31歳になりました。
↑どうぶつの森のダチ達に祝われている私。
30歳になっちゃったよーあわわわわわ～と怯えてたら、もう31歳になってしまって怯えるどころか、もう「なるほどねえ……」と美術館で難解めな絵を見る時の表情で、私は私の年齢を表す数字を見るのでした。
昔、年上の人が私に言うてくれた「年々、時間が早くなるねん」って言葉が身にしみます。これはまじ。ほんまに早くなってる。感覚でいえば30歳になってからまだ8ヶ月くらいしか経ってない気分。なのに12ヶ月経ってるって、4ヶ月はどこに消えたんですか。
そんなふうに私はやっぱりちゃんと年齢を重ねている。ちゃんと重ねすぎて、実感は伴ってない。この実感のなさを埋めていかなきゃいけない。もしくは実感があるかのように振る舞わねばと思う。とにかくまだ31歳って数字はデヴィッド・バーンが『ストップ・メイキング・センス』で着ていたTシャツくらい大きくぶかぶかで着こなせていない。それでも、パフォーマンスはしていかなあかんのよ。デヴィッド・バーンをめざすのよ。
31歳になったからってわけじゃないでですが、今後もより生活力をつけていきたいと思っています。
生活力がなかった以前の私は、知らぬ間に床にとんかつソースをこぼしたり、知らぬ間に布団にとんかつソースをこぼしたりしていたわけですが、そんなことはさすがに無くなってきました。
ちょっとずつだけど生活力があがっているのです。
具体的には作れる料理のレシピがどんどん増えていたり、味付けが上手になったり、私が作ったものを家族が食べて「うまいうまい」と褒めてくれたりそれを聞いて「うへへ～」と喜んだりしているわけです。
その他にもエアコンのフィルターも掃除できるようになりましたし、油にまみれた台所の換気扇もきれいにできるようになりました。
さらにはこたつに溜まっていたホコリもきれいに。こたつのスイッチを入れた時の焦げ臭い匂いともおさらばですよ！
油にまみれた換気扇をきれいに出来た日は嬉しくて、以前一緒に暮らしてもいた友人に電話をしました。
生活力がなかったころめっちゃ迷惑をかけていた友人に「換気扇きれいにできるようになったよ！」とはしゃいだ電話をかけたりした。
「なんやねんそれ」と言われた。そりゃそうだと思う。
というわけで徐々に生活力を身につけていってる。
それはそれとして、まだまだ生活力を増やしていきたい。
まずは作れる料理を増やしたい。魚料理とかもっと作れたらレパートリー増えるよね～とか思ってる。
選択肢が増えれば、日々煮詰まってる時の打開策になるかもしれない。
日々の中で選択肢を増やすのは大事って思う。
それから換気扇きれいにできるようになったよ～っていうても、日々の掃除は相変わらず苦手なので、日々の家事をもっと上手くなれたらなって思う。ADHD持ちなので、特に苦手というのがあるけども、その苦手をいい感じにコントロールしていけたらと思う。
なんにしても、日々をちゃんと生きていけるようになりたいです。
鬱病とも長い付き合いになってきました。2017年からの付き合いだから、もう4年ですよ。本当長い付き合いです。
でも、まだまだこの付き合いは続きそうって思っています。
相変わらず、寝込むことも多いし、動けなくて悔しいって思うことも多いです。
この鬱病と付き合うのは大変だけども、その中でもいい感じの関係性を探っていきたいって思う。
実際、前に比べたらいい関係は築けてはいると思う。多分だけども。
先日初めてZINE(小冊子)を出しました。両目猫舌通信vol.1ってやつです。
これまで書いてきた小説だったり雑文だったり、そういったものをまとめたものを出したい！と思い作りました。
セブンイレブンで印刷できるセブンネットプリントを使って発行したところ、買っていただけたりして凄く嬉しくなったり、その上、感想をくださった方もいらっしゃって、感謝の意はつきません。あざます。
書き散らしてきたものは結構あるので、Vol2以降も発行できたらと思っております。
ただちょっと体調が思わしくない日々が続いて、なかなかその作業が出来ていません。でもやりたいです。
ネットに上げていたものでも、物質として残るとやっぱり凄く嬉しくて、できたらやり続けたいなって思いました。
ラジオで度々聞くラジオネーム"需要もないのに勝手に供給"さんじゃないですけども、誰も待ってないけども、沢山あげちゃうみたいなことはやりたい。やり続けたい。
はぐれラジオ純情派 • A podcast on Anchor
やり続けたいで言えば、弟とやっているpodcast『はぐれラジオ純情派』もなんとか続けたい。
今年、なんとか50回を超えました。体調不良で休みがちなんですけども、更新に飽きたとかは一切ないです。
むしろ喋りたいことはたくさんありますし、本当楽しいし。
なのでこちらもやり続けたいです。続ける限り何でもやり続けたい。
このブログ「にゃんこのいけにえ」も2012年からですから、9年近くですし。色々なことを書き残したりしてきました。
ブログにPodcastに、こういうネット上の活動が多いんですけど、これってなんでやってるんだろうなってふと思ったんですよね。
勿論、楽しいからってのが一番にありますし、そういう活動が好きってのもありますが、どこかには自分が10代から20代前半の時に読み漁っていたり聴きあさっていたものへの恩返しっていうと大げさですけども、そういうのもあるかもなと思いました。
