にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

またパニックになったり、小説を書いたり。

また最近のことを書きます。


 また街中でパニックになってしまいました。先日、精神科の診断のあとに、天王寺に行って『ビーとパピーキャット』のポップアップストアに行こうとしたところ、まず駅を降りた瞬間に、人の多さに目がクラクラしてしまいました。
 その後、しばらく頑張って、ポップアップストアにたどり着き、買い物をしたのですが、その後、どんどんとしんどくなっていくばかり。
 喫茶店にたどり着きましたが、やっぱりしんどく、その後、付き添ってくれた母がショッピングモールのダイソーに行く間、モールのソファーにへたり込んだりしていました。
 帰り道、電車に乗っていましたが、手足が冷たくなって、汗は吹き出しまくりな状態に。
 苦しいとなりつつ、空気階段の踊り場を聴いたり、ダイアンのTOKYO STYLEを聴きながら、なんとか過ごしていました。
 やっと家についたのですが、気持ち悪くなっていて、もう戻したほうが楽だとトイレに行きましたが、からえづきだけで、何もでず。
 身体はしんどいままで、身体のあちこちも不調になっていきまくりで、もう地獄だこれは……となっていたのですが、Aphex Twinのセレクテッド・アンビエント・ワークスの最初のやつを聴いていたらやっと眠ることができました。
 1時間ほどで目が覚めてしまい、身体の不調は収まりましたが、今度はちゃんと寝ることができず、その日は朝まで起きていました。
 めちゃくちゃ苦しかったです。
 眠れない間、いろんな動画を見ていたら、結果、梅原大吾の動画を見ていました。
 梅原大吾の伝説の動画を見たり、梅原大吾が今生きるのがしんどいと語るリスナーに向けて喋る動画を見て、救われたような気持ちになっていました。
 次の診察は2週間後。また薬が増えるかもしれないと思いながら、生きております。

 

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 それからですが、新作短編小説を令和ビデオゲームグラウンドゼロさんの元で書きました。

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 ゲームからインスパイアされた小説を書くという企画です。
 今回は『ファミレスを享受せよ』からインスパイアを受けて『ねえ、また三人で喋ろうよ』という短編小説を書きました。
 まあ、ゲームとの表面的な共通点は"ファミレス"と"雑談"くらいしか見えないので、どこがインスパイアなんだと言われそうですが、個人的にはあのゲームにめっちゃリスペクトを払いつつ、書いたつもりです。
 それと同時に、成人以後の青春のようなものが書きたかったというのがあります。
 少し社会から見れば端っこの人々による青春もの。
 雑談と永遠とも思えた夜の時間が書けていたら嬉しいと思います。
 細かい解説は500円払うと読めるあとがきに書いていますが、500円も払えないよって方も、本編は無料で読めます。
 もしよければぜひぜひです。


 相変わらず、こんな感じで、就労移行も全然行けていません。
 やっぱ街で不安になってしまったのが、本当大きくて、電車に乗れるのか、不安にならずにまた生きていけるのかと、そのことで不安になっています。
 明後日には久しぶりに観劇の予定も入れていますが、それすらも行けるのかと不安です。
 でも、なんとかやっていきたい。
 無理かもしれないけども、それでもやっていきたいと思います。
 今日の曲はくるりの『潮風のアリア』。
 小説を書いていた間、何度も聴いていた曲です。
「何度でも間違えればいいさ」という歌詞に心を救われつつ、また生きていこうと思います。


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最近のことを書こう。

 最近のことを書こう。
 
 前回、街中でパニックになってしまって…といったことを書いた。
 あれからだけども、病院に行った。
 病院に行ったところ、パニック障害という事は言われなかった。とりあえず一安心した。
 一方で双極性障害のうつが酷くなっているということは言われた。
 ああ……となりながら、薬が増量になった。
 これで今飲んでいる双極性障害の薬の処方は最大容量になってしまった。
 酷くなるかもしれないと思って、60mg飲めるうち、40mgにとどめておいたのだけども、実際酷くなってしまった。
 増量してからだけども、とりあえず前の発作みたいなことは起きていない。
 不安になることもとりあえずはない。
 だいたいは家にいて、不安になるようなこともしていないってのもあるけども、だいぶ落ち着いてきたのかもしれない。
 その一方で、夜、急激に疲れてしんどくなって横になるしかないって時がある。
 そんな時はまじで、寝るしかない。
 どれだけなにかをしたくても寝るしかない。
 そういう日が週のうちにいくつかあって、ちょっとやきもきはしている。
 けども、街の中で、もしくは電車の中でざわざわしていた時よりはかなりましだと思って、生活をしています。



