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にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

log:10 真ジェラルド・バトラー無双「エンド・オブ・ホワイトハウス」

アクション映画

エンド・オブ・ホワイトハウス見てきました。2013年。監督・製作アントワン・フークア。主演・製作ジェラルド・バトラー

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ホワイトハウスでダイ・ハード

あらすじ
アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、綿密に練られたテロ計画によりホワイトハウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生。大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊の撤収と核爆弾作動コードを要求する。誰もが手をこまねくなか、かつて大統領専属のシークレットサービスとして活躍していたマイケルが、難攻不落の要塞と化したホワイトハウスへの潜入に成功。大統領救出に向けて動き出すが……。(出典 映画.com)


『エンド・オブ・ホワイトハウス』予告編 - YouTube


僕の初めてのダイ・ハード的な映画は「ダイ・ハード」ではなくて「ザ・ロック」だった。
あの映画が当時小学生だった僕に与えた影響は凄まじかった。
まず出先の建物を見ると、そこで行われるアクションを夢想。
道行けばカーチェイスを夢想。
終いにはニコラス・ケイジの発煙筒を焚く仕草をモノマネしていたほどだった。


そんなザ・ロックごっこも成人男性となった今では一切おこなっていない。
しかしながら、後遺症が残っている。
それは大きめの建物に入るとそこで行われるアクションを想像してしまうことだ。
ザ・ロックを経て、ダイ・ハードを経て、いくつものダイ・ハードフォロワーを経た今、こればかりはいつまで経っても完治しない。



エンド・オブ・ホワイトハウスはご存知のようにそんなダイ・ハードフォロワーのうちの1つといえるだろう。
要は閉鎖された空間で1人の男が孤軍奮闘するというもの。
今回そんな孤軍奮闘する男がこれまたスパルタのレオニダス王としてご存知、ジェラルド・バトラー。今回は元シークレットサービスの男を演じている。
対するテロリストは朝鮮半島からやってきた訓練されきった一流の兵隊。
ジェラルド・バトラーvsテロリストinホワイトハウス。
これであがらないわけがない。



というわけでまず述べておきますがこの映画、僕は凄く楽しみました。
こういうアクション久しく見てなかったなー。そして盛りだくさんに見せてくれてるなーってことが嬉しく結構お腹いっぱいになったほどです。



が、ちょっとばかり気になったことがあったのも事実。というかいちゃもん。



ホワイトハウスって意外と占拠される場所にしては面白くないんだなーと思ってしまったのです。
映画のことを面白くないと言ってるわけじゃないですよ。

冒頭のことに絡めて書くならば、ホワイトハウスのこれをああ使って…と妄想していたとしてもそれが使われていないような…もっと言えばこの場所でこういうアクションを撮ったら!という楽しさが少なめだった気がします。
この映画でのホワイトハウスの使われ方が意外とのっぺりした構造で、内部も一応おもしろギミックはあるもののそれほど使われることなく、ちょっと過剰防衛されているくらいの場所ぐらいにしか中盤から見えなかったのが残念なところです。
ダイ・ハードの高層ビルのように高低差あるアクションが高さ的に出来ないことはまだしも、迷路的な構造が少しでも言及されいたのであればそれを上手く使えればなーと思いました。



しかしそれ以外、いちゃもんなんて俺はつけないよ!
冒頭の如何にしてホワイトハウスが占拠され、ジェラルド・バトラーが孤軍奮闘せざるを得なくなるかのプロセスは最高でした。
突如飛来した飛行機によって攻撃を受けるマンハッタン。住宅街に落ちる戦闘機。がれきに押しつぶされる観光客。自爆テロ。そして銃撃戦。一つ一つ陣地が攻められていく展開には手に汗握るものがありました。国の中枢機関であるホワイトハウスが占領される。非現実的な展開を「納得」させる映画的なリアリズムにねじ伏せられるようなこのプロセスは最高でした。


仲間が皆殺しにあい、1人になってしまったジェラルド・バトラー。ここからの活躍っぷりも最高だった!
一人ひとり容赦無くそしてプロフェッショナルにテロリストをぶち殺していくのが本当似合う。ジェラルド・バトラー師匠のことなんで、銃も使うけども、大方は肉肉弾弾肉弾弾!というわけで肉弾戦ですよ!首を締めるバトラー!折るバトラー!パンチ、キックからの折るバトラー!
バトラー+本気=死の法則が素晴らしく、テロリストがばたばたぶち殺されるのを見るだけでも素敵な気持ちになれました。
最近のハリウッドトレンドの1つに「拷問」がありますが、今回も超フレッシュな拷問ありましたね。テロリストを二人並べてどうするんだろうと思ったら…!
フレッシュ!というか残虐!ありがとう!と感謝を述べたくなるような拷問!あれもジェラルド・バトラーならやりかねんなーというやな説得力があってよかったですね。
こんなジェラルド・バトラーの残虐ファイトが楽しめるだけでもう満足!でございました。


テロリストに捕まってしまうハービー”トゥー・フェイス”デントことアーロン・エッカートも俺たちが諸外国に自慢したいアメリカ大統領的存在感で根っからの日本人なのに俺の中でもUSA!USA!コールが巻き起こる始末でした。大統領サイドで言えばテロリストにボコボコにされるメリッサ・レオさんのガクブル演技も痛ましかった。後半のテロリストの容赦の無さはメリッサ・レオさんの熱演があってこそだと思います(上から目線)


後、フレッシュで言えば、子どもの使い方も上手かった。プロとプロの戦いを描くのに変なミスだったり、それは防げただろと言ったドラマ「24」的な見落としで話をツイストするのではなく、しっかりプロの仕事を見せきる方に振り切ったのには、こういうのが俺好きよ!となりました。子どもも、うざい子どもじゃなくてプレジデントの息子だわ・・・この雰囲気プレジデントの息子だわ・・・となるのが良かったですねー。



序盤あれほど絶望感を与えたテロリストたちが弱体化!という不満もありますが、それはジェラルド・バトラーをホワイトハウスに入れてしまったから仕方ない!ということで納得。旅のしおりにはジェラルド・バトラー載ってなかったもんね。そりゃ仕方ないね。
なので不満はホワイトハウスの場所的な楽しさ一点のみ。
ホワイトハウスは占拠される場所が持つ意味としては面白いけども、映画的な空間ではないのではという疑念が今沸き起こっている…これを払拭するためにも後一作でもホワイトハウスを舞台にした映画が見たい…なにか無いものか、なにかホワイトハウスを舞台にした映画が…

『ホワイトハウス・ダウン』予告編 - YouTube
あった…。
というわけで、ホワイトハウスは映画的に面白い場所なのかどうかはこちらの映画を見て検証したいと思います!



長々と書いて来ましたが、久しぶりの「ダイ・ハード」的な作品。敵は容赦ないテロリスト、迎え撃つのはジェラルド・バトラーと正直ここまで揃ったらある程度は面白いのは予測でき、その予測ぐらいの面白さは確かにあります。
値段分きっちり腹一杯にさせる吉野家の牛丼的な映画として、腹に入れるならばおすすめです!