あまちゃんが、ついに終わってしまう。
これを書いている数時間後には終わってしまう。
ついにあのあまちゃんが。
1クール13話のアニメでさえ満足に見ることができなかった僕が156話欠かすことなく、全て見たあまちゃんがついに終わってしまう。
なので最終回前にあまちゃんへの思いをつらつら書こうと思う。
一方的にあまちゃんへのラブレターみたいなもの。機から見たら気持ち悪いものだとおもうけども、思いが高まったんだ書かせておくれよ。
そもそもアニメ13話も見ることができない僕が何故あまちゃんは欠かすことなく見ることが出来たのか。
これをまず考えたいと思う。
いきなりあまちゃんではなく朝ドラのフォーマットの話になるけども、1日15分という形態が良かったのではないかとまず思う。
一話15分、それが156話と考えるととても高い山のように思えるが、毎日決まった時間に15分だけ放送されるドラマだと思うとそれは山でもなくただの習慣になってしまう。
一日15分の習慣。15分というのがまた習慣にしやすい時間設定だったと思う。
1時間ならしっかり腰を据えて、30分でもそれなりに集中力を持って見ないといけないけども、15分というのは見ることが負担にならない時間だったように思える。
あとこれは言っておきたいのが一日に何度もある再放送。これのおかげで見逃すということがなかった。
特に夜11時のBSでの再放送には何度も助けられた。
一日に何度もある視聴時間ってのは見なきゃ!撮っておかなきゃって意気込みやストレスを軽減してくれてよかったと思う。
思ったけども再放送って大事ね。
普段のドラマでもしたらいいんじゃないかなって思ったよ。特に民放のドラマ。見逃したら痛い構成とかにしてるのに一回しか放送ないし、ネットでの再放送もやってないとかだったらそりゃ視聴率とれないっすよ!
と敵を作るのはやめよう。でも本当、この番組構成が僕の視聴が一切途切れなかった理由だと思う。
とここまで朝ドラとNHKの編成を褒めているだけになってる。
ただ、こういう構成になっていたはずの梅ちゃん先生と純と愛にははまっていないわけですから、あまちゃんにはあまちゃんのハマる理由があるわけです。それを俺は今考えてる。なんで俺はこんなにあまちゃんにはまったのか。
もともと、僕はあまちゃんは期待の一作だったというのはまず述べておかなければならない。
このお二人が作ったドラマ「その街のこども」の大ファンだったというのもあった。その一方であのドラマでは繊細な世界を作り上げたお二人がクドカン脚本のドラマを作るとなるとどういった化学反応を起こすのだろうか。全く予想がつかなくてただただ期待するしかなかった。
化学反応で言えばクドカンが朝ドラを作ることに対してもだった。
どういったものを朝から見せるのだろうか。というかそもそもクドカンが朝の視聴に耐えうるものを作るのだろうか。
期待と不安が混ぜこぜになった第一回。
とても楽しかった。
そう楽しかった。
それから9月が終わるまであまちゃんを見ている時、僕はずっと楽しかった。
あまちゃんを何で見てこれたか?
それはずっとずっと楽しかったからだ。
クドカンの小ネタ満載の脚本が面白いから。
出てくるキャラクター全員が個性的だから。
思わずじぇじぇじぇ!って言いたくなるから。
大友良英さんのテーマソングが可愛く毎朝聞いても飽きなくてそして思わず口ずさんじゃうものだから。
個性的なキャラクターを演じているのが個性的な役者ばかりで朝から彼らの演技を見れるのが嬉しかったから。
まめぶって結局どんな味なんだろうって思ったから。
俺もうに食べてうんめぇ!って言いたくなったから。
毎日見て、毎日Twitterで感想見て、そうそう!ってなるのが楽しかったから。
あさイチまで見て、有働アナとイノッチの感想にそうそう!ってなるのが楽しかったから。
友人たちとあまちゃんの話するのが楽しかったから。
アイドルに興味を持つようになったから。
桐島、部活やめるってよの出演者が出てるのが嬉しかったから。
橋本愛も毎朝見ることができて嬉しかったから。
自分の地元に対する意識が少し変わったから。
あまちゃん関連の番組があればなんでもチェックしたから。
能年ちゃんにショッピングモールにあるフードコートに連れてってオムライス食べさせたいくらいファンになったから。
だから楽しかった。
ずっとずっと楽しかった。
ちょうど就活中で未だ芽がでない僕は起きてるうちの8割を不安を抱えて暮らして、あとの2割をあまちゃんのことを考えて暮らしていた。
そうやって気を紛らわしていた。
でも、そのうちに自分の地元のことだったり、自分の周囲にいる人々への接し方だったり、自分自身のことだったりを思い返すきっかけにもなった。
本当、どうしようもないことばっかりだった2013年だったんですよ。
あー、ダメだなうまいこと言えないな。
あれ初めて流れた日にはまさかオリジナルとは思ってなかったから親に尋ねたもんね。「これ、誰が歌ってたっけ?」
潮騒のメモリーがカラオケに入ってた時、コンビニで聞いた時はなんだか虚構と現実が混ざった瞬間を見てしまったような気になって興奮と、ドラマの中の春子のことを思ってちょっと泣きそうになってしまった。
ダラダラ書きすぎた。
それでもあまちゃんへの気持ち全然書き切れてないからね!
難しいわ、ほんま。
でも、こんなにドラマにはまったことなかったですし、見続けたこともなかったです。
なんていうか、ドラマの中の登場人物のはずなのに知り合いって感じがする。
知り合いたちの近況を毎日見てるって感じ。
だから震災があった時は本当怖かったし辛かった。
それから無事再会できた時は本当嬉しかった。
アキちゃんとユイちゃんの友情にも何度も泣いてたな。
自転車で坂を下るあのシーンとか、深夜バスに向かって手をつないで走り出すあのシーンとか。
あの二人の瑞々しさに何度も泣いてた。
あー、もー、とりあえず切りが無い。一時間これをかいてるのです。スマホで。いい加減指が痛くなってきました。
本当はうまいこと言ったぞ!げへげへ!な感じで最終回前をまとめたかったけども、なんか結局はただもれでしたな、思考の。
2013年にあまちゃんがあって本当良かったな!
だせえこと言ったけども、だせえくれえなんだよ!それくらい我慢しろよ!
俺はこのアキちゃんの言葉を胸にずっと生きていこうなんて思っております。
明日は最終回。
こんなに終わって欲しくないドラマなんてはじめてだよ。