にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

両目洞窟人間、第10回文学フリマ大阪の感想を書く。

皆様、こんにちは。両目洞窟人間です。
先日、第10回文学フリマ大阪に出店してきました。
初の文学フリマ出店。ここ数年の目標でもあったので、当日は緊張していました。
10時半ごろに会場に到着するともう会場は熱気に包まれていて、私も急いで準備をうわーとやりました。
持ってきたのは自作小説ZINE『両目猫舌通信』のVol.1~Vol.3、各10部ずつ、合計30部。
それと11月の東京文学フリマで柚子ハッカさんが配布するSFアンソロジー本(私も参加している)のチラシが30部。
どれだけ売れるんだろう。どれだけはけるんだろうと緊張しながら、一旦喫煙所に行ったりしていました。
すわーっとタバコを刷って戻ってきたら開場の時間。
私はもう汗だくになったりしておりました。


最初の数分は座って待っていたりしたんですけども、このままじゃ売れないなと早々に気がついて、立って呼び込みをすることにしました。
何を言うか悩んでとりあえず「喋るねこが出てくる小説ありますー」と連呼していたら、体感で30人に1人くらいは「ぴくっ」と反応。
そんな反応してくれる人がちょくちょくとブースに来てくださいました。
「しゃべる猫が出てくる小説売ってるんですか」
「はい。喋るねこが買ったフリージアの花が巨大化する小説があります」
「じゃあ、買います」
と面白がってくれた人が買ってくれたりしました。
その他にも、ブースにまっすぐ来ては三冊買ってくれた人もいたり、それぞれを二冊ずつ買ってくれた人もいたりで、結構売れ行きは思った以上に順調でびっくりしました。
呼び込みとどんな小説かを伝えるって大事だな~と思ったりしました。とはいえ、わたしはしゃべる猫が出てくる小説、というパワーワードがあったのは大きかったのかなとも思います。

なんだかんだで売れ続けて、結局14時半には持ってきていた30部全て売り切れ、チラシもすべて配り終わることができました。
まさか完売するとは思わなかったので、めちゃくちゃ嬉しかったです。

それから他のブースをやっと回って知り合いに会うことができたり、気になる本に出会えたり、欲しかった本を手に入れたり、海猫沢めろん先生と喋ることができたり、自分なりに文学フリマを楽しみました。
呼び込み疲れがここで出てきて15時半には帰ることにしました。
本当は残って片付けもしたかったのですが、申し訳ないなーと思いながらも疲れがピークで帰宅を選択。
終わってみると本当にあっという間な文学フリマでした。



終わって数日経って、あの時間はなんだったんだろう?と思ったりしました。
不思議な時間でした。
自分が書いたものが、見知らぬ人に興味を持ってもらえて、買われていくのがなんだか不思議だったなと改めて思ったりしました。
自己肯定感が低いからこんな気持ちになってるのかもしれないですけども、でも、やっぱり嬉しかったよなあと思うし、というか嬉しかったしかないしなあと思って数日過ごしておりました。
また文学フリマに参加したいなと思いました。
次は文学フリマ京都にできたら参加したい。もし参加するなら新刊を作りたい。
『両目猫舌通信』Vol.4を作りたいなと心から思いました。


ブースに来てくださった皆様、興味を持ってくださった皆様、買ってくださった皆様、ブースの周囲の皆様、そしてスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
本当に楽しくて、素敵な日でした。
また買った本もぼちぼちと読みながら、今度はどんな本を作ろうかなと考えたいと思います。
それでは。楽しかったよ!!



終わったあとに1人で打ち上げをしている写真。こういう日に食べる中華って美味しいですね。