にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

いい目覚め

今朝の話なんだけども、めっちゃいい目覚めだった。素晴らしい目覚めだった。こんな目覚めが毎日続けば良いのに!!と思えるほどのいい目覚めだった!

 

 では、どういう流れでいい目覚めになったのかを振り返りたい。
 再現性というのはめっちゃ大事。
 昨日、ファミレスで二時間ほど書き物を頑張る→くたくたになって家に帰る。→もう疲れ果てて何も頭に入ってこないので寝ることにする→自力だと眠れないので睡眠薬を飲む→マックスリヒターのフロムスリープを流しながら寝る→朝方目覚める→寝ぼけながら飯を食べて抗うつ剤二種類を飲む→二度寝!→素晴らしい目覚め!

 うーん!再現性が出来そうで難しそうというか、なんかねじれきっているけども、いい目覚めだったのだから、それはそれでいいとしよう。


 今、私はサインバルタを60mgとエビリファイ3mgを抗うつ剤として飲んでいる。エビリファイはここ最近追加になったけども、これが少しうまく作用しているみたいで、前比べて心持ちが軽くなったのはこれが増えてからのように思える。
わーい!

 

なんて言ってるけども、今のところ1日1日状況が変わる。
いい日は悪い日のことを忘れて、悪い日はいい日のことを忘れる。
だから、なるべくこうやって記録に残しておかなきゃいけない。
毎日がどうであったかを残しておかなきゃいけない。
そんな気がする。


 目が覚めたあと、インスタントコーヒーを作って、Netflixのドラマ「ナルコス」の6話を見ました。あっさりと人が死んでいくドラマが言い方悪いし、不謹慎だけども、とても今の自分にはすっと入ってくる。ドライな作風が今の私にはちょうどよい。

 

あと、昨日、今日とスクワットを再開しました。とにかく調子がいいときは身体を動かすぞという強い気持ち。

このまま死んでたまるか。人生を閉じてたまるかという気持ちを、せめて調子がいい日は保っていたいものです。うぉら!!!!

