にゃんこのいけにえ

両目洞窟人間さんが色々と書き殴ってるブログです。

6月9日〜6月11日「ダイアン」「電影少年」「急性腸炎」「伊丹十三のCM」「キンプリ」

6月9日(金曜日)

休み。
だけどすっかり体に仕事が染みついているので8時半くらいには起きてしまったし「うわあ!遅刻した!」って思ってしまって休みなのに勿体ない目覚め方してしまった。
で、その上起きてから1時間半ほどはだらだらとTwitterを見続ける始末。
仕事の日は神経すり減らしまくってるので、こういう時間も大事な気がするんですよ。
と自己肯定する。俺は俺を肯定する(BY ワールド・イズ・マイン)

で、10時くらいから動き始めて朝ご飯を作る。今日もウインナーを焼いて、スクランブルエッグを作ってばくばく食う。うまいうまい。

で、その後はなんとなくダイアンが見たくなったのでyoutubeでダイアンのロケや面白いシーンを延々と見続ける。
関東に移ってからより一層思うのだけども、今ちゃんの実は・・・のポテンシャルの高さたるや。
だいたいの今の関東バラエティがどや顔でやっていることは今ちゃんの実は・・・で3年前にやり尽くされたものだなって思いを強くする。
でも、今ちゃんの実は・・・でしか見れなかったものが今関東バラエティで見ることができるのもとてもうれしいことなのですよ。おほほ。おほほ。

その後tofubeatsを聞いたりしていたら12時くらいに眠気が襲ってきたので昼寝をすることに。
で、気がつけば16時半。ぐっすり寝過ぎた。

その後は買ったポメラをぱちぱちいじる。
そうこうしているうちに11月にある公演のスタッフ会議に20分遅刻する。
だめ人間かよ!

11月にある公演を動かすためのいろいろなことを決めていく。
しかし私はまだ脚本が書けていないので居心地が悪い気分であった。
早く書き上げないと・・・

タイトルをメンバーに送る。
もうこれで書き上げるぞ!という意思表示。
逃げ場をどんどん絶っていく。
そろそろ助けてほしいけども、助かるには自分が頑張るしかないのよね。おえおえ。

 

6月10日(土曜日)

仕事の日。
朝、唐突に聞きたくなったのでexpoの「電影少年」を買った。


EXPO【MV】電影少年 -VIDEO BOY-


expoは田我流が所属しているstillichimiyaのMr.麿のポップグループ。ってこの説明に説明が必要。
stillichimiyaの「やべ~勢いですげー盛り上がる」は音楽ファン周知の名曲だけども、もっと知られてもいいはず。日本を代表するアンセムになっていいはず。
というわけでこのメンバーの中でもわかりやすいくらいにキャラが立ったのがMr.麿。そんな麿のポップグループがexpo。
で、そんなexpoのYMOかつ桂正和オマージュな一曲が「電影少年」。
MVで聞くのは何度も聞いてたけども、今朝唐突に聞きたくなってitunesで購入。
最高。最高オブ最高。

仕事中腹痛が止まんなくて「ストレスかな」って思ってたけども、ごんごんに痛みが増すのでやべえなと思ってたら上司から早退するように言われたので病院へ。
で、触診されたりレントゲン撮られたり、そんなこんなで急性腸炎ってことが判明。
ううう。


薬を貰って、消化にいいものを食べてくださいと言われたのでデパートの中にあるうどん屋に入った。
人の良さそうなおばちゃんが応対していて、小さなテレビではNHKが流れていて、月見うどんは600円で、味は「人生変わる!」ってな味じゃないけども何百回食べた味のように安心感があるおいしさで、麦茶はサーバーから飲み放題で。
初めて入った店なのにそんな気がしない居心地のいい店だった。
いつからか食事一つにしても人生を変えるような味を追い求めていたというか、なんか快楽スイッチを押してくれるような快楽中毒者みたいな状態になっていた。
けども、この普通さを「ああ、いいな」と感じられる感性でい続けるほうが大事なんじゃないか。
そんなことをなんとなく。


東京ポッド許可局の「伊丹十三論」を聞く。
伊丹十三が出ていたCMの話になって気になって何本か見ると伊丹十三がかっこよくてびびる。
ハンサムというわけじゃないんだけども、この総合点が高すぎる感じは何から生じているものなんだろうか。
キューピーのCMもよかったけども、一六タルトのCMが個人的には好き。

