昨日、夕方まで死んだように寝ていたのもあって、全く眠ることができず。朝まで『ディファレンス・エンジン』をパラパラ読んだり、有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMERを聞いたりする。
今日はあちこちの喫茶店に行った。といってもご当地喫茶店なんてのは一件だけでほぼチェーン店。その先々でずっと『ディファレンス・エンジン』を読み続けていた。
突如として読書ハイになっている。とにかく読書が楽しくて楽しくて仕方ない状態だ。これになった原因は、無の時間が訪れると気落ちしてしまうからというのがあって、それに対抗するために物語の世界に没入していたら、気がついたらどんどん本が読めていたというのがある。
今日は結局『ディファレンス・エンジン』の上巻を読みきったので今月は十二冊も読んでいる。あと6日で何冊読めるだろう。
しかし、これまで本は本当に読んでこなかった。たまに読んだりしていたけども、読書家とは程遠かった。今は読書をしている時間がたまらなく楽しい。一瞬だけでも自分のことを忘れて世界に没入できるのが楽しい。書くことや物語について考えるのが楽しい。なんてことないディティールが頭にこびりつくのが楽しい。読み終わったあと、余韻の中で自分なりの感想をひねり出すのが楽しい。読書めっちゃ楽しい。
でも、本当まだまだ読んでみたい。読んだことない作品ばかりだ。
とりあえず『ねじまき鳥クロニクル』の第3部と『ディファレンス・エンジン』の下巻をまずは読み切りたい。
それから家にある本だと『ファイト・クラブ』も読みたいし、樋口恭介の『構造素子』のネタ元になった東浩紀の『クォンタム・ファミリーズ』も読みたい。それからまだ知らない本に出会いたい。なにぶん、わからないことばかりだ。知らない本ばかりだ。とりあえず出会えるならもっと出会って読んでいきたい。
こんな風に読書に没頭できる時間なんて、この先どんどん無くなるだろうし、今、それができるならどんどんやっていきたい。
あとネットを見ていると、結構疲れることが多いのだけども、読書はそんなことない。読書で気分を害することまじでない。そりゃえぐい描写に「うわぁ」となったりすることはあれど、ネットを見ながらこの世界を憂いてしんどくなるってことはない。
とにかく、読書をしている限りは次々と読んでいきたいって気分でいっぱいになる。
多分、こんなハイ状態もいつかは切れてしまうとのだと思うけども、それでも続けれるうちは続けて、それで一冊でも多く、身体の中に染み込ませたい。
今日は先輩にあった。ご飯を食べてけらけら笑ってすごく楽しかった。人と会ってる時が一番楽しい。でも、そんな時により楽しい気持ちになれるのってカルチャーの話をしている時だと思う。あれが好き、これが好きって話をしている時ってなんであんなに楽しいんだろ!
それができるように続けていきたい。読みたいな!って思ってるうちに一冊でも多く読んでいきたい。そんな気持ちになっています。
『ディファレンス・エンジン』上巻、読みづらいといわれていて、最初は面食らう瞬間も多かったけども徐々に設定が入ってきたり背景の世界がわかるようになってくると、蒸気と悪臭漂う産業革命時のロンドンを歩かされている気になる。そうなると『フロム・ヘル』を今度こそはちゃんと読まねばって気にもなる。たくさん、読めてない本があって、たくさん読みたい本が増えていってる。
どれだけの本に出会えるだろう。とりあえずアンテナを高くして、読みたいものを増やしながら、そして出会えるものはどんどん出会っていきたい。
明日でキャプテンマーベルの上映が終わるみたいだ。駆け込みで観に行こうかなあ。