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しんどいどいどいどい〜〜〜

 文字が頭をすべっている。とにかくすべっている。高校生が文化祭でやる漫才くらいすべっている。すべりすぎて、すべっていることにきがつかないくらいすべっている。
 文字がすべっているときは、調子が悪い日でございますなあ、と自分を納得させることにしている。27歳男性は未だ未だ休職中で、休職の理由としては身体の調子がとにかく悪い、超悪い。
 私が今飲んでいる薬をTwitterで検索したら出てくる出てくるメンヘラ達。
 おくすりもぐもぐというハッシュタグと共に、沢山出てくる。同じ薬を飲んでいる著名人には永田カビ先生がいる。「レズ風俗に行ってみました」でおなじみの永田カビ先生だ。
 私は永田カビ先生の書作品が大好きでわっちゃわっちゃ読んでいるんだけども、最新作はどうも買えそうにない。私の今の主な収入源は傷病手当金というものだ。病気等で会社に行けなくなったらそういうお金がもらえるのだ。と言っても働いていた頃のように満額はもらえないし、家賃も税金もそっから払わないといけない。無駄遣いは許されない。
 しかしながら先日、むしゃくしゃしてしまってピザを頼んでしまった。ランチで1500円だったのだ。ついつい頼んでしまった。食べながら何をしているんだろうと思った。
 ストレス発散が食に向かっているから、ついこういうことをしてしまう。
 何をしているんだということでは煙草も始めてしまった。お金を使っちゃいけないのに、どんどん使う嗜好品に手を出してしまった。馬鹿じゃないのか。
 馬鹿なのだ。そもそも、追い詰められるとどうも冷静な判断を下せないでいる。だから、ピザだって頼んでしまうし、煙草だって始めてしまう。追い詰められるってのは馬鹿なことをやってしまうってことなのだ。窮鼠猫噛むってことなのだ。
 そんなピザを頼み、煙草を吸うと書くと、私が傷病手当金で豪遊しているように思うだろう。ウルフ・オブ・ウォールストリートレオナルド・ディカプリオのように金におぼれている私が思い浮かぶだろう。
 そんなことはない。
 とにかく毎日がしんどい。身体がだるい。身体がだるいという理由でアリナミンのCMに出ることができれば一発合格だ。一発合格は無理でもシード権が発動して、決勝戦までは出ることができるだろう。
 そういう状態で、今週は水曜日以外は部屋で死んでる。ずっと死んでる。
 とにかく何にもできない。とにかく元気が無い。
 足がだるい。身体もだるい。創作物が全く身体をうけつけない。飯を作るだけでぜえぜえと倒れそうになる。というか、立てない。よく動こうとすると倒れそうになる。身体を壁に固定しながらトイレを行っている。よちよち歩きで部屋を移動したりしている。でも、身体が逆に固くなってどんどん身体が痛くなる。音楽もメロディがあるのが聞けなくなる。小説もうまくはいってこない。集中力もないので、30分くらいしか映画を見ることができない。30分じゃ主人公の周辺説明で終わってしまう。唐突に自分を殴りたくなる。というか殴っている。
 これでもマシになったほうだ。本当酷かったときはこれに心からの攻撃というか「なんでこんな人生になってしまったんだ」という後悔が四六時中襲いかかってきて辛かった。でも、最近飲んでいる薬が効いてきて、だいぶ心が軽くなってきている気がする。だから心はあんまり攻撃されないようになってきた。
 虚無はひどい。ひどーい虚無になっている。でも、まあ人生ってのはまあこんなもんかと思えるようになっている。
 今週は水曜日だけ動けた。水曜日に何をしたかというと、近場のファミレスに行って小説を書いていたくらいだ。誰かと一緒じゃないと遠くにいくことができない。1人だと、心がしんどくて遠くにいけないような気がする。
 そんな心が弱ってる。弱り切っている。
 こんな私を心配して多くの人が助けてくれる。ありがたい。本当にありがたい。
 でも、なかなか、しんどい日はしんどい日のままで辛い。
 いつまで続くのだろうと思う。
 そんなことを思いつつ、元気になったらまた戻らなきゃいけないのかと絶望もしている。
 とにかくにっちもさっちも動けない。
 こんなことを長々と書いているのは、読むことが出来ない分、何かをはき出したいからで、心の中のものをはき出していたいからで。
 昨日はしんどすぎて、仮眠に睡眠薬を飲んで寝てみた。十五時に飲んだら、いろいろあって、翌日の八時に目が覚めた。
 もう、嫌になってしまう。そんだけ寝たけども、まだまだしんどいままだ。

 というわけでまだまだ、体調がよくない。
 半年経ったけども、体調はよくない。
 いつか、体調がよくなったら、僕は熱海に行きたい。
 熱海で豪遊したい。
 熱海の射的場にいきたい。そこで、物を落とすまで連続プレイをする。
 今の夢はそれくらいです。あと、本を出したい。今書いてる短編をまとめた本を文学フリマで売りたい。こっちの方が大きな夢です。
 それを叶えるまではなんとか生きたいし、元気になりたい。
 とにかく生き続けなきゃいけないけども、とにかくしんどくて心が折れそう。
 少しはき出せて心が楽になった。
 ありがとう。ブログ。

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50音の殺し方「や行」

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お久しぶりです。少しの間、休暇を取っていました。
でも休んでいた時も50音のことばかり考えていました。
やつらへの思いは絶えずです。
では早速ですがや行を殺していきましょう。
今回は3音のみです。
少ないですが、その分、確実に殺せるってことですよね。
では殺っていきましょう

 

50音の殺し方「や行」

「や」はもうこの形を見たら一目瞭然ですよね。サンダーバード二号の発射台です。二号の発射台とやを取り替えたら、やは発射台になり、発射台はやになり、元のやは発射台として生涯を終えるという算段です。やになった発射台も経年劣化で自壊します。

 

「ゆ」はよくみてください。何かに見えてきませんか。そうです。鍵穴です。その今手に持っている、鍵をがしがし刺してやると、鍵穴じゃないのに、鍵を刺されたことによっていろんな部位が壊れて死ぬ。


「よ」は音符っぽいと理由で五線譜にくっつけてやりましょう。そうすると出すべき音がわからずに自分の番になった瞬間、プレッシャーと音楽の強烈な流れに自壊します。

 

