2017年好きだったものの話。
「なばため〜すみこですぅ〜」ってモノマネができるようになった2017年。
まずは好きだった演劇。
今年もロロに夢中になりっぱなしでした。
残念ながら本公演の『BGM』は見る事が出来ませんでしたが(DVD発売が本当に嬉しい!)いつ高のvol4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』と『父母姉僕弟君』は今後の人生でずっと忘れられないような作品だと思う。
『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』は3人の女子高生の無駄話の中から、その時間のかけがえのなさを浮かび上がらせるという(しかも3人はそのことに気がついていない!!)とても素敵な舞台でした。
『父母姉僕弟君』は4,000字にも及ぶ感想というか妄言を書いてしまったほどで。でもまだ書ききれてない気持ちになってます。
あと諸作品で言えば『デリバリーお姉さんNEO』も忘れたくない。
三浦直之さん脚本回は「その場にいない」ものや人を想像力で立ち上げていくという話が多くて、それがこの今生きている世界や人生を変えるって話が泣いちゃう。
3話はもうめちゃくちゃ名作だったよな!
あの思い出の夏が立ち上がって、そして現実が変わっていくって泣いちゃうよな。
はやくブルーレイ出して欲しい。本当欲しい。
舞台だとシベリア少女鉄道の『たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す』が凄まじかった。
70分フリに使ってあと30分で怒涛の回収、最後の1分でピタゴラスイッチをやって超強引にハッピーエンドでスタンディングオベーション。
まじで人類が作り出したものとしてある種の到達点なんじゃないかって思った。
美術館、この脚本を保管して欲しい。まじで。
あと芝熊の『うかうかと終焉』も素晴らしい舞台でした。泣きはらしたなあ。
今年読んで最高だった本。
・矢部嵩『魔女の子供はやってこない』
・アンソニー・ドーア『すべての見えない光』
・ローラン・ビネ『HHhH』
・長谷川町蔵『あたしたちの未来はきっと』
・岸雅彦『断片的なものの社会学』
・アン・ウォームズリー『プリズン・ブック・クラブ』
・大童澄瞳『映像研には手を出すな!』
・沙村広明『波よ聞いてくれ』
『映像研には手を出すな!』に衝撃を受けた一年でした。面白すぎて泣いたくらい。
今年は改めて読書の楽しさに目覚めた年でした。来年はもっともっと読みたい。
今年1番聞いたアルバムはtofubeatsのFANTASY CLUBです。WHAT YOU GOTとTHIS CITYとBABYを繰り返し聴きました。
BABY〜。
DE DE MOUSEの『dream you up』や岡崎体育の『XXL』がアルバムだと印象的です。
でもそれ以外は基本的にApple musicで聴きあさりまくっていました。
これって配信であっちゃこっちゃ聞いてアルバムが少なくなったのは、なんかよくないことをしているような気になります。
来年はもっと一枚一枚に向き合おうと思います。
今年行ったライブは『ザ・プーチンズ(現 ザ・プー)』『perfume』『サカナクション』。どれも楽しかった。プーチンズめっちゃ楽しい。perfumeはかしゆかを見た瞬間「ゆか様ー!ゆか様ー!!」言うてた。かしゆかがはちゃめちゃに好きみたいです。
ミッシェル・ガン・エレファントの解散ライブのDVDを今になって買って何回も聞いたりしました。
ブギーが好きで何度も聞きました。超かっこええ。ミッシェル・ガン・エレファントってかっこええと夏くらいはなってました。
夏から休職することになってずっとぼんやりしていたけども、10月くらいから一つくらいは「自分の思い通りになる場所を持とう」と思ってこのブログを更新し続けました。
書いていると混乱している頭の中が整理できるような気がして、書き終わった後はすっきりして清涼感を感じたりできて、こういう感覚は人生であんまりなかったから、いいなあと思ったりだとか。
短編小説も書いてみたくなって、まだまだですけども書いています。
沢山見たり読んだりしたのに、まだ書けるのがこんなものかーと打ちのめされることも多いけども、書いてみたい。物語を書くのは難しいけども、でもたまに自分で書いていて救われるような気分になれるものがあって、物語ってええなと思っちゃう。もっともっと物語を書けたらなと思います。恥ずかしいけども。
友達に本当に助けられた一年でした。
僕はすぐに勝手にひとりきりな気持ちになってしまうけども、そんな時に友達が話しかけてくれて闇落ちしそうな自分を助けてくれて感謝しても仕切らんです。
来年は返せたらなと思う。どうやって返すかわかんないけども。
思えば遠くに来たもんだ。とこの間サービスエリアで休憩している時に感じた。物理的に移動したからかもしれないけども、サニーデイ・サービスを聞いていたからかもしれないけども、そんなことを思ってしまった。
全く思っても見なかった27歳になって、来年は28歳になるわけですけども、今後はどうなるんだろうなと思う。
無駄に怯えずに構えていたいな。
来年も好きなものを沢山探して生きていきたい。
来年も生活をやっていきたいです
では最後に独自のルートで手に入れたマッツ・ミケルセンのサインでお別れしましょう。
よいお年を〜〜