にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

2018年映画ベスト10

2018年の映画ベスト10です。毎年誰にも期待されていないですが、それでも発表し続ける勇気。まあ、ベスト10を考えるというのは楽しい行為です。自分の見たものを改めて順位づけることで、自分が何が好きかを考える行為に繋がるというか・・・まあそれはいいのですが。というわけで今年も発表します。細工は流々、仕上げをご覧じろ!

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(両目洞窟人間の2018年の映画ランキングの公式キャラクターのブリグズビーベアちゃんです。)


10位 ヘレディタリー/継承

9位 ペンギン・ハイウェイ

8位 あみこ

7位 ボヘミアン・ラプソディ

6位 リズと青い鳥

5位 犬ヶ島

4位 スリービルボード

3位 ANEMONE 交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション

2位 カメラを止めるな!

1位 勝手にふるえてろ

 


こちらが順位になります。いやー完璧な順位でしたね。というわけで、これからは短評。

 

 

 

 


10位 ヘレディタリー/継承

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完璧な悪夢とキャッチコピーが付いていましたが、本当全編完璧な画面設計と音響設計がもたらす完璧な恐怖。見ている最中あまりの恐怖に「もう早く終わってくれ・・・!」と心から願うほどでした。にしてもただの舌打ち音がなぜあそこまで怖く聞こえるのでしょうか。それすら不思議。個人的にはハリウッドでリメイクされた放送禁止4として見ていました。あの終盤明らかになる構成は放送禁止4だよね。めちゃくちゃ怖いのに、ラストは妙な多幸感で締めるのも個人的に好み。素晴らしい映画だったよね。

 

 

 

9位 ペンギン・ハイウェイ

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28歳になってもお姉さんが好きだ!お姉さんとひと夏の冒険がしたい!と願い続けている気持ち悪い大人にとってはご褒美のような映画。しかも何がびっくりしたってこれかなりSF映画だったこと!ただでさえ嬉しくなるようなお姉さんとの冒険譚なのに、SF映画で、しかも画面上にはペンギンが歩き回るってこれは俺のために作られた映画か・・・と心から思いました。意外と世間の評価が低いみたいだけども、僕は森見登美彦映像作品では昨年の「夜は短し歩けよ乙女」よりも好きです。ちなみに感受性が壊れた28歳男性なので、冒頭のペンギンが歩き回るシーンで泣いていました。ペンギンかわいい・・・

 

 

 

8位 あみこ

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こちらの映画に関しては感想を書いているのですが(『あみこ』を観た! - にゃんこのいけにえ)8位にランクインした理由といえばこの映画の熱量にやられてしまったとしかいいようがない。荒いところもあるんだけどもそれすらも熱量に変換されているというか。ナンバーガールのアルバムを聞いたときのような興奮がこの映画にはありました。思わずポスターも買ってしまった。サインも書いてもらった。そんなポスターは家の壁に飾ってあります。個人的にはめちゃくちゃなあみこも大好きですが、あみこの友人の女の子も大好き。あの子、いい子だよねえ。

 

 

 

7位 ボヘミアン・ラプソディ

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エーヨ!!!(エーヨ!!!)とにかく終盤のライブエイドが凄まじすぎた。ライブエイドのシーンは大号泣。声を出して嗚咽。あのライブシーンのエモーショナルは一体何なのでしょう!ライブエイドのセットリスト知らなかったのでRadio Ga Gaが流れた瞬間は叫びそうになった。Radio Ga Ga大好きなんだよなー。28歳男性の心の中のクイーンがウィーウィルロックユーするそんな素晴らしい映画でした。見終わった後、女性客2人が「あと何回見ればいいんやろ~!」と叫んでいたけどもその気持ちめっちゃわかるぜ。エーヨ!!!(エーヨ!!!)