 


一六タルト訪問編


一六タルト電話編


シュールなこともやってはったんやなー。
伊丹十三の映画は大昔に「スーパーの女」と大学の頃に「ミンボーの女」を見たくらいなのでもっと見てみたい気分に。
こういうちょうど見たいなってなるような昔の邦画ってあんまり配信されてないんですよね。レイザーラモンRGのネタでおなじみの「マルサの女」が見てみたいところです。


家に帰ってMXテレビで「キング・オブ・プリズム バイ プリティーリズム」を見た。絶叫上映が話題になっていた映画だけども副音声でなんとその時の模様が聞けるという放送。
というわけで絶叫上映バージョンで見た。
濃厚。とにかく濃厚。
途中から見たからってのもあるけども、それでもそんなことを超えて普通に「何がどうなってるのかわからない」展開と5秒に1度訪れるエッジの効いた演出で脳がとろけすぎてぼくはなにをみたのかわかりませんでした
特にダンスバトルが始まったと思ったら突然プリキュアのように変身シーンが入り、布面積が極端に少ない服に着替え、EZ DO DANCEに合わせて踊り始めたと思ったら、カットバックで主人公が赤い糸に体を巻き付けられそれに引っ張られて空に飛ばされたあげく花火が打ち上がって、龍が空に消えたと思ったらデカイ剣が空から落ちてきて、シックスパックの腹筋で剣を受け止めて竜巻が起こって龍が襲いかかりケツから蜂蜜が出てきて、この終始EZ DO DANCEが流れていて・・・って書いていて自分が気が狂ってしまった気分になるな。
結局最後まで見てもわけわかんなかった。
たぶん、これはちゃんと絶叫上映に出向いて見るべきだったなー。


めちゃイケのCKK総選挙を途中から。
加藤紗里のあまりの態度の悪さにぶち切れて「もう絶対に遅刻なんかしないって思いました」って反省するマンボウやしろが最高だった。

夜、友人から電話があり公演に参加してくれることに。
めちゃくちゃ嬉しかった。
あとは、書くのみ・・・


ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルを聞く。
宇多丸さんの「男と女の精神年齢差は15歳。24歳だとしたら今9歳」って発言に笑う。
そうこうしているうちに就寝。


6月11日(日曜日)

夢の中でショートカットの女性に鎌倉に行くのを誘われた。
その女性はめちゃくちゃ鎌倉のことが詳しくて「私は鎌倉にくると毎回自転車に乗るんです」みたいなことを言っていた。
へーと思ったらそこで目が覚めて、つけっぱなしにしていたラジオからDJの女性が鎌倉に行ったらどうするかの話をしていたことに気がついた。
夢と外の音が混ざると、外の音に影響を受けて夢の内容が変わっていくの面白い。
インセプションみたいだ。


急性腸炎で仕事を休む。
急性腸炎なので消化にいいものを食べようと思い、ウィダーインゼリーで朝食を済ます。
ウィダーインゼリーを食べたのたぶん記憶が正しければ6歳の時以来だと思う。
たぶん、それくらいの時にウィダーインゼリーが世に出てきて興味があって食べてみたら全然おいしくなくてなんだこれってなったんだと思う。
で20年ぶりの邂逅だったわけだけど、20年ぶりかつ病気の体にはちょうどいい食べ物でございました。
でもあんまり毎日食べるものじゃないな。ゼリーより米を食べていたい。
そのためにも健康であり続けたいものです。
と急性腸炎でぽんぽんを痛めながら思う。
おなかのことをぽんぽんって言うのなんだろ。
あとおなかが痛いことをポンポンペインフルって言ってそれをPPPFって略したら、下北の演劇っぽくないですか、ペンギンプルペイルパイルズ(PPPP)っぽくないですか。

朝、なんとなく「恋する惑星」を見始めるも薬のせいか眠たくなってしまって、30分で中断。若き日の金城武のアルプスの天然水のように澄んだかっこよさには惹かれるも薬による眠気には勝てず。
そのまままた睡眠。

