にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

2014年8月31日(日)「めちゃユル」と「天使の眼、野獣の街」

生産性が何もない日々を送っている。

大人と呼ばれる年齢になったが、まだ社会的にも大人になれていない上に精神的にも未熟だ。
くすぶってる。
ただ、どうせくすぶってるならばそんな日々を残しておこうと思う。
くだらない日記を書こう。
2014年は9月になった。
俺は24歳になって少しばかり経った。
 
 
 
2014年8月31日(日)
 
11時に起床。朝方までyoutubeで『めちゃユル』のほぼ24時間テレビスペシャルを見ていた。
3時頃から始まった「Dream選手権」が素晴らしかった。
「♪住み慣れた我が家に〜♪」で有名な吉幾三の『Dream』を色んな人に様々なアレンジで歌ってもらうという企画。
そんな吉幾三の『Dream』はこちら。
前提として『Dream』はダサい!と言い続けて企画を進めていたが、中盤あることがきっかけで矢口真里か電話がかかってるという展開に。
この辺はニュースにもなってるので詳細は割愛しておくが、電話を切った後妙に空気がしんみりしてしまってどうしようとなった後に「原曲のDream聞こう!!」となって聴き始めたら「やっぱいい曲だな!」となった流れはくだらないけども吉幾三の「Dream」の良さが改めてわかって本当素晴らしかった。
 

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素晴らしい『Dream』のジャケット写真。

 

その後、CHEMISTRY”グラサンを首にかけてた方”川畑がマジ乱入。そしてその場で『Dream』をアカペラで歌ったり、つるの剛士とデュエットしたりと「CHEMISTRY川畑って歌上手かったんだ」と今更かつ失礼な感想を抱く。
とにかくいいものを見たという気分になったのだった。
 
昼からはバイト。
夕方に終える。
バイト終えてからamazonで買った「ゴーストマン 時限紙幣」の代金を振り込む。
 
家に帰ってからセブンプレミアムのチューハイを飲むと、酔いつぶれてしまいすぐに就寝。
1時ごろに目が覚めて、だらだら過ごす。
3時ごろににこれではよくないと思い「天使の眼、野獣の街」を見た。

 

天使の眼、野獣の街 [DVD]

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天使の眼、野獣の街 - YouTube

ジョニー・トー作品の脚本を数多く手がけている「ジョニー・トーの頭脳」ことヤウ・ナイホイが初めて監督をしたのがこの映画。ジョニー・トーは今作では制作に回っている。
宝石店強盗を追う警官の話と聞けばオーソドックスな警察ものが思いつくかもしれないが、今作の特色としてその警察が「監視」担当であり、それ故に他の作品とは一風違った味わいがある。
人海戦術で一人のターゲットを監視したり、ひたすら尾行したり、ターゲットの部屋を複数のカメラで監視したり…90分ほぼそういったことに費やされている。
それを聞くと「地味」なのかと思われるが、そんなことはない。
すこぶるめっちゃ面白いのですよ。
 
 
監視や尾行をしっかり”アクション”として描き切っているため、全編アクションのみで構成された映画のようなスリリングさがある。
敵対する宝石店強盗チームにも「観察のプロフェッショナル」がいて、そいつとの監視対決も見所の一つ。プロ同士の手に汗握る一進一退の攻防戦が楽しめる。
個人的には主人公の"子豚"の成長譚としてかなりぐっときた。
新人が仕事を通して成長するってこういうことだよと「成長って聞くだけで虫酸が走る俺」でも嫌味なく見ることが出来た、そんな話運びのうまさに驚嘆でございました。
その他にも上司の"犬頭"の理想の上司っぽさ、もっと言えば理想の大人っぽさは語りたい。
見た目は普通のおじさんなのに超キレものって憧れですよ。
監視中退屈になった仲間が犬頭に「小話聞かせて」と頼むシーンの楽しさったら。
ジョニー・トー映画で言えば「ミッション/非情の掟」の紙くずサッカーのシーン並に仲間との連帯感を憧れ感込みで魅せる名シーンだと思いましたよ。
犬頭の話聴いてる時の仲間の表情がいいんだよなー。
 
ラム・シューの食べ物ギャグも相変わらずよかったし(最後の最後まで食べ物への異常な執着心)、香港という街の猥雑感もよかった。
何より監視という行為そのものが観客である私たちが映画を見ている時の姿勢そのものであるため、凄まじい没入感が得られるんですよ。
画面の細部まで具に観察して、主人公達と一緒に事件を解決していく感覚がとても気持ちいい。
とても面白くそして愛すべき一本になりました。
めっちゃ大好き。
 
近々この映画の韓国リメイク「監視者たち」が公開されるそうなのでそちらも是非見てみたいところ。
 
 
気がついたら朝方になっていたので就寝。