にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

恥知らずな27歳男性。

 父親から「そんなに休職することになったらクビになるんじゃないか?」ってまるで「そんなに遊んでたらダメになってしまうぞ」みたいな口調で話しかけてきたから、その瞬間に全部ダメになってしまった。
この人は何にもわかってなくて、心配しているだの、正論だのって言って、自分の放つ言葉の責任なんて持とうとしない。
そのくせ「家族でご飯に行けば全て解決する」と思い込んでいて、お前の中の家族ってどうなってるんだよって言いたくなる。
散々人を傷つけておいて、おままごとで家族の絆が修復ってそりゃねえだろ。
僕は腹が立って、床を殴って、テーブルを殴って、自分の顔を殴って、弟を怖がらせてしまった。本当に嫌になった。


次の日、親友に会った。とても楽しい時間だった。本当に本当に楽しい時間だった。
でも別れてしまった後に、帰りたくない気持ちが高まってミスドに逃げ込んだ。
そうしているうちにあれだけ楽しかった時間が身体に残っておらず、泥のように足を絡めてるむなしさだけが胸に広がっていて悲しかった。

次の日、一日中寝込んだ。また息苦しさに包まれていた。頼るものが何もなくて椅子の足をずっと握っていた。
晩になってこの虚しさを物語にしようとした。
物語にする時はスタートはそう言った気持ちでも、主人公は自分から遠くにする。自分の話をしたいわけじゃないからだし、自分の話をするのは気持ち悪い。
自分語りをしたいんじゃなくて、物語の形に昇華してあげたいのだ。
でもそうはならなかった。物語の形にすらならなくて、どうしようもないけども、このブログに載せた。それから後悔した。

 

二週間ほど前、横林大々さんが主催する即興小説バトルというのに出させて頂いて僕は優勝してしまった。ありがたいことに。本当にありがたいことに。
その瞬間、大勢の人に褒められた。ずっと褒められたかったから、その瞬間視界が歪むような気分になった。文章を書くことに少しだけ誇りが持てた。


でも、そんな瞬間も長続きしない。あの瞬間はもはや身体に残っていない気がする。
そのことがとても辛くて、そして何より多くの人に申し訳ない気がしてとても顔向けができない。恥さらしな気さえする。



今日も家にいる。虚しくて、虚しくて仕方ない。サインバルタ60mgが効いているような気がしない。あれほどこれが飲んでいるおかげで意欲的になれました!って言ってた薬なのに。何にも何にも何にも。


"これをきっかけに転職を決めました"みたいなハッシュタグがつけられたツイートを読んでしまった。虚しい時に酷いものに引き寄せられて読んでしまってさらに虚しくなる。バカみたい。
俺がこんな風になっているのはなんでなんだろう。仕事ができない無能な人間だって気持ちがとにかく高まってしまったからだった。それとただ生きているだけで疲れ果ててしまったからだった。
これだけ働いてしまったから、こんな言葉を言われたから、こんなことがあったから、こんな酷いことがあったから。
そんなニュースに出来るエピソードがないのに。
私は馬鹿みたいだ。

 

「思ったよりも元気で安心しました」とよく言われる。だから元気なんだと思ってた。そらから元気なのに休んでる自分が情けないような気になっていた。
もっと好き放題生きたらいいのにな。
なんで誰かの目をビクビクいつも怯えているんだろうな。


何にもいいことがないって声が脳内で響いている。そんなことない。文章も褒められたし、仲のいい友人はいるし、気にかけてくれる人もいる。
なのにその声がずっと響いていて、その恥知らずな姿勢が本当に嫌になる。
何もいいことがないって声がしなくなるためには何があればいいんだ。
何をすればいいんだ。
何をすれば。

 

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