「や行」殺し終えましたね。
では次で最後です。
「ら行」と「わ行」を殺して、50音の殺し方を終えましょう。

短編小説『メンヘラ系アイドル じしょうりすか』

前書き。

あまり書いたものに対してこうは言いたくないけども、いい出来のものではありません。

それでも載せようと思ったのは、これを書いたのが休職してすぐの頃で、そのころの精神状態が見事に出ているからと思ったからです。

なので、当時から何にも変えずに、なんのオチも付けずに、そのままにしました。

人様に見せるものじゃないけども、自分がいつでも振り返れるようにしておきたくて。

あの頃に比べたら少しはマシになった気がする。

 

 

 

メンヘラ系アイドルじしょうりすか

 

「はーい!ドレミファソラシド~(リスカ痕をなぞりながら)ためらい傷は恋の五線譜!生きてる実感いつも探してるちょっぴり不安定な女の子!好きなカミソリは貝印!じしょうりすかです!よろしくねー!」

じしょうりすかはアイドルだ。メンヘラ系地下アイドルだった。
「ありがとうー!また来てくれたんだねー!」
握手会では少ないファン相手に精一杯の笑顔を振りまく。
ファンはみな気がついている。りすかにとってそれが苦痛であることを。
握手の時、手首の先から何本ものためらい傷がメンヘラであることの確実性を高める。
「ありがとうー!りすかうれしい!」
笑顔を振りまく。楽しそうな声を作る。


「うぐっ。えぐっ。おええぁ」
リスカは洋式のトイレを抱えるようにして嘔吐しつづけていた。
ちりちりと蛍光灯の青白い光は点滅している。
壁にはちりばめられた青いタイル。
そして張り紙が一枚
”いつもきれいにしようしてくださりありがとうございます”
「うおおおええええ!」
りすかは嘔吐する。
プレッシャーに負けて。
緊張感に押しつぶされて。
自律神経がいかれる音がする。
りすかは嘔吐する。
人前に立つ仕事をするべきではないのだ。
何の因果かこの仕事をしている。
顔立ちがよかったりすかには幾人かのファンもできた。
でもそもそもむいてなかった。
メンヘラアイドルなんて、楽しそうに事務所の人は決めた。
けどもメンヘラだからと言ってそれから何かにつながるわけでもない。
もうメンヘラなんてこの世界ではただのスタンダードだ。
だれしもがメンヘラの世界で、顔立ちがいい女が今更「メンヘラです」なんて言って誰が振り向く?
それに気がついているのもりすか本人だった。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
吐き終わる。酸の匂いを水で流す。
よろけながら洗面台に向かう。
鏡に映る自分の顔をりすかは見た。
メイクが落ちてどろどろ。
その一方で顔の色は極端に白くなっていた。
口の周りに吐瀉物がまだ点いている。
りすかは口をゆすいだ。
水をはいて、もう一度を鏡を見つめた。
生気の無い女性の顔。
笑顔を作る。
ぎこちない。
もう一度笑顔を作る。
ぎこちない。


「はーい!ドレミファソラシド~(リスカ痕をなぞりながら)ためらい傷は恋の五線譜!生きてる実感いつも探してるちょっぴり不安定な女の子!好きなカミソリは貝印!じしょうりすかです!よろしくねー!」

りすかは今日もステージに立つ。
笑顔を作って歌い踊る。
りすかはこの先が長くないことを知っている。
そんな不安に昨日は駆られた。
だから、ためらい傷がまた一本増えている。
手首をリストカットしたときだけりすかは本当の笑顔ができる。
でも、そんなときにしか本当の笑顔ができない自分がとことん出来損ないの人間であることを自覚して嫌になった。


じしょうりすかは心療内科に通っている。
「あ、はい。最近の調子ですか。・・・すこし、よくなった気がします、はい」
じしょうりすかは夏でも長袖を来ている。すべてはためらい傷を隠すため。
先生と話すとき、りすかは長袖の上からそのためらい傷を触る。
少しだけぼこっとしている。感触が指から伝わる。
ぼこぼこぼこ。指先に流れるリズムが心地よい。
「はい。多分、薬が効いてきているんだと思います」
白い診療室。机の上には卓上カレンダー。2017年は二週間に一度ここに来ている。
ピアノアレンジされたビートルズの曲が聞こえる。
ヒア・カムズ・サン。
自分の歌っている音楽は一生ピアノアレンジなんてされないんだろうなって思う。
そう思うと、絶望と誇らしさがない交ぜになった感情が起きた。
「はい。また二週間後に来ます。ありがとうございました」
りすかはお辞儀をして診察室を出た。