 イヤホンを買った。
 前まで使っていたやつが突然壊れた。
 2年か3年使っていて突然、充電ケースの方が壊れてしまって、買い替えることになった。
 でも、前のやつに特に不満があったわけでもないし、なんならめっちゃ気に入っていたので、結局同じやつをまた買った。
 変えたのは色くらいだ。白から黒に変えた。
 お金がないので、イヤホン買うのもちょっと緊張をした。
 今回はポイントも使って6000円くらいした。
 6000円か~と思いつつ、外に出てる時はずっとイヤホンをつけているので、イヤホンは必要経費だと思って買った。
 ちなみにネットで買うより断然店で買う方が安かった。
 店最高~。
 早速イヤホンをつけて、生活をしている。そう生活をしているんだ。


 新しいイヤホンでHomecomingsのラジオを聞いたりした。
 そこで流れていたkurayamisakaというバンドの『farewell』って曲がめっちゃ良かった。

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 この曲が収録されてるミニアルバムも聞いたけども、やっぱこの曲が一番好き。
 何回も聞いてる。
 Homecomingsのラジオをライブ行ってから、ちょっと聞いてるけども、選曲が毎回好みでいいなと思う。
 これ以上、聞くラジオを増やせない…っと思いつつ、音楽のラジオはいくつか聞いておきたい。
 私は油断していると今まで聞いた曲を繰り返し聞くだけで満足してしまうので、知らない曲をちゃんと聞いていきたいと思うのです。
 Homecomingsのラジオ『RUSHMORE SUNDAY』は京都のラジオ局「α‐station」で毎週日曜日15時から放送中です。


 ラジオで言えば毎週必ず聞いているのが『アルコ&ピース D.C.GARAGE』とLAUSBUBのラジオ『Far East Disco』。
 これだけは毎週必ず聞いています。
 アルピーはちょくちょく好きと言ってるので、LAUSBUBの『Far East Disco』の紹介。
 LAUSBUBの二人が毎回曲を流しているのだけども、本当不勉強ながら知らない、けどもかっこいい曲ばかりで、どういう風に掘っていったらこんな曲に出会えるんだろうと思ってしまう。
 自分にとっては知らない曲に出会える番組になってるので、毎週かかさず聞いてる。
 二人のゆるいけども友達感がありまくりな会話もめっちゃ好きです。
『Far East Disco』はAIR-G'FM北海道で毎週火曜日19時半から放送中です。
 radikoプレミアムに助けられまくりな生活です。


 小説を一本書いた。
 秋頃に、なんらかで発表できるかもしれない。
 でもかなりパーソナルな内容になった。
 しゃべる猫も出てこない。
 自分が数年思っていたことを書いた作品になった。
 うまくいったかわからないし、書いてよかったかわからないけども、書くしかなかった。


 小説をもう一本書いている。
 こちらはしゃべる猫が出てくる。


 panpanyaの漫画『蟹に誘われて』を読んだ。
 凄く良かった。
 変な短編漫画が沢山入っていて、どれも面白かったし、かわいい絵と濃い書き込みにくらくらしながら読んだ。
 結構なショックを受けたというか、こんな感触の物語が書けたら…と心から願ってしまった。
 めちゃくちゃ好きになったので、次にでた『枕魚』も注文した。
 読むのが楽しみ。



 禁煙300日くらいしていたけども、すっかり喫煙者に戻って、めちゃくちゃタバコ吸いまくりに戻ってしまった。
 タバコ高すぎる。
 安いやつでも400円台だ。
 金がないのに吸うものじゃないと思う。
 でも今日気になってしまって620円のタバコを買った。
 特に何の味も変わらなかった。
 というか頭がくらくらした。
 根本的にタバコ、向いてない。


