にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

極私的2015年映画ベスト10。

2015年の好きだった映画の話をするよー!!ってもう2016年の1月ですが、やっとこさ、やっとこさで書きました。

あとベスト10だよー!って発表しようと思ったけども、自意識が邪魔をして、俺のような人間がベストってなんだよと。ベストって言えるほどの人生を歩んでいるのか?と考え始めたら段々ロープに輪っかを作って首を通したくなってきたので、そんなことは言わずに好きな映画を10本並べてみました。
こんな感じになりました。
 
 
僕の2015年の好きな映画
1.マッドマックス怒りのデスロード
2.キングスマン
3.マジックマイクXXL
4.ファイナル・ガールズ
6.ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
7.私たちのハァハァ
8.インサイドヘッド
9.スターウォーズフォースの覚醒
 
 
というわけで解説。
 
10位は『アントマン』楽しい映画だったよね。見たことないセンス・オブ・ワンダーに溢れた映画だったと思います。世界の存亡をかけた戦いを娘の部屋でやるって発想と笑いとハラハラが交互にやってくる素敵なラストバトルが本当最高だった。大作映画なんだけども、意図的に小さな話にしているのがまた気持ちいい。こういうような洋画が私はとても好きなのだという気持ちを思い出した。ゴールデン洋画劇場が今あったら一年に一回は放送してほしい映画です。
 
第9位は『スターウォーズ フォースの覚醒』
これは見終わった直後はもやもやしていたのでが、それを弟に吐き出したあとから一気に「やっぱこれは面白かったのでは!」と気持ちが高まっていって思い出せば思い出すほどやっぱ超最高じゃねえか!となってる映画。
スターウォーズ者の僕だったけども、これからスターウォーズ者になりたい!と思うような映画だった。また見に行ってあの世界に浸りたいなあ。
1シーンどころか1秒ごとの情報の密度が凄すぎて語りどころが超あるのでいいですね。あのパンの話だけで多分3時間は話せる。
 
 
第8位は『インサイドヘッド』
これはビンボンですよ。とにかくビンボンですよ。あなたにも私にもビンボンのような友人が頭の中にいたでしょう。私にもいたんだろうな。成長の過程でいなくなってしまった友人に思いを馳せる。あなたがいなければ今の私はいなかったんじゃないか。
ビンボンだけに限らず、今の私はどういう過程で今の私になったのだろうかとじっと考え直したくなる映画でした。
あと見に行った時、僕と隣に座ってた子供とそのお母さん、この三人が全員泣いていて、明かりがついた時に目が合ってしまって「いい映画でしたね…」と伝えあったのもいい思い出。
 
第7位は『私たちのハァハァ』
高校生バンドを描いた映画『リンダリンダリンダ』から10年後、高校生と音楽の関係性を描く映画に新たな傑作が生まれたと思います。
リンダリンダリンダと違い、今度はプレイヤーではなくリスナー目線であるというのも、いい対比になってる。
リスナーにとって好きなバンドというのは神のような存在であるということを改めて思い出す映画だった。
主演の4人が本当素晴らしい。特に三浦透子さん。もう本当素晴らしい。これからずっと注目していきたいですね。
今年演出に度肝を抜かれたという意味ではクライマックスのライブシーンの演出は今年一番。
あのシーンは未だに言語化できない。でもボロボロになるまで涙が溢れた。凄い映画だったなー。
 
第6位『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』
2014年に予告編を見てから「見たい!見たい!」となってた映画。2015年にやっと見ることができたわけですが、もう本当素敵で素晴らしい映画でした。
もうなんて可愛らしい映画なんでしょうか。
全てに製作者たちの美意識が詰め込まれパッケージングされた奇跡のような映画。
苦味を感じる青春映画でありながら、後味はポップソングの名盤を聞いたあとのような軽やかさ。
DVDも勿論欲しいけども、それよりも俺はあの世界に入り込みたい。今年はあの世界になんとかして近づきたい。とりあえずワインを持ってピクニックにいけばいいのか。カヌーに乗ってピクニックに行けばいいのか。そうなんだな。そうか。
 
