にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

27歳男性は人生の明るい面だけを見ようと思い立つ。

 お金が無いので家でぼんやりしていたのだけども、ぼんやりしているだけでも腹は減るし、気が滅入ってくるので、1時間ほど歩くことにした。

 1時間ぼんやり考え事をしながら歩いていたのだけども、脳内会議の主な議題はなんで失敗してしまったのかなーということであった。

 なんで失敗してしまったの、失敗の意味はとなれば、いつものように休職している現状のことになるんだけども、休職するという前になんとかならなかったのかと思い悩む。

 しかしながら、脳内会議がいくらわっしょいわっしょい進んでも、失敗する他なかったという結論しか出ず、私はとぼとぼと歩くはめになったのだった。

 


 そもそもなぜ失敗してしまったのだろうか。なぜ徐々に心がすり減っていき、すり減った分を回復することができなかったのだろうか。

 その謎を追い求めるためにまずは2年かかった就職活動に目をむける。

 その二年間の間に心はすり減ってしまい、無になった状態で社会に出てしまったのがそもそもの要因なのかしらと思い当たる。

 どこかで自尊心を回復させてあげればよかったけども、自尊心はその後もばきばきに折れ続けてしまって、挙げ句の果てに今の現状だと思えば、納得がいくようないかないような。

 


 と、過去に目を向ければ暗いことばっかり思い当たってしまう。

 オールウェイズルックオンブライトサイドオブライフという心持ちで、人生の明るい面を見ましょう。見よう見よう。

 しかしながらなかなか明るい面が見当たらず、どうすることもできないので、ドトールでぼんやりするほかない。

 ぼんやり。最近はとにかくぼんやりしている。

 しまおまほもびっくりのぼんやり情報局っぷりだ。

 ぼんやりしすぎて、全ての輪郭がぼやけてくる。日々とか時間とか心とか性格とか。

 全てが溶け出したその先には何があるのでしょうか。

 私はまだわかりません。

 


 最近はプランクをやっている。休職と抗うつ剤のコンボですっかり太ってしまった身体をなんとかすべく、プランクを行っている。

 毎日60秒を目標にしてやっている。1週間続けたらちょっと余力も出てきたので、昨日は90秒も続けることができた。

 走るほどの元気はまだないので、とりあえずは当面はウォーキングと筋トレでなんとかしていきたい。なんとかなるかわかんないけども、やらないよりはましだと思いたい。何事もやらないよりはましだろう。

 


 昨日は映画でも見ようと思ったけども、虚無が酷くて全く見ることができなかった。虚無が酷いときは何にも頭に入ってこない。特に幸せな人たちの物語なんて、全く入ってこない。幸せでございますなあと嫌みな人間に成りはててしまってるので、何にも心に響いてこない。

 じゃあアート系の作品でも見たらとなったので、見てみても全く入ってこないどころか細部のふとした瞬間に過去のことがフラッシュバックして頭に入ってこず、太ももをまた殴る羽目になってしまった。

 しかたないので、ギターを弾くことにした。お金が無いといいつつ、ヘッドフォンアンプ(4000円)を買った私は、ここ数日ほど何かあればすぐに弾くようにしている。

 ギターを弾いている間は虚無からはなんとか解放される気がする。 多分だけどもそれは自分を見なくてすむからかもしれない。そう思いながらサニーデイサービスのセツナを何度も何度も練習した。ギターを歪ませて、ライブ盤の時の音像を意識しながら何度も弾いた。

 ギターを弾き始めて10年くらいになるけども、相変わらずへたくそなままだ。でも、ある程度のコードならなんとなくは弾けるようになっていて、10年やっていたらそれなりになるなあと思った。

 文章も書き続けていたらそれなりになるのかなあと思ったりした。この文章も、まったく人に見せることを意識せずに感情の赴くままに書いている。本当は見せることを意識した文章を書いた方がいいのかなと思ったりする。でも、今はそんなの書けないから、部屋の中でギターを弾くように、文章もドトールの喫煙室でかき鳴らしている。

 


 明日は雨がふるそうだ。日課のウォーキングも行えないので家にこもってハヤシライスでも作ろうと思う。あと掃除。今部屋はバベルの塔のようにぐちゃぐちゃになっている。すぐに部屋をぐちゃぐちゃにしてしまう。カウンセラーから「空間認識能力が低いので、部屋をぐちゃぐちゃにしやすい」と言われてしまった。

 「物をなるべく減らしてください」と言われたけども、もう言われた時点で物を沢山持ちすぎてしまっていた場合、どうしたらいいんだろう。まあ、捨てなきゃいけないんだろうけども。 

 


 最近はドラマ『コードネーム・ミラージュ』をHuluで見ている。広井王子が原作で桐山漣が主演のアクションドラマだ。毎週深夜に放送されていたとは思えないほどのもの凄いアクションを毎話見ることができるのですっかりはまってしまっている。

 最初の2話くらいはその世界観に違和感ありありで入り込むことが難しいけども、入り込むことができるともう全てが愛おしい。佐野ひなこの天才ハッカーという役柄なんて、最初は全然受け付けないんだけども10話まで見たらまあ、愛おしい。

 よくわかんないけども、その物語のペースに合わせるってのも大事なんだなーと思った。合わせるのがめんどくさい作品もあるけども、合わせたら合わせたで、ちゃんとご褒美をくれる作品もあることを忘れていた。

 


 友人と話していたら「この世界には面白いものが沢山あるからそれを見つける努力をしなきゃいけないんだよな」という話になった。絶望している暇なんてなくて、面白いものを追い求めているうちに人生が終わってしまうほど、この世界は面白いものに満ちあふれている。

 だからこそ体力をつけなきゃいけない。追いかけるために。だからこそ虚無から抜け出さなきゃいけない。それを受け取るために。

 早く、弱っている状態から抜けだそう。面白いものを全力で追いかけたいから。

 人生は短い。僕も今年28歳になる。

 絶望している暇なんてない。失敗した過去のことは忘れてしまえ。

 オールウェイズルックオンブライトサイドオブライフ。

 休職したって、抗うつ剤をばくばく飲んでたって、夜眠れないから睡眠薬を飲んでたって、別にいいじゃないか。

 楽しいことをとにかく探そう。

 面白いと思えるものをとにかく手に入れよう。

 まだまだ沈んでる日々は続くけども、そのことだけは忘れないようにしよう。

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