昨晩、ひどい鬱状態になる。"なる"ってのも変な話だけども、なってしまったのだから仕方ない。突然気持ちがずーんと沈んでしまって、それはそれはもう俺は一生気持ちが浮かび上がらないんじゃないかって思うくらい沈み込んでしまった。
夜を越せないかもしれないという恐怖すら芽生えてきてなんとか寝ようとするも辛すぎて眠ることすらできない。ので、家にあった睡眠薬を服用することに。
the birthdayを聴きながらとりあえず横になっていたら三曲目くらいでなんとか眠れた。
にしても本当に辛かった。もうこんなのが続くんだったら減薬なんてしなければよかったと思うほど。とりあえず薬のことはもう一度相談しようと思った。
朝、目覚めるも薬の影響でぼんやりする。睡眠薬を使って目覚めると妙にふわふわして気持ちが悪くなる。
起きて引き続きthe birthdayを聞いたりしながら、書いてなかった手紙の返事を書く。初めて手紙を書くかもしれない。もらったことはあれど、返事を書くというのは初めてだった。このためにレターセットを買ったりした。400円くらいで買えて、そういう値段設定かーと思ったりした。知らない物の値段の相場を知ると意外な気持ちになりますね。
手紙を書き終わると昼過ぎ。ご飯を食べてぼんやりしているうちに昼寝してしまう(the 無職スタイル…)
起きてからもぼんやり。気がつけば15時超え。慌てて外へ出る。
で、いつものドトールへ(本当は税務署に行くつもりでしたが時間的に難しいかもと思い今日はやめた)
今日は長江俊和の『出版禁止 死刑囚の歌』を読んだ。
長江俊和といえば、伝説的な深夜番組『放送禁止』のクリエイターであることが知られているが、そんな彼が近年では小説を書いていることはご存じであろうか!とわざわざびっくりマークをつけたのはこれがまた凄い本だからである。『放送禁止』ファンなら必読、それ以外の面白い本を求めている人も必読なシリーズなのだ!
『出版禁止』シリーズ2作目の『出版禁止 死刑囚の歌』はある幼児誘拐殺人事件を追ういくつかのルポから成り立っている本である。犯人は殺人を行った理由を「悪魔の仕業」と答えた。その真意とは一体!
ミステリなので筋を書くのはここまでにしておきます。というか、もうそれ以上の筋は読んでくれとしか言いようがない!事件は思ってもみなかった方向に進む・・・ってだけでもネタバレな気がする。ネタバレに対してそれほど寛大な方だけども、それでもこの作品は知らない方がより楽しめるのは間違いないと思う。
放送禁止シリーズではオープニングにこう言ったテロップが流れる。
「事実を積み重ねることが必ずしも真実に結びつくとは限らない」
そしてラストにはこういったテロップが流れる。
「あなたはは真実が見えましたか?」
今回も事実を積み重ねるだけでは真実にたどり着かない。
しかし、ヒント、そして伏線はあらゆる場所に隠されている。
それを結びつけた時、ある真実が明らかになる。
そしてその真実は『放送禁止』『出版禁止』シリーズを通しても胸に迫る真実である。
まさかこんな余韻に浸れるとは思いもしなかった。
そしてその一方で真実がわかってから読み返すとなんでもなかったシーンのなんと恐ろしいことか!
ぜひそれは読んで確かめてほしい。
ミステリファンは勿論、ただただ面白い本が読みたい人にもおすすめ。僕は久しぶりに一気読み。読み終わってからまた伏線を探すのが楽しいんだ!あの放送禁止の録画を何度も見返す感覚はこの本でも残っております。
心からおすすめしたいです。
最後に読む際はノートとペンを忘れずに!
という感じでした。あまりに面白くてドトール閉店ぎりぎりまで読みふけっていた。久しぶりに本を一気読みしたなあ。とりあえず誰彼構わずこの本を勧めたい気持ちでいっぱいなのです。だれか読んでくれ……そしていっしょにこの本の話をしてくれ……!
お腹が空いたので思わず日高屋に行って餃子定食をたのむ。相変わらず45点みたいな味だなあと思いつつ食べふける。
でも外で食べるのもやめないとなあ。もっと節約をしないといけない…。
それからちょっと文章でも書こうとモスバーガーに入りドリンクだけ頼んで、ポメラを開くもやっぱり何も打てず。最近は日記くらいしか書けてない。身を切るような小説も書かないことにしたけども、何にも思い浮かばない。小説を書くことから離れた方がいいのかなと悩んだりする。
とはいえ書きたいという気持ちはやっぱりあるし…。でも何にも思い浮かばない状況が歯がゆくもある。
今日は歩けそうな気がしたので一駅歩く。
一週間前のアフター6ジャンクションの藤井隆さんによる『女優が歌う歌特集』を聞く。鈴木京香さんの歌声に聞き惚れる。
一駅分歩くと汗だくになる。久しぶりに歩けた。歩けると自信が出てきた。もっと歩こうと思う。続けれるときになんでも続けたい。