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にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

たまこラブストーリーを見た

たまこラブストーリーを見た。

青春映画の新たなる傑作だった。
明かりがついてまず第一声は「よかったー!」と言ってしまったほど、鑑賞後の満足度が高いタイプのいい映画。
TVシリーズからの映画化だけども、TV見てなくても全然大丈夫。
それほど一本の映画として独立しているし完成度も高い。
ファンムービーとして最高の完成度を保ちながらも、TVシリーズで登場人物達が成長しているという枷もあったため、その枠からあえて外れることなかった映画「けいおん」とは異なり、今作は本気で映画を作りにいってる。
冒頭の松竹のロゴの遊びに笑いつつも、もしかして「邦画」を作りにいったのではという思いは想定をはるかに超えたものとして目の前に現れた。


いや、本当凄かったです。
80分強の上映時間しかないんですが、その中に5人の少年少女の成長が描かれていました。その手腕もさることながら、様々な機微もそこに描かれてました。
年をとったなんて言えるほど、まだ歳もとってないけども、忘れてしまった色々なこと。
それが岩井俊二作品のようなきらめいた光が指す映像の中で、またはアニメーションでしか表現出来ないデフォルメ表現なかで。
アニメと実写のいいところを合わせたような表現の数々。
もう何度もその表現に身悶え、笑い、そして涙した。

優れた恋愛映画はどんなアクション映画よりも手に汗握り、サスペンス映画よりも緊張感があり、そして全世界が壊れるようなパニック映画よりもスペクタクルだ。
小さな世界の話だけども、その世界の変化に自ら覚悟を決め立ち向かう姿はブルース・ウィリスがたった一人でビルを占拠したテロリストに立ち向かった時くらいかっこよかった。

ああネタバレを防ごうとしたらこんな抽象的なものしか書けない。
とにかく凄く良かった。
とにかく本当良かった。