にゃんこのいけにえ

映画と音楽と本を中心にいろいろと。

アンソニー・ドーア『すべての見えない光』を読んだ!

アンソニー・ドーアの「すべての見えない光」を読んだ! 最近、友人たちと読書したらその感想を投稿するためだけのグループラインを作りまして、そこで後輩が「もの凄くよかったです」と大絶賛していたのがこの「すべての見えない光」でした。 その後輩の熱…

どうしようもない日々の話

また関東の方の家に帰ってきたはいいものの、連日とにかく寝続けている。 とにかくは本当にとにかくだ。 日中はほぼ寝ている。ずっと寝ている。そして夜は12時なれば寝ている。7時ぐらいに起きてご飯を食べたらまた寝ている。昼になってお昼を食べたらまた寝…

短編小説『ダンボール箱のさとこさん』

さとこさんが頭にダンボール箱を被って出社してきたのは月曜日のことであまりの異様さに誰もなにも言えなかったから1番年下の僕が聞きに行くことになってしまった。 さとこさんは僕の5つ上の女性の先輩だ。さとこさんはあんまり口数は多くなくて、細いフレー…

世間のフロアで叫びたい27歳男性

就活していた時、あるお菓子会社の最終面接まで行ったんですけども、そこの最終面接がいわゆる圧迫面接で「だって君はB型だからうまくやっていけるとは思えないんだよなー」って血液型で煽られたんですよー ってここ数年僕は傷を癒すように言い続けていたん…

恥知らずな27歳男性。

父親から「そんなに休職することになったらクビになるんじゃないか?」ってまるで「そんなに遊んでたらダメになってしまうぞ」みたいな口調で話しかけてきたから、その瞬間に全部ダメになってしまった。 この人は何にもわかってなくて、心配しているだの、正…

短編小説「へるぷみーあいあむいんへる」

ヴァージニア・ウルフはコートを石でぱんぱんにして川に身を投げて自殺したらしい。私は思う、一体何個目の石でこれならいけると思ったのだろうかと。石の大きさにこだわったのだろうかと。石を拾っている時にふいに今なら引き返せるという気持ちは湧いたの…

ほにゃららとした雑文。

ほにゃららという言葉が大好きだ。口に出してこんなに緩んでしまう言葉があるだろうか。ほにゃらら〜と言ってしまった瞬間に緊張感なんてものは冥王星の果てまで飛んでしまってもう帰ってこない。ほにゃららの威力たるや。 猫が可愛らしいのはその鳴き声もあ…

ローラン・ビネ『HHhH』を読んだ!

ローラン・ビネ『HHhH』を読んだ! 『カブチーク、それが彼の名、実在の人物だ。』 1僕には学が無い。47都道府県の場所はいつだって朧げで、書けない感じは山ほどあって、機械の多くはブラックボックスで、歴史なんてのは全く覚えきれなかった。そう、「歴史…

短編小説「岸田くんの小指を潰したい」

‪「小指を潰したいんですよ」ってことを岸田くんに伝えたら「えっ?俺の?」って聞き返してきたのでうんうんうん、と頷いたら「あーまじかー」って頭を抱えて無言になってそれから「ちょっと困るなー」って言われたのでそりゃそうだよなと思い、私は机の上に…

文学フリマに行ってきた。

文学フリマに行ってきた。 家を出て、電車を数本乗り継いで、挙げ句の果てにモノレールまで乗って、地の果てのような場所に降り着いたそこが文学フリマだった。 文学とロックは死んだと断定されがちですが、そんな言葉を言ったやつ出てこいと言いたくなるほ…

短編小説『ネヴァー、エヴァー、キャッチー、ミー』

あのイタリアで起きた大使館テロを解決したのはまみこ先輩らしいよ。 と大学の時の友人の鎌田から聞いたときは、最初げらげら笑って、どんな話だよーあのまみこ先輩がーうそだろーあはははは、えーしんじられねーとひとしきり驚いた。 ってかそれ本当なのか…

27歳男性、おててのしわを見てもらって一喜一憂

昨日掲げていた目標のうち会社への書類提出を無事終えた私はそれだけで意気揚々としていた。なにせ数ヶ月ぶりに社会的なことができたのだ。この社会的な行動を行うまでにかなりの紆余曲折(書類を見失いふて寝をしてしまい1日潰す)があったが、社会的な行動を…

ふて寝する27歳男性は未来に目を向けている。

「褒められたかったんじゃないですか?」とカウンセラーに言われてハッとしてしまった。それから今感じてる悩みが全部そこに起因しているのだと気がついてそのあっさりさと馬鹿馬鹿しさに嫌になってしまった。 先日、1回目のカウンセリングがあった。少しで…

離脱症状あばばばば

火曜日にメンタルクリニックに行く予定だったのが体まったく動かなくて、あーこれは無理だ無理だ無理ってなって「すいません予約を変更でお願いします」って頼んだら、木曜に変更になって「あ、はい、ありがとうございます」ってまた寝転んでから気がついた…

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」を見た!

