にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

『カンフースタントマン 龍虎武師』を見た。

『カンフースタントマン 龍虎武師』を見た。

 

 

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『トワイライト・ウォリアーズ』が良かったので、香港映画のこともっと知りたいな…って気持ちになりこの香港映画ドキュメンタリーを見たのだけども、今だと全部アウトすぎるスタントの話ばかり出てきて(しかも映像付きで)めちゃくちゃ最高だった。

それこそ高いところから地面に落下するってスタントをするってなったら、普通はマットを敷くって発想になりそうなのに「落ちる前に地面を少し掘って地面をほぐしておいたんだ!」って言って落下!

この時点で度肝を抜かれいたんだけども有名なジャッキー・チェンの『プロジェクトA』の時計塔からの落下スタントは現場でも「流石にこれ出来ますかね…庇の布で衝撃をどれくらい吸収できますかね…もしかしたらダメかもですし…」となり「じゃあ、ジャッキーと同じ体重のスタントマンを落下させれば良くね?」となり、その人を落下させて、死ななかったので撮影を決行したって話とか、ヤバすぎて笑うしかなかった。(プロジェクトAの時計塔からの落下は何テイクか流れるけども、そのうちの一つがそのスタントマンの映像)。

その他にもアイススケート場に落下した話、テーブルに落下して気を失った話、火傷で入院した話、さらには7人一気にビルの高層階から落下するシーンを撮った話…とどうかしてるスタントの数々に、香港映画のヤバい映像が何故撮れていたかちゃんとわかっていく。それはまじでヤバいことをやっていたからだ。

 

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そうして、香港映画は全世界的にブームになったた。しかし、映画は次第に翳りを見せていく。

スタントマンという職業の厳しさがまず語られる。

職業寿命の短さ…怪我をしても補償があまり出ない点、そして一生に残る怪我をした者、亡くなった者も…。

さらには香港映画自体が縮小していったことも語られる。

今では香港でスタントマンとして食っていくのは難しい。

その中でも後進育成をなんとかしようとしているが……というのがこの映画の内容であった。

 

ただ、だからこそ『トワイライト・ウォリアーズ』の特別さがわかる映画であった。

香港を取り巻く状況は変わりすぎた。

あの頃のような香港ではもうない。

どんどん中国に飲み込まれていく。

しかし、それでも香港映画はあった。

それはその土地だからこそだけではなく、確実に一つのジャンルになるような熱量がそこにあったのだ。

それは凄まじい熱量と命を粗末にできていたあの頃だけの炎だったのだろうか。

あの頃の香港だけが出来たことだったのだろうか。

いや、そうじゃないはずだ。今でも俺たちはできるはずだ。

このような状況でも全盛期のような香港映画は作れるはずだ。

『トワイライト・ウォリアーズ』の冒頭、大量の映画会社のロゴが出てくる。

もう縮小している香港映画界で、それでも多くの映画会社がそれぞれでお金を出し合って、大作を作ろうとした証でもある。

『トワイライト・ウォリアーズ』はそれでも香港映画を作ろうとした、その覚悟の映画だったのだ。

そしてその全盛期の香港映画、そしてそれを支えた者達の言葉がこの『カンフースタントマン』には詰まっている。