12時に起きて、昼ご飯を買いにスーパーへ。うどんとお寿司のセットを買って食べる。
消化にいいものを食べたいけども、スーパーに行くと大半のものが油ものだったりするのね。おいしいものは油ものなのね。
弱らないとわからないことばっかりだ

ゴッドタンの「芸人ラジオサミット」の回を見る。
去年心身症になって一日中家で寝ていた時期にはまったのがアルコ&ピースオールナイトニッポンでして。最初はあまりにサイコなメールばかりが届く「家族」のコーナーにはまって、そこからリスナー参加型の毎回のフォーマットにはまり、そこから1年かけて3年間の放送分を聞いて、最終回には寂しさを覚え、こんな面白い番組が終わるって何だよ・・・ってなってたらTBSラジオで始まったアルコ&ピース D.C.GARAGEに歓喜して今も毎週欠かさず聞いてるって現状の中始まったのが今回のゴッドタンの企画。
今回のゴッドタンではD.C.GARAGEのOPの完全再現もするし、オールナイトニッポン最終回の話もするし、佐久間さんのオールナイトニッポンの話もあるしでもうずっとにやけっぱなしな回でしたよ・・・
あと三四郎オールナイトニッポンの相田さんの「ゲラヘ~」も聞けて大満足。
ここのところ日記を読み返してもことあるごとに僕はラジオを聞いている。
ラジオをつけっぱなしで寝て朝その音声から目が覚めるのとか最高に好きだ。
こんなことを書いていたら久しぶりに地元のFMが聞きたくなった。
FM802の子だったのです。
マーキーってDJの方がいたのですが、彼の番組とか毎日聞いてたな。
そんなこんなでラジオ大好きです。

続けて「勇者ああああ」を見た。これもアルコ&ピースの番組。今回のゲストがスーパーマラドーナ。関西ローカルで見ていた人らが関東でも見ることができるとうれしさでどきどきしちゃうな。
スーパーマラドーナの田中が「おい!デブ!!」「ふざけんなよデブ!!」と平子さんに対してえげつないキレぼけを延々としていて笑った。
ゲーム紹介のコーナーで「鈴木爆発」が取り上げられていた。ずっと気になっているゲームだけども、これはPSのゲームアーカイブスにあったりするのだろうか。
と思って調べたらなかった。
PS期の実写取り込みゲームは肖像権やらで配信は難しいのかなと思ったり。

そんなこんなで薬がまた効いてきて昼寝。
18時に起きて、また晩飯を買いに行くことに。
冷やし中華とサーモンのお寿司と白和えを買って食べた。

年上の友人の方と電話で話して公演に出てもらえることに。
メンバーはそろってきたのに脚本が書けてないという三谷幸喜にしか許されない事態に戦々恐々としている。
まずは最初の観客になるメンバーの皆様が出たいと思っていただける脚本を書かねば・・・とより自分の首を締めに行く思考。


ゴリラズのフェスDEMON DAYZがライブ配信しているのでぼんやりと見ていると祖父祖母から電話かかってきたので話をしたり、続けて母親から電話がかかってきたので話したり。


急性腸炎によるお腹の痛みが悪化。
苦しい。眠れない。

6月6日~6月8日「ヘッド・ショット」「ポメラ」「ゴッドタン」

6月6日(火曜日)

20時近くまで仕事。終えて晩ご飯を食べにバーミヤンへ行く。
餃子定食を食べる。ばくばく食べる。
帰宅後、「ヘッドショット」の続きを見る。
疲れた体に濃厚なアクションと暴力描写がついていかず、1アクションシークエンスを見たらそのまま中断。
ギターの練習を1時間ほど行う。昨日よりは弾けるようになっている気がする。
アルコ&ピース D.C.GARAGEをリアルタイムで聞くつもりが酒井ちゃんが「今日のゴシップ!」ってシャウトした瞬間に寝た。



6月7日(水曜日)
朝 アルコ&ピースD.C.GARAGEradikoのタイムフリーで聞く。
来週の放送が生放送であること、そしてタイトルが「ラジオワイルドスピードアイスブレイク!」であることを知って「アルコ&ピースオールナイトニッポン」のフォーマットの復活に泣きそうになる。
平子さんのタイトル吠えがまじでANN時代のまんまでなんつうか最高かよ!
アルピーANNは後追いだったので、今度こそやっと間に合ったって気持ちでいっぱい。
なにはともあれ来週の放送が楽しみ。