「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」を見た! オークションで偶然競り落とした写真のネガを現像してみたら、どれもこれも傑作ばかりでおいおいこれを撮ったのは誰だよって調べたらヴィヴィアン・マイヤーというもう亡くなった元乳母の女性だった・・・!なぜこ…

短編小説『The victim』

部屋で私はただただ横になり続けていた。ぼんやりと床を見つめている。ほこりが床の数センチ上で舞う。少しの空気の流れに乗ってほこりがただよう。私がほこりに息を吹きかけてやるとほこりは舞い上がって、窓から差し込む陽の光に照らされて光ったが、陽の…

27歳男性は不安定。

今日はメンタルクリニックに行く予定だったんだけども、あまりにしんどくて動けなくてキャンセルしてしまった。薬が切れてしまっているので不安。 あまりにしんどくて動けなくてキャンセルしてしまったを「あまりにしんどくてうごけなくてキャンセルしてしま…

カレーとびわ湖わんわん王国とジ・アート・オブ・シンゴジラ

冷蔵庫を開けると、じゃがいもにんじんたまねぎ、そしてすき焼きのたれがあったので、豚肉を買ってきて肉じゃがを作ってみたら全然美味しくなかったからびっくりした。 肉じゃがなんて誰が作っても美味しくなるもんだなんて思っていたけども、どうやらそうで…

魚の骨を取り除くのが上手な尾頭さん

地上波でシンゴジラがやっていたので見ていたら、市川実日子演じる尾頭さんの学生時代が気になってきて映画どころじゃなくなってしまった。 大学生の頃の尾頭さんは一体どんな人だったのだろうか。残念ながら映画本編にはそんなシーンは一切ない。 しかし、…

ロロの『父母姉僕弟君』の感想は書けなかった

ロロの『父母姉僕弟君』を見たらものすごく良かった、ものすごく良かった、死ぬほど良かった、うわうわまじで、超まじで、あ、この感覚はこの世に残しておかなきゃと思い立って感想を書き始めるも、全くまとまらず、既に3000字ほどの塊が2つ転がっている。う…

カス・オブ・ボトム

一日中、苦しい苦しいうなり続けて、眠って、起きて、作り置きのカレーを食べて、また苦しい苦しい唸って、寝て、起きたら作り置きのカレーを食べて、日が沈んでようやくちょっと楽になったので本を読んでるうちにもう深夜。 作り置きのカレーはもうすぐ無く…

『マイティ・ソー バトルロイヤル』を見た。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』を見た。 マイティ・ソーの三作目で、アベンジャーズやらを考えると…何作目になるんだろう。もう膨大すぎてわかんないっすよね。そんなマーベルシネマユニバースの中の1作品。 とても面白い映画でした。 今作は『マイティ…

DAOKOを聴いたら『ひかりをあててしぼる』を思い出した話

YouTubeでtofubeatsの動画を流していたら、水星を契機にDAOKOに行ってしまって「わしはtofubeatsが聴きたいんや」と怒りを感じながらDAOKOをぼんやり聞いてたら、80's風味を感じる楽曲が流れてきて、そういう音は私好きよ!と聞き耳たてたら「渋谷交差点〜」…

「お前は人として何かが足りない捜索隊」

電車の前の座席に神妙な顔をしたカップルが座っていた。女は一点をずっと観続けていて、男はその女に時折耳元でなにかをささやいていた。 そしてお互いの手を大事そうに握り合っていた。 そんな光景を『銃・病原菌・鉄』を読みながらちらちら見ていた。 とい…

短編小説『宇宙ネズミ、地球を侵略する』

『宇宙ネズミ、地球を侵略する』 「ぺるぺるぺるぺる」と宇宙ネズミは僕に話しかける。意味はわからない。 しかしここ1時間、宇宙ネズミは僕に銃口を突きつけながら時折「ぺるぺるぺるぺる」と言うのだった。 僕は仕方なく、両手を上げ続けているが、1時間も…

世界が見たい その2

ぼんやりした日々を送っている

ぼんやりした日々を送っている。火曜日、メンタルクリニックに行って、産業医と話した結果休職期間が少し伸びたことを伝えて、書類作成の段取りになったら、僕が伝えなきゃいけない情報に漏れがあったりして、へんな空気になった瞬間に、ああ、そういえばこ…

後輩が一軒家を建てたそうです。

夜は人を惑わせる…ってことはこの世界で何億回と言われてきたことだと思うのですが、いや、勝手にお前がおかしくなっただけだろ、夜のせいにしてんじゃねえよ、夜が惑わせたんじゃねえだろ、おかしくなったのを「夜のせいー」ってサマージャム95的に全責任を…

短編小説『雑念日常平行モード』

短編小説『雑念日常平行モード』 体育の授業で学校の周りを走ることになって、みんなは「うわー」とか「最悪」とか言ってて、もう私らは一歩も動かねえぞってストライキの姿勢を見せていたくせに体育教師の笛の音が鳴った途端に「頑張ってゴールしようね」と…

世界が見たい