にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

感電するような書く喜びを

書けてしまった感覚があった。前に「アイム(ノット)ミー」という小説を書いたときに初めて小説を書けたという感覚があった。それは錯覚だったのかもしれないし、こんな物ぐらいで小説を書いたなんて思うんじゃ無いと言われるかもだけども、自分の中では書けたという感覚があった。それ以降だ。それ以降、小説が書けない。

 それから一本「どてらねこのまち子さん」の話は書いたけども、所謂普通の短編小説が書けなくなってしまった。どうしたらいいかわかんなくて毎日のようにドトールに行ってはポメラを開いて、書こうとするけども、画面は真っ白のままだ。

 画面は真っ白!頭も真っ白!わー!とはしゃいでみたけども状況は何一つ変わらない。変わっていくのは自分の周囲の状況ばかりだ。

 先日、会社と面談があって、正式に辞めることが決定した。休職期間が満了となってしまったのだ。というわけでそのまま流れるように辞めることが決定してしまった。辞めることになってしまい、現状は住む家がどこになるのか、これからの収入源は、というか次の仕事は、と問題が山積みになっている。そのことに気が取られているのかもしれない。物語の中で誰かを救おうとしても、まずは自分が救われたいのだ。

 まずは自分が救われたい。という感覚が最近ますます強くなっている。夜中、目が覚めると強い無能感が襲いかかってくる。それに対抗する手段は1つだけだ。有吉弘行のサンデーナイトドリーマーを聞くしかない。最近はサンドリを聞かないと眠れない身体になってしまった。基本人の悪口だけども、それを聞かないと眠れない身体になってしまっている。

 村上春樹が本を書きたいなら本を浴びるように読めと言っていたけども、本も全く読めない。集中力が全く続かない。最近は集中力が全く続かなくて、まともに本を読むことすらできない。文章が頭に入ってこないのだ。どうかしてしまっている。そんな人間に物語が書けるのだろうか。否って感じがする。

 というわけで絶賛スランプ中だ。自分がこの間書いた脚本で「アマチュアにスランプはおこがましい」って台詞があったので、ブーメランのように刺さっているけども、めちゃくちゃスランプ中だ。

 物語を書くことだけでなく、人生を送るという点でもスランプ中だ。全方位にスランプだ。もうめちゃくちゃスランプだ。1つ1つ問題点を見つけて解決していくしかないのだけども、それでも今はそれ全てがAKIRAのラストの鉄男みたいに巨大化した塊のように私を襲ってくるような感覚がある。要するに超しんどいです。はい。

 最近は身体の調子も以前よりはよくはない。全体的に重たい。体重が増えたってのを抜きにしても、全体的に絶不調だ。これから冬に入っていくのに、大丈夫なのだろうか。私は冬を越すことができるのだろうか。

 不安ばかりで申し訳ない気持ちだ。もうなんていうか、手詰まり感が強くてどうしたらいいかわからないのだ。できることはなんでもする。毎日、3時間動くのは続けている。時折、週に1度2度、寝込む日がそれでもやってくる。もっと動けるようになりたい。そもそも、私が最初に診断された発達障害適応障害抑鬱という流れがマシになってきているのかすらわからない。もう自分で自分がわからない。私の頭はどうかしているはデヴィッド・リンチマルホランド・ドライブのキャッチコピーだ。

 抗うつ剤をばかすか飲んで、時折ねこのぬいぐるみを使ってラジオをして、なんとか生きようとしている。この間、そのラジオの中で、大きな幸せが自分にやってきたらいいのにと思わず言ってしまった。大きな幸せ。それが何なのかすらわからない。でも、そんなものが存在して自分の元にもやってきたらいいのになんて思う。自分はこの日のために生きてきたんだと思えるような幸せ。でも、そんな幸せなんてやってくるわけがない。突然ふっと自分の元に降りてくるわけなんてない。そして死にたくもないから生き続けるしかない。

 小説がまた書けるようになりたい。それだけだ。こんな風にはき出したりしたら、かけるようになるだろうか。自分の思いをはき出したら書けるようになるだろうか。わからない。でも、何かをわかるようになるためにはまずははき出すしかないのだ。

 自分だけ人生が停滞している気がする。そんなことを今は思っている。思ってもしかたないことを思っている。でも、これからだって思いたい。28歳男性はもう若くないのかもしれないけども、それでも自分はまだこれからだって思いたい。

 私は、死ぬほど絶望はしていないし、死のうなんて思っていない。死ぬとしたら事故死とかくらいだろう。だから、なるべく生き延びてやろうと思う。けども、そんな風に生き延びるために強く生きれたらと思う。

 強く生きて、生きた先で、また小説が書けたらと思う。書かなきゃ生きている意味が無い。物語を紡いでいる瞬間に味わったあの幸福感をまた味わいたいのだ。

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