その後はいつも通り。病院の近くの薬局で薬を受け取って、近くのミスタードーナツに入った。
シュガードーナツとコーヒーを頼んで、隅の席を取る。
イヤホンをつけて音楽を流す。
りすかは二週間に一度この店に入る。
何もせずに一時間ここで過ごす。
何もしないけども、頭の中は不安で大変なことになっている。
店の外を流れるスーツを着た人や、テレビに出ているしっかりした人には私はなれないことをそっと悟る。
幸せは多様性だって言うけれど、結局のところ、まともな人間しか受け付けてくれない。
私のような人間はすっかりはみ出してしまった。
このまま戻れる気なんてしない。
無性に腹が立ってふとももを殴る。
そんなことをしても何も変わらない。
痛みだけが少し残って、その痛みも消えた。


じしょうりすかは夜眠れない。
飲んでいる薬のせいか、夜眠ることができない。
りすかは夜中までテレビを見ている。まともな社会人がやることではないが、まともじゃないから仕方ない。
ははは、ははは、ははは。
と笑ってみる。
ふいにむなしくなる。
笑ったところで何が起きるっていうんだ。
テレビに出ている人たちはもれなく私よりも幸せで。
テレビに出ている人たちはもれなく私よりもお金を持っていて。
テレビに出ている人たちはもれなく私よりも未来がある人たちだ。
りすかはそのことに気がついて笑えなくなる。
そしてテレビを消して横になる。
眠れはしないから睡眠のごっこ遊びをする。
りすかは眠れる人間のように振る舞う。
そうしているうちに薄い睡眠がりすかに訪れる。
薄い睡眠には夢がついてくる。
りすかの今日の夢は絞首台で順番待ちをしていた。
絞首台は食券制になっていて、750円だった。
りすかは絞首刑なんて嫌だなって思いつつも、その場の空気に飲まれてしまって買ってしまった。
250円のおつりと絞首刑と書かれた食券が一枚。
それをカウンターに提出して、気のいいおばちゃんはじゃあそこのミカン箱の上で待っていてと伝える。
りすかは伝えられたミカン箱に向かう。
古くぼろぼろのミカン箱とその上には首をくくるようにロープ。
同じようなミカン箱とロープのセットが横並びに延々と続いている。
そして何百人の人が横並びになって首をロープにかけて待っている。
りすかもその人たちと同じように首にロープをかけて待ってみた。
隣の人間は50代くらいのスーツを着た人間だった。
こんな時でも彼はスマートフォンでニュースを見ていた。
遠くからがこーんという音がする。
多分このミカン箱の下は開閉する構造になっている。
それが開く音がしているんだなって思う。
でも、その音はあまりに遠くて、私の番になるのはまだまだ遠く先だってことに気がつく。りすかは暇をつぶすものを持ってこなかったことを後悔した。
時々、店員の気のいいおばちゃんがそばを配膳している。
ここではそばも頼めるのか。
「すいません」と小声で言う。
はいなに?とおばちゃんは大きな声で。
「あの、そば食べたいんですが」
あーそれならね、食券買って貰わないと。
とおばちゃんが言うので、食券売り場を見たら長蛇の列ができていた。
そこに並ぶのはもうしんどいなって思って、首をロープにかけたまま待つことにした。

目が覚める。
まだ暗い。
反射的にテレビをつけて時間を確認する。
しかしめがねをかけていないので、ぼんやりしか画面が見えない。
めがねを探す。
めがねをかける。
くっきりとした視界に04:27という数字が飛び込んでくる。
2時間と少ししか眠れなかった。
りすかはそのままテレビを見続ける。
朝だというのにどのテレビ番組もうるさかった。
みんないかれてしまっている。
こんな風にみんなは生きれるんだ。と気がついて、泣きそうになった。
チャンネルを回していると天気予報だけをやっているテレビ局があった。
延々と流れ続ける天気予報に音楽が乗っているだけ。
それがたまらなく心地よくて、それを見続けた。
今日はどうやら雨らしいが、どうせ家を出ないりすかには関係のないことだった。


