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にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

log:22 じぇじぇエイブラムス「スター・トレックイントゥ・ダークネス」

SF映画

 じぇじぇじぇ!
 と流行りモノを何の恥じらいも無く使う男でございます。
 本日は「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を見てきました。監督J.Jエイブラムス。主演クリス・パイン

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 じぇじぇじぇ!!
 この言葉はNHKの朝ドラ「あまちゃん」劇中内で驚いた時に使われる言葉です。
 何か驚くことがあると「じぇじぇじぇ!」と登場人物が言うわけですな。
 「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の監督の名前はJ.Jエイブラムスということで名前にじぇじぇが付く男だけに、この人の作品には常に「じぇじぇじぇ!」となる展開で驚かされることが多かったですが特に今回は…
 

 じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇえじぇじぇ!!!!!

 とそろそろ普通にじぇじぇじぇと書くの恥ずかしくなってきたのですが、いや本当それくらい驚きに満ちてた。
 というか驚きすぎてストーリーは何も書けねえよ!




  というわけでストーリーに触れずにこの映画を褒めていきたいと思います。

 今作は続編ですがこの作品から見ても充分楽しめます!!ので是非恐れずに見に行ってください。勿論前作を見ていればより楽しめますよ!


 監督のJ.Jエイブラムスといえばドラマ「エイリアス」「LOST」で日本でも名を知られ近年では「FRINGE」や「パーソン・オブ・インタレスト」の製作者としても知られております。
 映画ではアルマゲドンの脚本でも有名ですが、なんといってもMI:3で劇場監督デビューしスター・トレックの1作目、スーパー8、そして今作、次回作はスター・ウォーズと多作かつ、色々背負いすぎな製作者でもあります。
 プロデュース作品のクローバーフィールドとミッション・インポッシブルゴースト・プロトコルも大好きな作品でございます。
 特にクローバーフィールド!この予告編が上がった時の驚きですよ!

1-18-08 The official Cloverfield trailer - YouTube

 とどの作品をとっても、またはこんな予告編1つとっても人が驚くことが本当大好きといいますか、そのストーリーテリングに命をかけているとさえいってもいいでしょう。
 こんな風に「サプライズの連続」とそして「個性豊かなキャラクターが織りなすドラマ」がJ.Jエイブラムスの作品の特徴であると思います。
 
 そういう意味では今作の「スター・トレック イントゥ・ダークネス」はJ.Jエイブラムスの一種の極点的な作品でした。
 
「LOST」で見せたあの冒頭のように、突然わけもわからぬままクライマックスに持っていかれ、そこからはまさに息を付く間もなく驚きの連続。いきなりトップギア、もう降りることができない。恐ろしいことにあれだけ面白いテレビドラマの中でさえ存在していたダレ場が今作では一切ありません。
アジョシのウォンビンの身体がくらい一切無駄なく進む一方で、登場人物たちのユーモアに溢れた掛け合いを見せることも忘れません。J.Jエイブラムスの過去作品のように生き生きとしたキャラクターたちからは実在感が立ち上ってくるかのようでもあります。ハーリーどうしてるかな…。
Hurley

そんな彼らのユーモア溢れるやりとりが後の伏線なっていたりと…ああう…。とにかく全てに無駄がない。でも息苦しくない。


これまでJ.Jエイブラムス一派が幾度と無くチャレンジしてきた展開と驚きでお客さんを惹きつけ、キャラ同士の掛け合いで入り込ませるということが最大限に成功している映画であると思いました。



 そんなJ.Jエイブラムス率いる制作チームの手腕に恐れおののく一方今作で最大の魅力的な人物といえるのがベネディクト・カンバーバッチ演じる「謎の男」でございます。
ある意味で信用できる男の魅力に溢れた容赦の無い悪役をこれ以上になく演じ切っていて素晴らしかった。もう登場した瞬間から漂う強烈なヤバイオーラよ。カンバーバッチの演技力とそれを全力で引き立てるスタッフの皆様の頑張りにより、また新たな語りたくなる悪役が1人生まれたんじゃないでしょうか。
 中盤には演舞のようなキレのあるアクションもあって、こいつどこまでカバーしてくるんだ、超人か…と恐れおののいてしまいましたよ。
 
カンバーバッチの素晴らしい演技もですが、もうとにかく続投キャスト陣の安心感たるや…。
1作目であれほどドキドキさせてもらったのに、もっとキャスト陣もまた再結集してドキドキさせてくれるんですか!ありがとうございます!と俺はパラマウントとBAD ROBOTの方向に向かって五体投地しかねないほどただただ楽しんだよ。
 主人公のカークとスポックのやりとりや関係も見どころの1つですが、なんといっても我らがサイモン・ペッグ演じるスコッティ!
 あいつの安心感たるや・・・!あいつならどれだけ船が壊れかけても任せられる…!
 あとアリス・イブ演じる新キャラ。
 まあ、あのシーンですよ。
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 ごちそうさまでした。って素直に思いましたね。あの時僕は多分澄んだ目をしていましたね。
 宇宙を見ました。ありがとうございます。

 とまあ褒めに褒め続けましたけども、難点が1つあったのです。3Dで見たのですが、確かに3D映えするシーンが結構あるのですが、その一方でこの作品の特徴の1つでもあるレンズフレアによる眩いばかりの画面構成が3Dグラスのせいで薄暗く見えてしまい結果として演出を殺してしまっているようにも見えました。
 ただここは気にしないって人もいると思われますのでまあ個人の感想ですよ。そして2Dもあるわけだしね!
 
 
2時間全く飽きさせない、とことん楽しませるという一点集中的ななんとも素晴らしくよく出来た娯楽作品でした。とても面白かったです。
 エンドクレジットでは前作同様オリジナルテーマソングが流れまたそれが感動的で!思わず船長!楽しい航海をありがとうございました、また連れてってください。なんて敬礼を心の中で送っちゃうくらいでした。
 娯楽映画の前じゃ心はいつまで経っても中2のまま。
 そんなことも思いながら本日はここまで。