仕事を終えて、まっすぐ家に帰り、買っていた弁当でそそくさと晩飯を済ませて、脚本の執筆作業に入る。
しかし1行書いたところで「本当にこれ面白いの?」って気持ちでいっぱいになり、その先に進めなくなってしまった。


「ヘッドショット」を最後まで見た。

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ザ・レイドシリーズに比べると物足りないものもあるけども、イコ・ウワイスのアクションと凝った映像美で2時間飽きさせない作品だった。
命の価値がインドネシアなので(友人に偏見がすごいと言われた)人がとにかく死ぬ。オープニングからとにかく人が死ぬ。あと頭を壁に打ち付けられがちだし、撃たれた時に体をぴくぴく痙攣させるという生理的に「あっ・・・嫌・・・」となる描写も盛りだくさん。
マッドドッグに勝利した男「イコ・ウワイス」が主演なんだけども、無双感は皆無というか、それ以上に須田ゲーのようにキャラのたった敵が現れては毎回「えっ?これ勝てんの!?」って追い詰めてくるのはさすが。
素手のイコ・ウワイス VS ショットガンなんて構図最高すぎんじゃ。絶対勝てないっしょ、そんなの。でも勝っちゃうんだよな、イコ・ウワイス。
あとイコ・ウワイスVS特殊警棒も素晴らしかった。アクション映画で特殊警棒といえばSPLを思い出してしまいますが、あれはドニー・イェンが特殊警棒でドスを持った敵と戦っていたのに対して、こちらは素手のイコ・ウワイスVS特殊警棒。
もうね、殴られまくりなんですよ。たぶん、骨バキバキですよ。
絶対負けるなって思うんだけども、勝っちゃうんですよ。小さな、小さな、そんな勝利の光を逃さないイコ・ウワイス・・・。とりあえず急所を守るって大事なんだなってことをわからせてくれる名シーンでしたね。
監督はモー・ブラザーズ。前作は北村一輝主演の「キラーズ」(未見)。
どのシーンも凝ってるなーとなるくらいの映像美。
カメラワークやライティングや弾着エフェクト等どこをとってもこだわりを感じた。
面白い映画だったな!

映画を見終えて、脚本作業にかかるも、やっぱり書けないので即興小説を書く。
しかしゴミクズしか生み出せずさらに続く受難の時。
私は天才ではないので、書き続けるしかないのですが、にしても凡人が過ぎるんじゃ・・・


6月8日(木曜日)

19時まで仕事。
終えてから秋葉原のヨドバシに行って遂にポメラDM200を買った。
ポメラというのはデジタルメモという名目の機械で、要するにテキスト入力しかできないパソコンです。
というわけでこの日記もポメラで書いている。
一年前くらいから存在を知ってほしいなと思っていたものの、値段故に躊躇をずっとしていたんだけども、先日テレビを買ったときにポイント還元でそこそこのポイントが入ったことと、脚本を絶対に書かなければいけないという状況に今追い込まれていまして、このままでは書き上がらないかもしれないという不安から、どこでも書けるというポメラの利点を利用し自分をさらに追い込もうと思い購入を決意。順調に自分の首を締めにいっている。
というわけで書いているのですが、書き心地たまんねえ。書いていて気持ちいい。
全体的にコンパクトな設計にもかかわらず、キーボードは打ちやすいし、画面も見やすい。正直、テキスト入力しかできないパソコンなんて今の時代需要あんのか?って最初は思っていたけども、書きたいという気持ちがわき上がったら3秒で書ける設計とテキスト入力しかできないという機能の取捨選択によって今だからこそ浮き上がる利便性に僕には需要ありまくり。
というわけでたまんねえっす。ポメラ

今日の晩飯は松屋。豚バラ定食を食べる。松屋の定食は550円で肉とサラダが食べれるので最高。サラダと肉食べてるからまじ健康っすわ・・・言うて現場仕事が始まってからのここ三ヶ月は週3くらいで食べてるんだけども、人間って意外と飽きが来ないもんですね。
豚バラ定食以外の焼き肉定食や生姜焼き定食を食べたのですが、一番しっくりきたのは豚バラ定食。安っぽいのが本当いい。本当いいの。