じしょうりすかは久しぶりに診療以外で外に出た。
今後のアイドル活動をどうするか?という話し合いのためだった。
メンヘラアイドルとして売り出したものの、あまりのメンヘラに事務所もそろそろをさじを投げたかったのだ。
会議は新宿のサイゼリヤで行われた。
マネージャーはどこかに移動する予定らしく、そのつなぎとしての指定場所だった。
「りすか、アイドルは続けるつもりか?」
わたしは。
そこまで言って言葉が出てこなくなった。
コップの中の氷の山ががとけて小さくなりころんと音を立てて崩れる。

わたしは、アイドルは続けたいです。でも、今のわたしにはやり通せる自信も体力もありません。わたしは、人様にはずかしくないようなものを本当はつくりたいんです。でも、いまのわたしにはそれはできないし、無理してやっても、それは、それは、失礼な気がする。

「それは、誰に?」

お客さんに。

りすかはその言葉をマネージャーの目を見ながらは言えなかった。
ずっと、机の上のメニューを見ていた。
メニューには「秋の新作!」と書いてあった。
季節が変わっていく。
わたしだけ何も変わることができていないと思った。


「当分、活動は休止にしましょう」
マネージャーはそう告げた。
もともと、たいした活動をしてないかったから、休止になろうが痛いことではない。
はい。とりすかは答えてサイゼリヤを出た。
新宿の道をとぼとぼと歩く。
でも、新宿はとぼとぼと歩くには人通りが多すぎた。

適当な公園に入って、適当なベンチに座って、ぼんやりとする。
今後、どうやって生きていこうか。
そんなことを考える。
でも、どうやって生きていくなんて考えたところで、わたしにはその実行力がないことも知っていた。
雨が降り始めた。
少しの間、ぬれてみた。
雨に濡れる自分を演出してみたかった。
でも、雨に濡れた自分はひどくみにくいもので、とたんに惨めな気持ちになったから、おんおんと声を出して泣き真似をした。
わたしの泣き真似は意外と様になっているなと思ったが、おんおんと声に出して泣き真似をしているうちに本当に涙があふれ出た。
雨はまだまだ降り続いている。
雨が弱いうちに、どこかへ逃げればよかったと思ったが、そんなどこかは思いつかなかった。

 

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50音の殺し方「ま行」

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では今日も50音を殺していきましょう。
残りは「ま」「や」「ら」「わ」です。
終わりも見えてきましたね。
でも、まだ気は抜いてはいけませんよ。
昨日みたいなこと、ありますからね。

また50音に襲いかかられた時に、知らなければ対処できませんよ。知識こそが力であり、暴力です。
では力を手に入れましょう。

 

「ま行」の殺し方です。

 

 

50音の殺し方「ま行」


「ま」はぶどうの木に釣り下げておけば、ぶどう狩りに来た主婦達によって何食わぬ感じでもぎ取られて死ぬ

 

「み」は暴れ回るのでまず馬乗りになります。ちょうど真ん中のくぼみに入り足で「み」を挟んでください。そのまま両手を1画目に持って行って、思いっきり頸椎を折るようにねじってください。それで死にます。

 

「む」をよーくみてください。何かに見えませんか。そうです。顔です。これは奴らに取り込まれた人間の顔です。でも、もう彼は人間じゃない。もう「む」になってしまったのです。なので、思いっきり顔を打ち抜くようにパンチです。腕が突き抜けて向こう側にいくように。それで死にます。

 

「め」も来ましたね。操縦桿のやつです。でも、これは操縦桿に設置した後に、最後のくるんってなってる部分を左側の斜めの棒の下部分に伸ばしてつなげてやるとショートしてそのまま自分自身で感電死します。

 

「も」はマグロ漁船の渡してやると「いい返しがついた針じゃ無いの!」ってよろこばれます。そのまま、だいたいマグロを釣りあげたのちに海に捨てられて死にます。