雑誌とか本は勿論だけども、個人ホームページやブログ。それからPodcast。私はそれを読み漁ったり聴き漁るのが本当に好きでした。
ブログだと『くりごはんが嫌い』だとか『THE KAWASAKI CHAINSAW MASSACRE』とかが特に好きで。ここから知った作品や文化もたくさんありました。
katokitiz.hatenablog.com
doy1969.hatenablog.com
Podcastは『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』だったり『ファミ通WAVE Podcast』や『髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ』や『こちらヨーロッパ企画福岡支部Podcast』や『文化系トークラジオLIFE』『東京ポッド許可局』とか。
こういうのを私はずっと聞きまくっていました。
今挙げたもの、それから挙げていないもの、もう忘れちゃったもの。
そういったもののおかげで私は好きなものを見つけたり気がついたり、何かに夢中になったり、夢中ってことの言語化ができたりして、そうして私は私になっていったように思います。
そういう中で、それがきっかけで色んな人にも出会えたり、色んな人と喋るきっかけになったり、それがもとで楽しい瞬間があったりしました。
だから、自分もそういうものへの恩返し、じゃないけども、そういうものへのあこがれはあります。
叶うならばいつかのどこかの誰かの興味へのきっかけや好きなものを見つける一助になれたらと思う。
もちろん、挙げていったブログやPodcastに比べても、実力も知識もおもしろさも全然敵わないからそういう悔しさもあります。
だから自分も頑張りたい。というか私自身がもっともっとたくさんのことを知っていきたい。
夢中になれるものをもっと出会いたい。そしてその夢中になったことを、その気持ちを残すことも続けたい。より面白くなりたい。
そしてこういうことを書きながら、私の人生はターンが変わってきている、もしくは向き合い方が変わってきているのかもと思う。それは生活にしても趣味にしても私は今まで沢山もらってきた。だからそろそろそのもらったものを返していきたいと思う。
そして今度は与えてもいきたい。返ってこなくてもいいと思って、自分の持ってる沢山を私は与えていきたい。
なんかスピってるみたいだし、うさんくさい宗教家みたいだ。
でも誰かを騙そうとか、自分を騙そうとしているわけでも、偉大な人になりたいわけでも、成功をするとかそういうことじゃない。
言い換えれば私は親切をやりたい。そしてその親切を続けたいって思うのです。
あと小説も書き続けたいです。書き続けるの大変だな～って思うけども、それでも小説を書かなきゃね〜と思う。
へたでも作ってないと、自分ってサイズを見誤ってしまうなーと思うし、それからやっぱ小説を書くのは好きですし。
『3月のライオン』の二海堂くんのエピソードで、体質的に体調が悪く、周囲の子供と同じように遊べなかった二海堂くんが唯一暴れまわれるのが将棋盤上だったってのがあります。
私は小説を書いている時に、それがそういう話じゃなくても、暴れまわっているような気分になります。
それが楽しいってのも勿論あります。
それに小説、もしくは物語全般って言い換えても勿論いいのですが、その中でしかやっと言えないこととか、あるような気がしています。
この文章みたいなことじゃ表現できないようなこと。
言い換えれば積み重ねたり、回り道をしたり、もしくはくだらないあれこれや、滑ってしまったことだったり、愉快や不快や痛みや爽快感や笑いとかそういうことでやっと形作れるものもあるんだろうなって思います。
そしてそういうことでしか、治癒できないものもあるだろうなって思う。
私は、できたらそういうものが書けたらなってやっぱ思う。
書き続けたいです。難しいですし、体調不良の中じゃできないことも多いんだけども。
それでも書き続けたいなって思います。できる限りで、やっていきたい。
長々と書いてきたけども、結局何を言いたいかってやっぱり日々をちゃんと生きていきたいです。
体感が早くなっていってたり、何もできなかったーと悔しく思っちゃう日だったり、今で言えば先が見えない不安だったり、そばにある死の恐怖だったり。そういうのは勿論視界に見えている。でもやっぱ諦めたくないよなーって思う。
日常をちゃんと生きようって思う。
日々とか瞬間をちゃんと生きて、それで嬉しいことがあれば、またそれを循環させ、次の瞬間や日々につながる糧にしたい。
そんでその生活の中から生まれたものを近くの人だったり遠くの人に届けたいなって思う。
作りたいからちゃんと生きたいって思う。
フジロックの配信でNUMBER GIRLのライブを見ました。めちゃくちゃかっこよくて、超感動した。
見ながら、私は田淵ひさ子さんみたいになりてえって思った。
見た目も言動も柔らかい印象なんだけども、鳴らしてる音はめっちゃ凶暴だったり切なかったり凄まじかったりみたいな。
私はそんな人になりたい。自分から鳴らせるものがそんなふうになったらいいなって思う。いつなれるんだろう。本当に遠いなあ。
いつかそんな人になれるように、いつかなれる日を目指して日々をやっていきたい。
思えば遠くにきたものだねえ、と31歳って数字を見て思ったように、いつか思えば遠くへ来たものだねえと31歳の誕生日に書いたこの文章を読んで思う日が来てほしい。
そんなことを思いながら31歳も生きていこうと思います。