帰宅中の電車の中でゴッドタンの「西野の夢叶えたろかスペシャル」の回を見た。
劇団ひとりキングコング西野の服の破き合いから始まり、踊るにしの御殿と称したさんま御殿風味なフォーマットで行われる西野出席裁判、そしてあまりに追い詰められた西野がガチ泣きと神回と言っていいほどの面白い回でした。
特にガチ泣きに至るまでの流れは昔の深夜ドラマ「クイズショウ」を思い出した。精神の追い詰め方とバラエティのフォーマットに乗っかろうとし続けるんだけども耐えきれなくなるところとか。
素晴らしい回でした。

ポメラで脚本を書き始める。プロットの流れを書くも、すでに無理が生じている。頭を抱えている。

友人から電話があったので話し始めたら話が本当につきなくて3時間超える。
面白い会話は時間概念吹き飛ぶ。

6月3日~6月5日「東京観光」「ラーメン」「打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか」

6月3日 土曜日

仕事を終えてから東京に旅行に来ていた後輩と合流。
ちょろっと東京観光する。
とりあえずってことで新宿へ行き、新宿2丁目のラーメン屋「二丁目つけめんGACHI」でつけめんを食べる。
久しぶりに食べたけども濃厚でめちゃくちゃ美味しかった。
大盛りにしたら全部食べきれなかったくらい。
後輩とは近況の話の後はずっとくだらない話をしていた。連想ゲームのようにくだらないことをどんどん続けている話はここのところしてなかったなー。
最近見た一番おもしろかった映画は?の質問に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス』との回答にやっぱ最高だなと思った。

飯を食べた後は渋谷へ行き。街をぶらぶら。
街ぶらで渋谷を歩いてみると坂の多さにびっくりする。ほとんど坂だ。
そんな坂の途中に要塞のようなミキプルーンの本社を見つけてひとしきり笑った。
この要塞みたいなミキプルーンの本社、どうやって攻め込む?って考えるも、あらかたミキプルーン側に想定されているだろうとなってまたひとしきり笑った。

帰宅後、部屋の惨状を見かねた後輩が片付けてくれた。
東京まで来て先輩の部屋を片付けるってどんな聖人君子なんだって思うし、俺はどんなクズ野郎なんだと凹む。



6月4日 日曜日

後輩と東京観光。
上野へ行って上野動物園へ。
上野動物園。結構な広さにびっくり。
色んな動物を見た気がするけども、ほとんど動物に関係の無いくだらないことを言っていた記憶もある。
上野動物園でピクニックのようにレジャーシートをひいて団欒としている家族連れも多くて、せっつくように動物をみるんじゃなくて、動物もいる公園くらいな感じで立ち寄るのがいい場所なのかもしれない。

上野動物園のあとは国立科学博物館に行き大英自然博物館展を見た。
めちゃくちゃ良い展示だった。
僕は動物と自然史の知識があんまりにもなさすぎて後輩に教えてもらいながらずっと見てたんだけども、詳しい人に教えてもらうの本当おもしろいなあと思った。
僕が提供できる話はレディオヘッドのアーティスト写真の顔色が年々悪くなるって話くらいだ。
自然史の展示を見ていて、きっちりとした保存があまりに多く、雑な保存しかしない僕は歴史に残ることはないんだなあと感じた。
歴史に残るにはきっちりしなきゃいけないんだな。
でも今更きっちりもできないので歴史に残るには誰かに任せたい。僕は雑に生きたい。
あと、ボロボロの手帳や手記も公開されてたけども、こういうのやっぱいいなあ。
手帳もわざと汚したようなものも売ってあったらいいのに。
というか、次にほぼ日を買ったときは最初から汚し加工を入れてみたい。
わざとコーヒーとかこぼしてシミを作ってみたい。

大英自然博物館展が盛りだくさんで、最後の方は駆け足で。
見終わった後、秋葉原にいくことにして鶏王けいすけでラーメンを食べた。
で、手コキカラオケのスポンサーで有名なエムズに行き、何気なく後輩のそういう事情について聴いたらハードなパンチを心にくらい「うっ」となっているところに店内BGMでASIAN KUNG-FU GENERATIONの「新世紀のラブソング」が流れていてちょっと泣きそうになった。

