺を食べてしまった。
梅田から京橋まで歩いた。
道中、GERAの囲碁将棋のラジオと金属バットのラジオを聴いた。
囲碁将棋のラジオでの「さかなクンの映画があってさかなクン役って誰だと思う。驚くような人だけど」「えっ?クリス・タッカー?」で笑ってしまった。
金属バットは送られてきた音楽がめっちゃ怖くて、同時にノイズミュージックとか、トレント・レズナーの曲みたいでめっちゃかっこよかった。
はぐれラジオ純情派の123話を録った。100を突破してから、こんなにやってるんだこのラジオって気持ちが強いんだけども、123って結構な数字だな。
マリオの映画の話をした。褒めてるのに貶してるような口調になってしまった。あとあのメンヘラの星の話をし忘れてしまった。
2023年5月7日(日)
夕方に心斎橋で高校時代の友人と落ち合って映画『オオカミ狩り』を見た。
囚人をタンカーで護送していたら、案の定囚人が脱走し、警官達と殺し合いになるのだけども、そのタンカーには不穏な積荷があり……
という話。
凄かった。とにかく全編通して人が死にまくる。血を噴き出しまくる。2.5トンの血糊を使ったそうだけども、めっちゃ納得するくらい大量の血が噴き出ていた。
物語も「え!そんな話だったの!?」と中盤から何度も何度もツイストしまくる。
終わってみれば「そういう話だったのか…」と変に呆気に取られたようになってしまった。
叙述トリックの作品をそうと知らずに読みたいって話があるけども「ある種のジャンルムービー」をそうとは知らずに見た気持ちよさがあり、とても良かった。
にしても人が沢山死ぬ映画だった。
減ったらヘリで補充って展開に、マリオの映画に出てきた星のように「新鮮な肉がきた…」と思ってしまった。
楽しい映画だった。
やっぱ頭を思いっきり殴ったら人は死んでしまうのだとちゃんと描いている映画はいい映画ですね。
映画を見て、メキシコ料理屋に行き、タコスを食べた。タコス食べたかったので嬉しかった。
その後喫茶店「とまと」に行き、友人が作ったカードゲームをやることに。
めちゃくちゃ面白かった。
友人はちゃんと仕事をしているし、生活をしているし、漫画も描けるし、その上カードゲームまで作れるなんて。めっちゃ凄いな…!と感嘆してしまった。
私もせめてちゃんと生活くらいはできるようになりたいな…と思ったのでした。