 最近はこんな感じです。

パニックになってしまった。

 数日前から突然パニックに入ってる。

 具体的には電車の中で心がざわついてしんどくなったり、就労移行で落ち着いていられなくなってしんどくなったりして早退したり、しまいには映画館で音と光に気持ち悪くなって嘔吐してしまったほどだ。

 というわけで絶不調も絶不調で、なんで突然こうなったんだろうと思うけども原因はわからない。

 というかしんどくなる前日は普通にライブに行けていたし。

 突然、何もかもがしんどくなってしまったのだった。

 街でパニックになった時は家に帰れるか不安になったし、電車も案の定しんどくなりながら乗ったりしていた。

 しんどくなりながらの電車は本当に辛くて、目をつぶりながら、この時間が過ぎるのを待つのみだった。

 

 今は家にいる。一日、家にいた。

 引きこもっているとましになるけども、長い時間、刺激的な映像やお笑いを見るとしんどくなってしまった。

 なんでこうなったんだろうと思うけども、やっぱ原因はなくて、ただなってしまったんだろうと思う。

 ただなってしまったのだ。

 

 思えば適応障害から始まり、鬱、ADHD、躁鬱とさまざまなメンタルに関する病気を渡り歩いてきた(もしくは定住してきた)けども、このパニックに関するのは動揺度が高い。

 なんで自分がなってしまったんだろうと思う。

 他のものはどこかで「なるだろう」という気配があった。だから、なってもそうだろうなと思っていたけども、パニックになるのは前兆もなかった分、幾分か衝撃が強い。

 それによくなっている途中だったのだ。

 やっと就労移行にまで行けるようになったのに、なんで今というのもある。

 なんで今なんだろう。

 

 嘆いていても仕方ない。

 弱ってしまったのは弱ってしまったし、なってしまったのはなってしまった。

 できるのは病院に行くことだけで、取れた予約は来週だから、それまでの間は家でじっとしていることだ。

 それでも、ふとしたことでしんどくなってしまう今の自分が憎い気持ちもある。

 予定をキャンセルすることの虚しさや悲しさがある。

 この先、元に戻れるのかと不安になることもある。

 でも、なるようにしかならないこともわかってる。

 元に戻った人もたくさんいることも知ってる。

 今は家で横になってるのが多分正解で、それが苦しみから脱出できる最短の道なんだろう。

 にしても、やっぱなんで今なんだろう、そしてなんで自分なんだろうって気持ちは拭い去れないんだよな。

『千年女優』を見た!

千年女優』を見た!

あらすじ。
小さな映像制作会社の社長・立花は、かつて一世を風靡した昭和の大女優・藤原千代子のドキュメンタリーを作るため、人里離れた千代子の邸宅を訪れる。30年前に突如として銀幕から姿を消し、隠遁生活を送っていた千代子は、立花が持参した1本の鍵を見て、思い出を語りはじめる。千代子の語りは、いつしか現実と映画のエピソードが渾然一体となり、波乱万丈の物語へと発展していく。
(映画.comからの引用)


めちゃくちゃ面白かった!!!!
超好き!!!!
見ている最中、虚実と映画史と一人の女性の想いが入り混じる表現に興奮しっぱなしだった。
全然方向性の違う映画だけども『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』も思い出したな。特にごちゃごちゃ感!
20年前に今敏、エブエブやってたんだ…って震える。それを言ってしまえば、今敏は『ブラック・スワン』も『インセプション』もやってたわけだけども…。

本当凄かったなー。あまりにも面白すぎて頭かきむしりたくなった。
状況が一瞬で変化するのが楽しすぎて楽しすぎて。
それも一瞬で現実(回想)から映画の世界へ、映画の世界から映画の世界へ。そして映画の世界かと思えば、現実で。
それがくるくると次々と変わりゆく楽しさったら!!

