にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

インサイド・24歳・男性。

ここ2年くらいブログを書こうとしたら大概暗い内容になってしまうのは、俺がそりゃもう挫折に挫折を重ねてこの世に五体投地しているからだと思う。
俺だって「いえー!パーティー!飲み会ー!圧倒的成長ー!」なことを書きたい。
いや嘘だ。
そんな空間耐えられる気がしない。
仕切りなおして、俺だって「最近はドミトリーともきんすを読みました。今日の読書のお供はマネケンのワッフルです。。。」みたいな内容のブログが書きたいよー!
なんの衒いもなく書きたいよー。

ここで「はっ」と俺は気がついた。この衒いってやつは一体何なんだ…。俺は何に恥ずかしさを覚え、自意識過剰になっているのだ。

というわけで俺は俺の中にダイブ。ハチワンダイバーって結局今どうなってるんだ…ってことを気にしながら…。

というわけで着いてみたは24年こじらせにこじらせた精神世界a.k.a.孤独な24歳男性。

「ここが…24歳男性の精神世界…なんか空気悪い…なんだこのいるだけで疲れてくるようなこの空気の重さは…」
俺は精神世界を歩く。ふと周囲を見渡す。ミッシェル・ガン・エレファントがラストライブをしている隣で大量のゾンビたちが草刈り機に飲み込まれ四肢と大量の血液をまき散らしている。マジックミラー号が通った後、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが載ったスポーツカーがレッカー車を追いかけていく。絶えずどこかで爆発が起きて、art-schoolは羊水の中で何かを思っている。能年玲奈あまちゃんOPのジャンプを何度も何度も繰り返し、橋本愛は俺をずっと睨んでいる。疲れた顔した市川実日子にいじけた顔の多部未華子。「はいっ!こってりとライスお待ち!」と目の前に天一のラーメンが置かれ、「ベイベっ!」と岡村靖幸は踊りだし、それを見ていたトム・ヨークがかぶっている金魚鉢に水が満たされていく。チャイニング・テイタムとジョナ・ヒルはドラッグでラリってるし、銀杏BOYZは一人になってしまった。タバコを吸ってる西島秀俊に「おーいはに丸」のはに丸がスマホをディスってる。あとはクイックジャパンyoutubeとインスタグラム。Twitterの通知音も鳴り響く中、カート・ラッセルは物体Xを火炎放射器で焼きつくす。

「なんだこの空間は…本当に24歳の精神世界なのか…」

俺は自らの精神世界を歩きながら重要なことに気がついた。

「こいつ…責任が無い…だと…」

24歳にあるはずの「責任」が一切ないことに俺は気がついた。

「このままじゃ、こんな大量のモノ支えきれねえぞ…どうするんだ…」
「どうしようもないのじゃよ」
突如現れたのはロード・オブ・ザ・リングガンダルフみたいな老人。
「どうしようもないって…このままじゃここは崩壊してしまうぞ!」
「そうじゃ…このままじゃ確実に崩壊するじゃろうな…それも仕方ないことじゃ…」
「仕方ない?」
「支柱を作るのを放棄していた罰が今来ている…ただそれだけのことじゃ…」
「なんで…なんでこいつは今まで支柱を…」
「作るのを逃げておったんじゃろな…そしてその空間に居心地の良さを感じてしまった…それが今の彼の自意識じゃ…」
「そんな…。じゃあ今の俺を苦しめている自意識は俺が作ったのか…」
老人が突如咳をした。水っぽくて医学の知識が無くても、あまりいい状態とは思えない咳だった。
「若いの…わかったら今すぐここから離れるんじゃ…少しでも毒が回らんうちにな…」


その老人の言葉を聞き終えると俺は現実に戻っていた。
ふと自室を見渡す。
それは精神世界で見た光景と全く同じだった。
俺はなんにも見ていない顔で、この文章をパソコンに打ち込み「せめて笑いものにしたい」という気持ちで今ブログにアップする。