後輩との東京観光凄く楽しかった。まるで4日分くらいの濃度であった。
またこういう日があればいいな。



6月5日 月曜日

ギターのピックを買う。念のために二枚。
ある事情で、近々またライブをすることになったのでギターを練習しなければならなくなったのだけども、そういうときに限ってピックをまたなくしていた。なので今度は二枚かっておく。準備に余念は無し。
しかしギターは下手だ。もう弾き始めて10年経つのに何の成長も無い。向いてないんだろうなと思いつつ、ライブは好きなので練習はちゃんとやる。しかし下手だ。あと記憶力もないのでちゃんと覚えれるか不安だ。


6月3日分のタマフルを聞く。シンリズムのスタジオライブがめちゃくちゃかっこよかった。ちょうどこの前見た『夜明け告げるルーのうた』のオープニングみたいなことをやっていた。若干19歳と聞いて「うおうおうお!」と1人部屋で叫ぶ。天才いるもんやなー。
宇多丸さんが「アメコミ映画ばっかりにメールが集まるのもどうかと思う」と苦言を呈していて、もっと色んな映画を見なきゃなと思う。
アメコミ映画が子供だ!なんて言いたくはないけども、幅広く色んなものを進んで見なきゃいけないなと思う。映画をただの快楽発生装置にするのはもったいないよなー。
といいつつも帰宅後Netflixで『ザ・レイド』のイコ・ウワイス主演の『ヘッドショット』を見始める。
痛々しいアクションの連発に「うおうおうおう!!」と1人部屋で叫ぶが、さっきの決意はどこにいったとなるものの、イコ・ウワイスの最新作は絶対に見なきゃいけないやつだ。ザ・レイドが心のベスト10に入り続けている僕にとってはイコ・ウワイス出演映画は確実に見る案件なんです。
しかしあまりに痛々しいアクションの連発に中断。
続きは翌日にする。

弟が『打ち上げ花火、下から見るか 横から見るか』を見たと聞いてあわてて電話する。
そんで「あのシーンがエモかった、このシーンがエモかった」というのを聞く。
大変気に入ったみたいで嬉しかった。
あの映画を見た人はみんな夜のプールに一生取り憑かれてしまうのです。
そして「次に会えるのは二学期だね」と一生解けない呪いをかけられてしまうのです。

Forever Friends / REMEDIOS

forever friends | REMEDIOS

夏にあるアニメ版が楽しみ。本作の大ファンかつモテキ2話でオマージュを捧げまくってた大根仁が脚本なので相当なことになっていそう。

5月30日から6月2日。「夜明け告げるルーのうた」「シベリア少女鉄道」「Perfumeフェス」

5月30日~6月2日までのこと。


火曜日

仕事終わりに餃子の王将へ。9連勤したので餃子の王将くらい行っていいだろうと自分にご褒美。
闇金ウシジマくんでは「自分にご褒美!」って言ってた女はえげつない身の滅ぼし方をしたけども、餃子くらいでは身は滅ばないと信じたい。
晩ご飯を食べながら「キングちゃん」を見る。「今ヤリにいけるアイドルグランプリ」の回。ヤラセに乗っかる駆け出しのアイドルを一挙一動を見ては笑う回であったけども、乗っかり方が凄まじくて笑う。
飯食った後ブックオフへ。ここのところ何度目かのブームが来ていたのでミッシェル・ガン・エレファントの解散ライブDVDを買う。
レイトショーで湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』を見た。

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夜は短し歩けよ乙女』と『マインドゲーム』の真ん中を最高速度で走り抜ける湯浅政明!!としか言いようのない楽しくて脳みそがぎゅわーんと溶けるかのような気持ちいいアニメだった!
クライマックスにはうぉんうぉんうぉんと泣く。
面白かったー。