物語の肝になっているのは「初恋」であるけども、それを躍動させる走りのシーンの良さったら!
走るって凄い!この映画はその都度で走るんですけども、その度にわくわくしていました。
よかったなー。

特にこの怪獣が出てくるシーンあたりのエモーショナルさが凄まじくてですね。
劇中のあらゆるシーンとその瞬間が絡み合うシーンの構築の気持ちよさというか、編集の良さったら!
ぞわぞわぞわっ!としました。
良かったなー。

にしても映像制作会社の社長の立花さんが泣かせる。
千代子さんが女優であり続けたのは、立花さんのようなファンがずっと忘れなかったからというのもあると思ったりした。
俳優さんは演じるから俳優さんなわけだけども、同時にファンがいるから俳優でもあるわけです。
千代子さんを劇中、女優たらしめていたのは立花さんのラブコールだったのかなと思ったりしました。
千代子さんが鍵の人を追いかけていたように、立花さんもまたずっと千代子さんを追いかけていたのだなあ。
それを怖く転換したのが『パーフェクトブルー』になるのだし、ポジティブに描いたのが今作だろう。
演出も虚実入り乱れる感じは『パーフェクトブルー』の発展系とも言える。
色々と対になってる作品だなと思うし、それを更に発展させると『パプリカ』になっていくのだな…と思う。



にしてもその上でのラストのセリフの切れ味よ!!
あまりのひっくり返しにめちゃくちゃ驚いてしまった。
あのセリフは怖く聞こえるかもしれないけども、個人的にはそれ故に千代子さんをより好きになった。
自分の人生を生きた人だったんだなと思ったな。
私はめっちゃ泣いてしまいました。
千代子さんの人生を駆け抜けたような感覚があったなあ。
いい映画だったなあ。
めちゃくちゃ大好きでした。
超好きです。


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『フロム・ヘル』を15年かかって読みました。

 アラン・ムーア原作、エディ・キャンベル作画の『フロム・ヘル』を読み終えた。
 この本買ったのが、浪人生の頃で、もう15年近く前のことになる。
 その頃『ウォッチメン』にハマっていて、その流れで刊行された『フロム・ヘル』も買ったのだけども、全然読むことができなかった。
 それは浪人生で勉強が大変だったからというわけではなく、ものすごく読むにはハードルが高い本だった。
 早々に挫折し、いつか読みたいと思う一冊になっていた。
 その本をやっと読み終えた。
 何度も、チャレンジしては挫折してしまっていたのだけども、15年かかって、先日、突然読み終えることができた。
 15年!
 大変な年月が過ぎてしまった。
 それくらい積んでいた本があなたにもありますでしょうか。
 15年かかるって、と思いますが、良いように言えば、読み切るくらいの経験値が15年かかってやっとついていたのかもしれない!
 とはいえ、読もうと思えば19歳の頃には読めていたとは思います。でも多分、やっぱ当時は読めなかったと思うんだよなー。



 で、遅すぎた読書で『フロム・ヘル』を読んだ感想だけども、凄い本だった。
 こんな凄い本あるんだってくらい凄い本だった。
 で、同時にこの本のこと1割くらいしか理解していないのだと思う。
 切り裂きジャック事件というよく知られている事件を扱いながらも、なんというか、それだけで済まないというか、もっと恐ろしいものを読んだ気がする。
 気がするとしかいえない。
 何を読まされたのだろうとも思う。
 ひたすらに続く魔術的なことを語っている第4章なんて「もう勘弁してください」って気持ちになったし、殺人行為をひたすら描写する第10章は「うわあ……」と引きまくりだったし。
 けども、終わってみると世界、そう世界をまるまる詰め込んだ本を読んだという感覚になっている。
 世界を読んだ…としかいいようがない。
 勿論、世界を本にすることは限りなく難しいことだと思う。
 でも、世界というものを本にしたとしたら、それは『フロム・ヘル』の形をしているんじゃないかと思う。


 あまりネタバレになることは書けないけども、終盤のあるシーン、ある怒りを表すシーン、このためにこの本はあったんじゃないかと思う。
 切り裂きジャック事件という手垢が付きすぎた題材。同時にその手垢で蹂躙されてきた人もいる。
 その人達を救済するシーンなんじゃないかと思う。
 それができるのは物語で、それを描くにはこれほどまでの大きな物語が必要だったのだと思う。


 というわけでやっとこさ『フロム・ヘル』を読みました。
 『ウォッチメン』しか読んだことない弟には「より読みづらくなったけども同時に凄くなった『ウォッチメン』」と言って紹介しました。
 いや、凄い一冊だと思う。
 アラン・ムーア凄かったからこのあと『ネオノミコン』も読んだのですが、そちらもまた凄い一冊でした。
 また元気あったら感想書くね。
 それじゃあ、ほなほなね。