第5位は『バクマン。
大根仁監督作品にハズレなしやなあー。
やっぱ見終わったあとただただ「マンガ凄え!」となったなー。普段読み飛ばしちゃうマンガがこんな風に出来てるんだとある種当たり前に感じてるものが途方もないクリエイティブの果てにあるものと実感させられたなー!
見ている世界を書き換えられるような力をもった映画。
かつジャンプの友情努力勝利が気持ちよく響く青春映画だったなー。
あとバクマンを挫折の話として語り直したのは物凄い決断だと思う。あの黒板のラストシーンは涙が止まらなかったな。「俺たち終わっちまったのかな」「馬鹿野郎まだ始まってもいねーよ!」イズム。
そこからのサカナクション新宝島とエンドクレジット!!何百回何千回と語られていると思いますが、やっぱこのエンドクレジットの高揚感ったら。でもエンドクレジットが飛び道具的に凄いだけじゃなく、この映画の終わりにこの漫画愛に満ちたエンドクレジットがあるからこそ、もう素晴らしいし漫画という文化に対して涙が出ちゃうし…本当凄いエンドクレジットだったなと今もう一度強く言いたい。
あと新宝島は今年一番聞いた曲。何度も何度も勇気付けられた。丁寧丁寧丁寧。
 
 
第4位『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』
タマフルで三宅隆太監督が2015年のベスト2位にあげていて、そこで語られていたあらすじにも興味惹かれたので見てみましたけども、本当面白かったー!!
スクリームmeetsオーロラの彼方へというような作品。どんな作品やねんと思うけども、本当そんな作品なんだって!
スクリームやキャビンとメタホラーの傑作はこれまでもありましたけども、メタでありながら、ベタになりめちゃくちゃ熱い展開になるクライマックスに号泣!!
スラッシャーホラーでありながらも「今、心温まる映画見たい」と言われたらこれを迷いなく勧める。
80年代スラッシャーホラーにありがちなお色気シーンで涙がどばどば出ることになるとは思わなかったなー。
あれは本当名シーンだった。
 
第3位『マジックマイクXXL』
心の1ドル札が常に舞いまくり。
劇場で何度も「すげえー!すげえー!」と言いながら見てしまいました。
名シーンのオンパレード。バックストリート・ボーイズに合わせて即興ダンスするコンビニのシーンは2015年最高のシーンだと思う!!
そういう宣伝やあんまりこういう言及されてないけども木更津キャッツアイのような男子腐れ縁作品として本当楽しかったなー。だから男子も見なよ。これ本当いい映画だよ。
あと風俗が社会に何故必要なのか?だったり、男女関係のあり方だったり、結構思うところが沢山ある映画でもありました。
とりあえず1ドル札を撒きながら見ることができる上映会があったら絶対行く。
俺も1ドル札撒きてえよ!!
 
第2位『キングスマン』
マナー!メイクス!マン!
今年一番惚れ惚れする映画だった。
特に終始コリンファースの所作に惚れまくり。
この映画を見てからは紳士になりたい気持ちでいっぱい。
なれるかな。いやなれるさ。
マナーメイクスマン。
 
とそんな部分で楽しみつつも、この映画最大の魅力はやりすぎ描写。殺りすぎで病りすぎな描写。白眉は教会シーン。あのシーンだけでも繰り返し何度も見たい。
そしてクライマックスの花火…もですが個人的にはあの全世界殺し合いの映像が伊藤計劃の『虐殺器官』で一番見たかったシーンの実写化のようにも見えて、それはもう大変に興奮したのでした。
あとガゼルは可愛い。バーナード嬢、曰くの神林ちゃんみたいで可愛い。
 
 
第1位は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
初見時はクライマックスであまりに興奮しすぎて手と唇が痺れてしまって「あー!映画に殺される!映画に殺されるー!!」となってしまいました。
2015年最多鑑賞映画。遠征して立川の爆音上映に行ったのもいい思い出です。
この映画の凄みは見るたびに印象が変わるところ。
一回目はただただ圧倒され、二回目で面白い映画だということに気がつき、三回目でその世界の豊かさに触れ、四回目で登場人物たちの繊細な心の動きに触れ涙しました。
多分、何度見ても印象が変わるのでしょう。
同じ映画を見たはずなのに人によって感想が変わるのも面白い。でもみんなすごかったと話すのも興味深かったなー。
 
 
というわけで一位はやっぱり『マッドマックス怒りのデス・ロード』でした。こればっかはもうね。これを1位にしないとバチがあたるなってくらいの作品でしたから。
 
他にも凄くいい作品沢山あったなーと思いますし、ベスト10に入れなかったけども、心が震える作品も沢山ありましたが、とりあえずベスト10はこれかなと…
まだ迷ってますが…
とりあえずワイルド・スピードSKY MISSIONはやっぱ入れたかった気分もありますし、セッションも最高やったやんけって気持ちもありますし、ガールズ&パンツァー劇場版は尊かったしとまだまだ気持ちや思いは出てきますが、ここで打ち止めしておきましょう。きりがないですし。
ということで、この2015年のベスト10はこういう作品でございました。ではでは。