『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』を見た!
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル!シャナナナナナナナニィーニィーッ!!ってガンズの名曲が頭の中にがんがんになりひびくサブタイトルに期待値ばく上がりで見に行きましたが、見終わった瞬間アクセルローズが定時で公演始めるくらいの最高な気持ちになってしまいました。ニィーッ!ニィーッ!
前作『ジュマンジ』といえば、ロビン・ウィリアムスが酷い目にあいまくったり、街中に動物があふれたり、子どもが猿になったり、ハンターがくっそ怖かったり、どんこどんどんどこどんとあの太鼓のリズムが耳に付いたり、最後は最後でなんかええ話やなとなったりと、なにより、これはなによりですが、90年代から00年代初頭にかけてめちゃくちゃテレビでやってたななんて印象が強い映画です。
つづけてザスーラが作られたらしいんですけども、こちらは未見。監督がアイアンマンやシェフのファブローさんなのでぜってえおもしれえはずって思いはあるけども、まだ未見。沢山未見の映画ってあるよね。そんな一本だよ。
で、『ウェルカム・トゥ・ジャングル』!前作『ジュマンジ』からの続編という体裁なので、冒頭があの浜辺から始まる!!!!
そして鳴り響くどんどこどんどんどこどん!
うっひゃ~嬉しい~。
ほぼ20年ぶりの新作でここから始まるのとか、わかってるやん?ツボ押さえにきてくれてるんやん?
でも早々にボードゲームのジュマンジさんは「ボードゲームなんて今更誰も遊ばないし」と無視される始末。
そうしたことに憤ったジュマンジさんは自らをTVゲームソフトにメタモルフォーゼ!
というわけで、また何も知らぬ若者達を毒牙にかけていきます。というわけで今回も登場人物は酷い目に遭いまくりでございます。
今回、主人公はロック様ことドゥエイン・ジョンソンにスクール・オブ・ロックなジャック・ブラックにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのネビュラことカレン・ギランにコメディアンのケヴィン・ハート。
しかし、それぞれはゲーム世界のアバターであり、実際は高校生4人というのがとても面白い設定。
つまり大人4人、それもむさい男3人にセクシー美女1人なのに、実際の中身は運動部系男子にオタク男子、インスタグラマー女子、そして周りから浮いてる女子の4人なのです。
オタク男子が入ってしまうのがロック様!インスタグラマーな女子が入ってしまうのがジャック・ブラック!といったように、外見と行動のギャップギャグをどんどん放りこんでくるのも最高。
特に童貞な行動を終始し続けるロック様!ロック様と童貞なんてそんなの盾と矛以来の矛盾だと思うのですが、それでも童貞に見えてくるんだからロック様~となっちゃいますし、ジャック・ブラックの中身がインスタグラマー女子なんて、無理があるだろと思うのに、徐々にまじで女子に見えてくるあたり半端ないっていうか、改めてジャック・ブラックくっそおもしれえ!ってなること請け合いなシーンがあります。
めちゃくちゃ笑ったのはナード女子なカレン・ギランにモテる女子の秘訣を教えるジャック・ブラックという異様なシーン。
最高でした。
その行動をカレン・ギランがするわけだけども、ロボコップの方がマシな動きをするよ!ってくらいぎこちなくてもう笑いに笑ってしまいました。面白かった~。
そしてジュマンジなので、めちゃくちゃなことが起きるのですが、もうとにかくあれこれと起こりますので楽しいー。
パニック!アクション!動物!!!の乱れ打ちで楽しいです。
そして今回はTVゲームの中という設定ですので、ジュマンジもルール変更して「ライフ」制になっているのがとても面白いポイント。残機が減っていくことで激むずゲームをプレイしているようなはらはら感もうまれましたし、しかもその残機の使い方もまた一ひねりあって「めちゃくちゃうまいやんけ!」と唸ってしまいました。
そんなジュマンジですけども最後は意外や意外、ほろりとさせてくれるのです。「人生は一度きり」というメッセージと、終盤ある人物との対面に、ベタだけども目頭が熱くなってしまいました。
笑って、はらはらして、そして少しほろっとして。
全世界で大ヒットしているのも納得の楽しくて誰にでも勧められる楽しい映画だと思いました。
気むずかしい顔は劇場の外に捨てて、コーラとポップコーンを持ち込んで、あなたもジュマンジにはいってしまいましょう。
きっと楽しい2時間が待っているはずです。