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にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

24歳男性、号泣。「インターステラー」(ネタばれ無し)

「やりたいこと」を言えば「より好みしている」と言われ。
腹をくくって地に足を付けようとしても、なかなか付かせてもらえない。
そんな社会に生きています。どうも24歳男性です。


とりあえず「インターステラー」見てきました。
クリストファー・ノーランの新作!
と言っても我がTwitterタイムラインは公開するやいなや賛否両論の嵐。
それに辟易して見に行くのもええかなと思っていた中、友人が「見に行くべき」と連絡をくれたので「じゃあ行くか!」と単純な発想で映画館に駆け込んできました。


と映画館に駆け込んだというのは比喩でも何でもなく上演時間の10分前に駆け込んで、その前の一時間半はイングレスで歩き続けて、その2時間前は就活だった。と要するに身体ボロボロの状態で入った映画館。映画は三時間。ちょっとだけ不安になりましたよ。俺、見通すことできるかな…寝たらどうしよう…



いやー寝なかったね。
一切寝なかったね。
3時間。180分、椅子に座ってるわけよ。その前90分間くらいは歩き続けてるわけよ。
みんな体育の後の国語の時間、眠かったよね。隣の奴の制汗剤の匂いが気になりながら寝た時、あったよね。
そう、そんなみんなの記憶にあるように身体をいっぱい動かす=その後座ると寝ちゃうってことなんだよね。
でも、寝なかったの。3時間。これだけで凄いよね。
90分歩き続ける前は、就活してたのよ。緊張感ね。みんな好きな子に告白した時って緊張したよね。その後、家帰ったら疲れ果てて寝ちゃったってことあったよね。
そう、そんなみんなの記憶にあるように緊張した後=その後に安らげる場所に行くと寝ちゃうってことなんだよね。
でも寝なかったの。3時間。これだけで凄いよね。


寝なかったってだけだったら「コンディションの問題でしょ?」ってなっちゃう。
だからね、もっとこの作品の凄味を伝えないといけないね。
寝なかった。という以上にもっと驚いたことがあったんだけども俺ね、泣いちゃったんだよね。
30分くらいね。
ラスト30分くらいはずっと泣いてたんじゃないかな。
ある展開があるんだけどもまずそこで「うっ」と一筋の涙。それからまた展開で「うおお」と軽く勢いが増す俺の涙。それからまた展開があって「うおおおおおおおおお」と映画「フラッド」のダム決壊のように止めどなくあふれる俺の涙。
それからは流れっぱなし。そしてエンドクレジット。暗闇を見つめながらもう一度この映画を反復してその日1番の涙が溢れでた。



別に泣いたから「いい映画だ!」なんて言いませんよ。
でもここまで「泣いた」という状況、他にありますか。
失恋くらいしかこんなに涙流れませんよ。ねえ、マスター早くですよ。
こんな状況を作り出す、この映画の力に感服。


この映画の泣いた理由は正直、ネタばれしまくりじゃないと言えないのでここでは書きませんが、印象を語るならば「ロマンチックやねえ…」ってことです。
宇宙規模のロマンチック表現に号泣。
ありがとう。ノーラン。ありがとう。
ノーラン映画で言えば「ダークナイト・ライジング」のラストシーンのようなエモーショナルが延々と30分続くものだと思ってください。
あれです。あれが30分続く。つまり泣く。
ノーランの泣かせに弱い俺は「うごっ」と豚のような声をあげて泣く。泣く。


映画が終わり、トイレに駆け込み、顔を洗い鏡を見ると、そこには目を腫らした24歳男性が。
そしてまた映画を思い出し、涙が流れでて「やばいやばいこのままでは外に出れない」と映画館の小さなベンチに座り込んで涙が止まるまでじっとしていた。
映画館から出る。そんな簡単な社会復帰すら許されないくらい泣く映画、俺は今年見ていない。つまり今年1番泣いた映画は「インターステラー」に決定。


とここまで流れで書いたけども、本当にいい映画だったと思う。
なんで興味がある人は是非見てほしいなと思った。
こんな状態に俺がなったというだけでこの作品の凄味がちょっとは伝わったと思うし、伝わってなかったら本当まだまだ俺は頑張らないといけない。


とにかく俺はこの映画を見て「ぶわあわあわ」と泣いたのだった。
こんな気持ちになることは日常にそうそう無い。
日常で地球から離れることなんてない。土星の美しい輪を見ることなんてない。別銀河に行くこともない。そして一瞬で27年時が過ぎることもない。浦島太郎のような境遇に陥ることなんてない。
そんな非日常をこの映画は提供してくれる。
たった1800円で「宇宙旅行」が体験できる。
1800円で宇宙に行けるならば行っておくべきだろう。
そしてその先で「思ってもみなかった体験ができる」のもいい旅行の特色だ。
インターステラーではそれが出来た。だからこの旅を俺は強く推す。とてもオススメ。