水曜日

休日。朝からウィンナーを焼き、目玉焼きを作る。休みの日はこんなふうに朝食を作れるからいいな。ちなみに平日は半額になったおにぎりを貪り食うただのモンスター。うぉおおおお。
9連勤後なのに洗濯もしたし、掃除もした。この人間力の高さよ、と自分を褒める。
ミッシェル・ガン・エレファントの解散ライブを見る。
めちゃくちゃかっけえぞうぉい!
Amazonレビューは編集が良くないとか書かれていたけども、そんな印象は感じなかったなー。
とにかく徹頭徹尾かっこええ。かっこよさとは何かと聞かれたらこのDVDを差し出したいくらい。
解散ライブなのに感傷的な雰囲気はないのだけども、最後の満身創痍の中演奏される『世界の終わり』は泣きそうになってしまう。
そしてやっぱりアベフトシのことを考えてしまう。
僕は熱心なファンじゃなかったけども、もうこの4人が一生並ぶことがないってことと、ミッシェルが解散してからのアベフトシの不器用な生き方を思っては胸が締め付けられる。
収録曲じゃこれまでは長いなあとしか失礼ながら思えなかった『ブギー』にやられてしまって、何度も見返した。

ブギー
いいなあこの曲。
昼ごはんに麻婆豆腐を作って食べて、ミッシェル・ガン・エレファントの解散ライブを見た勢いでスーパーカーの解散ライブにも手を付ける。
何度見てもいいなあ。
warning bellとkarmaがとにかくかっこええのです。

[LIVE] Supercar - Warning Bell (Last Live)

[LIVE] Supercar - Karma Extem Ver. (Last Live)


話は変わってDOWNWELLというゲームを買った。
タマフルのインディーゲーム特集でとにかくおすすめと言われていたのでとても気になっていたのです。

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すっごい難しい。本当難しい。まるでファミコンゲームの頃のような難易度。うげえうげえと何度も弱音を吐きながらプレイ。しかしただただ理不尽に難しいならすぐにやめちゃうんだけども、まあこれが本当おもしろいから嫌々言いながらも3時間ほど続けてやってしまった。

そうこうしているうちに夜になったので、昼作った麻婆豆腐プラスいくつかおかずを足して食べる。
そのときにアルコ&ピースD.C.GARAGEの5月30日の回を聞く。
平子さんが教習所行き始めた話でめちゃくちゃ笑ってしまった。
そうこうしているうちにもう寝なきゃいけない時間になり仕事いくのめちゃくちゃ嫌になった。


木曜日

移動中セッション22のザ・スミス特集を聞く。
『Please, Please, Please, Let Me Get What I Want』という曲を聞いて泣きそうになってしまった。

The Smiths - "Please, Please, Please, Let Me Get What I Want"

『どうかどうか一生に一度だけ欲しいものを手に入れさせて』って俺もずっとこんな気持ちで生きている気がするぞモリッシーさんよ。


仕事が早く終わったので、友人と合流してシベリア少女鉄道の『たとえば君がそれを愛と呼べば、僕はまたひとつ罪を犯す』を見た。
大傑作。腰が抜けるどころか吹き飛ぶくらいの大傑作。凄まじすぎた。
しかしこれDVD化もされないとなると、こんなに凄まじすぎる大傑作なのに、この先埋もれてしまうとなるとただただもったいない!となってしまう。
僕がニューヨークの美術館なら悪魔のいけにえのフィルムを保管したように戯曲を保管するのに…と思うけども僕はニューヨークの美術館じゃないのでただただ歯がゆく思うだけ。
しかし、あのくだらなくも奇跡的なあのラストシーンをもう一度見たいなあ。本当なんとか見ることできないかなあ…


金曜日

なんとこの日も休み。疲れがどっと出てしまいほぼほぼ寝込む。
エストワールドの6話を見る。自分のいる世界が虚構であることに気がつくロボットのシーンにradioheadのmotion picture soundtrackのストリングス・アレンジが流れていておおってなる。
というのも自分も昔演劇でこのストリングス・アレンジを流そうとした過去があったからで。
しかし、そのときは却下されたし、もし流れていてもシーンにもこれほど上手くハマってなかったんだろうなと思う。
音楽と物語の関係性についてもっとよく考えた方がいいような気がするけども、気がするだけなのか。
晩、後輩に誘われてPerfumeフェスへ。
電気グルーヴPerfumeという豪華すぎるライブだった。
電気グルーヴはN.Oに感動して、フラッシュバックディスコにうおおとなったり。