 

 

 

6位 リズと青い鳥

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こちらも感想を書いているのですが()演出に恐れ戦くほど感服させられた作品でした。女子高生2人の心の機微をこれでもかと描いた結果、終始薄氷の上を歩かされているような緊張感。もうあまりのことに胃がきりきり。こんな映画を作ってしまって山田尚子監督は一体どうなってしまうんだろう。そして山田尚子は次何を作るんだろう。

 

 

 

5位 犬ヶ島

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鬼才ウェス・アンダーソン監督の鬼才っぷりがどうかしてるレベルまで高まりまくったストップモーションアニメ!ナショナリズム的な意味ではなく、この映画に関しては、カオスを全て理解できたという意味で日本人でよかったと心から思えた。猫派の俺も犬ちゃんかわいい!と絶叫したくなるような犬たちのかわいさ!全シーンポストカードにしてずっと見たくなるような緻密に作り込まれた世界!そして映画史に残るあの寿司制作シーンの異様さ!!語りたいことは沢山あるけども、要約すると「だいしゅき~」となっちゃう映画でございました。

 

 

 

4位 スリー・ビルボード

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完璧な脚本だ!と見終わって叫んでしまった。次々と先の読めない意外な出来事が起きまくる映画なのに、登場人物の行動には嘘や無理がないという作りがもう凄まじすぎて・・・。見終わって「こんな作品を書いてみたいな」と心から思ってしまった。一生無理だろうなと思うけども、それでも作品として凄いものを見せつけられると創作意欲が湧きますね。大好きなサム・ロックウェルサム・ロックウェル無双していてそれも最高だった。本当アカデミー賞おめでとうございます。ラストのメッセージも素晴らしい。この2時間はこの台詞にたどり着くまでの2時間だったんだ。そしてその台詞は観客1人1人の中で呼応し続けるのだ。

 

 

 

3位 ANEMONE 交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション

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こちらも感想を書きました。(僕が今までに見たことのないものを見せてーーー『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション』を見た! - にゃんこのいけにえ)めちゃくちゃ賛否両論わかれているというか、友人はこの映画を見て「最悪だ」と言っていたレベルなのですが、俺はもうたまらなく好きな映画です。道理を超える瞬間、全てを超越してしまう瞬間ってのに弱いけども、その瞬間にあいつがあの世界から現れて、そして鳴り響くのがやくしまるえつこが歌うバレエ・メカニックというあのクライマックスだけで5億点。俺が好きと言わなきゃだめだ!と心から思っています。本当大好きなんだよ。理解は出来ていないけども、俺は大好きなんだよー。

 

 

 

2位 カメラを止めるな!

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10年前の俺に「10年後の一番面白い映画は何?」と聞かれたら大声で「カメラを止めるな!」と教えたくなるような映画。いや、本当面白かった。まじでめちゃくちゃ面白かった。クライマックス30分の興奮は今でも覚えている。あのピラミッドに若手俳優が乗り込んだ瞬間、劇場が拍手の渦に包まれたの感動したなあ。面白いものを作るんだ!という監督、スタッフ、キャスト全員の熱量がこの映画をここまでのものにしたんだと思う。「面白いもの」というのは本当に素敵なことだなと思う。娯楽性という一本勝負で30億を突破したの本当いいニュースだよなあ。

 

 

 

1位 勝手にふるえてろ

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俺の映画。28歳男性の全てを松岡茉優が演じきっていた。あまりの俺っぷりに、28歳男性は席で悶え、笑い、そして号泣した。映画を見て、自分は1人じゃないんだと思えた。世界には同じ苦しみを抱えた人々がいる。孤独だけども孤独じゃないんだと思えた。この映画があったから2018年は生きることができました。それほどの映画です。というわけで栄えある一位。

 

 

 

というわけで2018年映画年間ベスト10でした。しかし今年は病気が長引いたのもあって、あまり多くの映画を見に行けなかったのが心残り。来年はもっと多くの映画を見たい。そして病気を治したい。映画を見るとほんの少しの間だけ、この世の憂さを忘れることができて、自分が病気であることも忘れることができて、そして少しの希望を胸に家に帰れることができる。それが身に染みる一年でした。辛いことも多いし、先行きは全く見えないし、嫌になることは多いし、もうやだ~と何度もなったけども、でも映画館に行けば面白い映画は沢山かかっている。来年も何度も逃げ込もうと思います。そして来年もこの人生を生き抜く勇気を映画からもらえたらいいなあ。できれば生き抜く勇気は自分で身につけたいものだけども。

少し湿っぽくなってしまいましたが、来年も面白い作品に出会いたいなってことです!頑張って生きるぞ!そして面白い映画を観るぞ!!