そんでPerfume。日本最高峰のエンターテイメント三人娘。
もう1時間ちょいくらいのステージングだったと思うんですが、何から何まで最高って言葉以外ない。
何もかもがかっこよすぎた。
かっこええのに、3人のMCになった途端この時間一生続けと思うほどの朗らかな空気。
ああ、3人の会話まじで最高かよ。
3人とも大好きなのですが、気がつけばかしゆかを目で追っていました。生のかしゆかさんまじで女神っすよ。やべえから。かしゆか半端ない。
あと、のっちが「のっちさんだよー」って話始めたときの最高風速もやばかった。
あ~ちゃんはもう話芸がすげえの。まじすげえ。

セットリストだと大好きなPARTY MAKERに加えてGAMEとPUPPY LOVEが聞けて大満足。生で聞いたGAME超かっこよかった。
PUPPY LOVEは泣いちゃう。本当泣いちゃう。



終わった後、後輩とコンビニでビールとおにぎり買ってそこらへんの適当な場所に座って近況や好きなテレビ番組について喋った時間も尊かった。いい時間だったなあ。

キャンディプロジェクト『贋作 イワンのばか』を見た!

キャンディプロジェクトの『贋作 イワンのばか』を観た!

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 贋作ってことは元があるということで、元はなんだって言えばロシアの文豪トルストイでございまして。といいつつも私はトルストイの作品を読んだこと、ましてや映画等の別メディアに変換されたものも見聞きしたことはありませんでした。

 ということで初トルストイ、初ロシア!

 ロシア経由の作品に触れるなんてt.a.t.u.以来じゃない?Mステドタキャンしてミッシェルガンエレファントが演奏した以来じゃない?

 といっても贋作でございますので、今回贋作を作ったのはキャンディプロジェクトという劇団を主宰されているキャンディ江口さん。原作は読んだことないですが、ところどころに贋作だなーという刻印をつけていきます。それについては後ほど。

  内容は平たく言えば人間vs悪魔でございます。悪魔は人間の堕ちていく姿が大好きなもんで、色々そそのかしては堕とすわけですが、そんな中イワンだけは堕ちていかないんですよ。何故なら彼は馬鹿だから。

 それどころか馬鹿すぎて、周りを助けていき悪魔に堕とされた人々も助けて、そんでハートウォーミングな雰囲気に。もはや聖人じゃねえか!

ということでイワンのあまりの馬鹿っぷりに悪魔は歯ぎしり。しかし手を緩めない悪魔。そのうち、悪魔の攻撃はより激しさを増し、次第にイワンからも人が離れていく。それでもイワンはめげない。というかめげるという感情を知らない。その姿はもはや狂人のようでもある。

 そして悪魔と一騎打ちになるわけだけども、そんな中でもイワンはイワンで悪魔はついにこう叫ぶのです。

 「お前のようになれない。なりたくない。でも少し羨ましい」と。

 

 この贋作イワンのばかでは突然『渡る世間は鬼ばかり』のテーマ曲が流れたり悪魔がバイトしてたらとパロディやギャグも多めで基本的には受け取りやすいエンターテイメントととして仕上げています。

 そのように仕上げながらも、端々から滲み出てくるのがこの「生きづらい世界」にどう向き合うべきなのか?ということについて。

 登場人物たちはこの世界でどうしようもなく生きづらさを感じています。

 それはもっと暮らしをよくしたいって思いだったり、上昇志向であったり、ただ暮らしと向き合ってるだけだったり、ただそれだけなのにどうしようもなく生きづらい。

  この作品でもっとも贋作な部分であろう、ラストの居酒屋で管をまく悪魔達と店員の会話。

 彼らはこの世界のわけのわからなさについて話し合っています。そしてなるようになっていくしかないとも。

 僕はイワンになることはできなくてなりたいとも思えなくて、でもただこんなわけのわかならない世界で辛さを感じることなく生きていけることを羨ましいと思う。

  イワンのばかを通して、じゃあこの世界で生きていくには?ってことまで考えぬいた作品だなーと思いました。

 

 

 別の話。舞台上ではMARASHOUTさんによる生演奏で音楽が奏でられるシーンがいくつかありましたが、シューゲイザーとかエレクトロニカ系の音楽で物凄く好みだった。

 贋作的なパロディなシーンもあれば息を飲むような綺麗なシーンもあって、好きな作品でした。

 雨を霧吹きで表現するのとかよかったなー。